TOP>セミナー/イベント>開催報告>アシストテクニカルフォーラム2014開催報告オープンソース・データベース・セッション

アシストテクニカルフォーラム2014開催報告
オープンソース・データベース・セッション

アシストテクニカルフォーラム2014 オープンソース・データベース・セッション

2014年10月29日、「アシストテクニカルフォーラム2014」を開催し、情報システムの構築/運用に関わる最新の技術情報を、事例やデモンストレーションを交えて紹介しました。当日は900名近くのお客様にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。

全27セッションのうち、オープンソース・データベース関連の5セッションについて、発表内容をご紹介します。

MariaDB 最新技術情報 ~MariaDB Roadshow London 2014より~

2014年9月18日にロンドンで開催された「MariaDB Roadshow London」から、 MariaDB の最新技術動向が紹介された。

最新バージョンである、MariaDB10.0の機能と、来年度リリースが予定されている10.1の変更点について説明があった。MariaDB 10.1には、当社のお客様からリクエストされたエンハンス要求に対応する修正(InnoDBストレージエンジンのページサイズを64KBまで拡張可能)が施されていることを例にあげ、ユーザ側に立った開発体勢が大きく紹介された。

また、マルチマスターの同期レプリケーションを実現するGalera Clusterのデモが実施され、非常に簡単に更新ができるクラスタ環境の構築や運用管理について説明があった。更に、本年10月16日に発表された、Gartner Magic Quadrant の Operational Database Management Sysmtem分野にて「リーダ」の評価を受けるなど、世界でMariaDBに期待が集まっていることが紹介され、日本国内での活用がますます増えていくだろうと意欲を示した。

講師:データベース技術本部 藤原 康博

DBスペシャリストの認定資格 OSS-DB Gold 試験対策

LPI-JAPANのOSS-DB Goldの有資格者である講演者から、OSS-DB Goldの取得を目指す方向けにその対策と技術解説が行われた。

OSS-DB Goldでは、PostgreSQL の内部構造を熟知すること、コマンドの出力結果やログファイルから必要な情報を読み取ること、また、パフォーマンス・チューニングや、トラブル・シューティングなどの総合的なスキルが必要となる。そのため、資格対策だけではなく実務面を考慮した学習が必要であり、PostgreSQLのアーキテクチャを理解した上で、データベースの物理ファイル構造やその設定ポイント、物理障害や性能を考慮したファイルの配置方法、トラブルシューティング例などが説明された。

さらに、PostgreSQL特有のVACUUMの詳細動作やセキュリティ設定、メモリチューニングなど、幅広い範囲の技術ポイントが解説された。最後に、OSS-DB Gold資格によってPostgreSQL技術者の裾野が広がり、PostgreSQLを採用しやすい環境づくりに貢献していきたいと締めくくった。

講師:データベース技術本部 喜田 紘介

徹底検証! PostgreSQL/ Postgres Plus 9.4の実力

海外からのインターネット中継となった本セッションは、2014年4月からイギリスのロンドン郊外に活動拠点を移した講演者が、Postgres Plus 9.4の動作検証結果を、ヨーロッパでのPostgreSQLの動向を交え、解説した。

ヨーロッパ最大手のファッションのショッピングサイトである「Zalando」は、自社の基幹システムでPostgreSQLを採用しており、最大のDBサイズは5TB、シャーディングにて負荷分散させる構成であることが紹介された。PostgreSQL9.4の検証結果では、大規模メモリを安定利用できるhugepage対応、WAL書込みの高速化の効果について報告した。さらに、EnterpriseDB社が提供するPostgres Plusについては、ハッシュ・パーティションやCPUなどのリソースマネージャ機能など、複数のワークロードを安定して実行するためのエンタープライズ向け機能の動作報告がなされた。

セッションの最後に、PostgreSQLの普及を推進するためにヨーロッパの先進事例を紹介したり、コミュニティやEnterpriseDB社との橋渡し役になりたいと意欲を語った。

講師:データベース技術本部 高瀬 洋子

  • Postgres Plus は、EDB Postgres の旧製品名です。

PostgreSQL / Postgres Plusを活用する際に考慮すべき7つのポイント

Oracle Database を標準RDBMSとして利用している企業が、PostgreSQLやPostgres Plus を活用するために必要な「7つ」のポイントについて紹介した。

考慮すべき7つのポイントとは、「適性評価」、「適用効果の試算」、「試使用」、「標準ガイドライン整備」、「適用計画」、「社内展開」、そして「調達」を指す。本セッションでは、当社のコンサルティングサービスの事例からこれらの考慮ポイントや注意点について説明があった。特に、「標準ガイドライン整備」では、「採用および構成選定」、「物理設計」、「運用」、「コーディング」、「データベース移行」の各種ガイドラインから、Oracle Database 利用者が注意しなければならない具体的な技術要素を引用しつつ、そのポイントについて言及した。また、アプリケーションの移行が伴う場合には、SQLやPL/SQL、トランザクション制御などの互換性があるPostgres Plusを採用することで、移行コストやリスクを抑えられることが紹介された。

そして、最後に、Oracle DatabaseとPostgreSQL/Postgres Plus双方を理解しているパートナーと協同することで、円滑に無理なくデータベースの選択肢を広げられると締めくくった。

講師:データベース技術本部 徳原 茂之

  • Postgres Plus は、EDB Postgres の旧製品名です。

PostgreSQLへのスマートなデータ移行とアプリケーション開発

本セッションでは、PostgreSQL/Postgres Plusへデータベースを移行する場合のツールの活用方法について、デモを交えながら解説した。

スキーマなどの定義情報の移行や、移行に伴うアプリケーション開発は、Oracle Database 環境でデファクトスタンダードであるSI ObjectBrowserシリーズによって実現することが示された。また、データ移行時間を短縮させるための方法として、Postgres PlusにあるEDB*LoaderやxDBReplicationを利用した場合の移行時間の比較について紹介された。EDB*Loaderでは移行元からのデータ抽出および移行先へのデータ投入処理を並列化できるため、データ移行時間を大幅に短縮できること、一方xDB Replicationでは、大規模なデータをあらかじめ同期させることで、移行時には差分更新だけで移行が完了することが説明された。また最後に、移行後に発生するSQLレベルでの性能課題を発見し対処できるPostgres Plus Enterprise Manager を利用した、チューニングのデモが実施された。

講師:データベース技術本部 佐々木 美江

  • Postgres Plus は、EDB Postgres の旧製品名です。

関連記事


Facebookで情報をお届けしています

Facebookでは、アシストの「今」を週3回のペースでお届けしています。「めげない、逃げない、あまり儲けない」を合言葉に日々頑張っておりますので、応援よろしくお願いします。



ページの先頭へ戻る