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特別講演 水野 正人 氏
「元気を出そう ~2020年東京大会に向けて~」

アシストフォーラム 特別講演 水野 正人 氏

Guest Speaker

元 東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会 CEO
水野 正人 氏


1943年生まれ。1966年甲南大学経済学部卒業後、美津濃(現:ミズノ)株式会社入社。1988年ミズノ代表取締役社長就任。2004年藍綬褒章を受章。2006年ミズノ代表取締役会長就任。2007年日本オリンピック委員会副会長就任。2011年 東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会 CEOに就任。職に専念するためミズノ代表取締役会長を退任。2013年第125次IOC総会での最終プレゼンテーションで大きな身振り手振りを交えたスピーチを行い、東京オリンピック招致の立役者の1人となった。2014年7月ミズノ株式会社会長に就任。

東京オリンピック・パラリンピックで日本が模範に

世界では、環境問題、流行病、財政危機等、様々な問題がある中、唯一希望が持てるのが日本ではないかと水野氏。オリンピック・パラリンピック開催地としてIOCに立候補しようとした矢先に大震災が起こったが、被災3県の知事からの「復興のためにも、ぜひ開催して欲しい」との言葉に勇気づけられた。

水野氏が考える、日本でオリンピック・パラリンピックを開催する意義は2つ。日本が世界の模範であることを示すこと。安心、安全、清潔な日本で素晴らしい大会を開催し、スポーツが持つ夢、希望、勇気を世界と共有すること。もう1つは、オリンピック・パラリンピックをきっかけに、そこで成し遂げたものを「遺産」として次につなぐこと。

オリンピック・パラリンピック後の社会

特に重要なのは2つ目で、オリンピック・パラリンピックは開催して終わりではなく、その後にどのような社会を築くのかが重要である。競技場などの有形のインフラを開催後も多目的に長年利用できるようにするのはもちろんのこと、無形の文化や教育、環境の改善、さらにはボランティア精神を根付かせるのにも良いきっかけになる。また日本人は外国人にモノが言えないと言われるが、国際交流を刺激することにもつながるだろうし、新規ビジネスの創造も期待できる。

しっかり準備すれば、大会後も、素晴らしい社会が形成される、と締めくくられた。

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