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アシストテクニカルフォーラム2016 「情報活用」セッション

アシストテクニカルフォーラム2016 情報活用 セッション

2016年11月17日、「アシストテクニカルフォーラム2016」を開催しました。現場のなかで磨かれてきた、ビジネスチャンスを生み出す情報システム構築・運用のエッセンスを29セッションに凝縮してお届けしました。

本ページでは、「情報活用」セッションでの発表内容をご紹介します。

Qlik Senseフル活用!データを活かすポイントとは?

情報基盤事業部 綿矢 まり子 / 倉川 絵里

順調に導入実績を伸ばしている「セルフサービスBI」Qlik Senseについて、最新バージョン3.1の新機能を含むデモンストレーションをメインに紹介した。

また、BIツール利用ユーザからよく挙がる課題を、「データ」「表現」「シーン」の3つの視点に分け、Qlik Senseによる解決案を提示した。「データ」では社内外のデータを連携させる方法と分析イメージを、「表現」ではExtensionを用いた様々なチャート表現を、「シーン」ではデバイスに依存しない画面やMashupによるイントラサイトへのチャートの埋め込みを、それぞれデモンストレーションベースで詳しく解説。

最後に、BIプラットフォームとして幅広く利用することができるQlik Senseの魅力について訴え、セッションを締めくくった。

(講師: 情報基盤事業部 綿矢 まり子 / 倉川 絵里)


◎関連製品:Qlik Sense


進化するQlikプラットフォーム ~ QlikViewとオプション製品の活用 ~

情報基盤事業部 松山 晋ノ助

販売開始から8年が経過し、日本市場での認知度が高まり製品としての成熟を迎えてきたQlikViewの魅力を改めてご紹介。トレンドとしてセルフサービスBIが注目されているが、変わらず分析、ガイデッドアナリティクスの提供ニーズも欠かせない要件となっている。

QlikViewは連想技術を中心に作り込み要素に長けた機能を多くもっており、システム主導の情報活用基盤に適した製品である。セッションでは連想技術を改めて説明すると共に、「SET分析」や「並列ステート」といった分析を補助する様々な機能についてデモを交えて紹介した。

また、オプションとしてQlikViewの運用を支える「QlikView Publisher」、レポーティングを可能にする注目のオプション製品「Qlik NPrinting」についてもデモで紹介。Qlik製品は統一されたアーキテクチャの中で、お客様の課題に対して様々な製品、オプションの組み合わせを提案できることを示した。

(講師: 情報基盤事業部 松山 晋ノ助)


◎関連製品QlikView


kintone&Salesforceを他システムと連携させて業務改善を図ろう!

情報基盤事業部 上間 淳尚

近年、営業活動の促進や業務効率化を目的に、手軽にアプリ構築が可能なkintoneやSalesforceといったSaaSサービスを活用する企業が増えている。

これらのSaaSサービスを最大限に活用するにあたっては、利用者の声を迅速に拾い利便性を上げることやSaaSと他システムをシームレスに連携させることが必要である。他システムとの連携においては、SaaSが提供するインターフェイスやAPI を利用して手動でデータ登録したり、APIによるデータ連携をスクラッチ開発で実装しているケースがある。しかし、これらの方式では人手に大きく依存し、SaaSの利便性向上を迅速に進めることは難しいため、SaaSを最大限に活用できていないケースも多い。

本セッションでは、SaaSサービスの中でもkintone、Salesforceに焦点を当て、データ連携ツールであるDataSpiderを利用したそれらSaaSサービスと他システムとのデータ連携について、事例やデモストレーションを交え解説した。

(講師: 情報基盤事業部 上間 淳尚)


◎関連製品DataSpider Servista


クラウド×全社情報活用
プラットフォームWebFOCUS on AWSでここまでできる!

情報基盤事業部 課長 亀井 圭輔

AWSあるいは他のクラウドサービスを検討される企業が増えている中、全社情報活用プラットフォームであるWebFOCUSのクラウド(今回はAWSを想定)への構成例から、セキュリティを考慮したVPN接続の種類や特長を説明。なかでもソフトウェアVPNは手軽に導入が可能ながらも、レスポンス検証の結果からネットワーク負荷も考慮して、用途に応じて接続方法を選択する必要があることを解説した。AWSではロードバランシングやオートスケールの各機能が充実しており、全社で利用することが前提のWebFOCUSを安定して運用できる環境を簡単に構築することができる点をメリットとして紹介した。

また、実際にAWS上のWebFOCUSから社外ユーザにレポートを公開している事例から「オペレーショナルBI」を発展させた「カスタマーダイレクトBI」の仕組み作りにクラウドサービスを活用することを提案した。

(講師: 情報基盤事業部 課長 亀井 圭輔)


◎関連製品WebFocus


ビッグデータ分析をSQLで簡単に! ~ IoTを支える超高速分析用DB Vertica ~

データベース技術本部 河西 大樹

超高速分析処理が可能なVerticaについて、なぜ簡単な運用で高速パフォーマンスを実現できるのかを具体的に解説した。

アーキテクチャにおける一番の特長は、テーブルの内容やSQLを理解して、自動的に最適なデータに並び替えたり、圧縮を行ってくれる点であり、これによりインデックスなどの複雑なチューニングは不要になる。

また、IoT活用に対応すべく、ビッグデータ分析をSQLで簡単に行える機能もVerticaは充実している。センサー機器などから生じる半構造化データをスキーマレスで分析できるFlex Table機能や、SQLで簡単に予測分析を行うことができる機械学習機能などを説明した。

Verticaは高速パフォーマンスを実現できるデータベースの枠を超え、超高速ビッグデータ分析基盤として成長していることを強調してセッションを締めくくった。

(講師: データベース技術本部 河西 大樹)


◎関連製品Vertica


HadoopやSparkでのデータ処理をGUI開発してみませんか?

情報基盤事業部 大久保 薫

ICT業界におけるトレンドとしてIoTやAI、ビックデータなどのトピックが、新たな企業競争力、価値創造の手段として着目を浴びている。それらを支える基盤として、HadoopやSparkといった分散処理技術は有効な手段の一つとなりつつある。

本セッションでは、DMExpressを用いた分散処理基盤におけるデータ連携処理の開発方法について説明。一つの機能として、インテリジェント実行機能はMapReduceやSparkといったフレームワークを意識することなく実行環境を指定するだけで、自動的に製品内部で処理を変換し、各プラットフォーム上で実行が可能となる例を紹介。

より高度化するICTプラットフォームにおいて、既存バッチサーバの高速化から分散処理基盤まで幅広い領域に対応できるDMExpressで、GUIを用いた高品質・高効率なETL処理開発の体験を提案し、セッションを締めくくった。

(講師: 情報基盤事業部 大久保 薫)


◎関連製品Syncsort DMExpress


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