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アシストテクニカルフォーラム2019 「Database」セッション

アシストテクニカルフォーラム2019 「Database」セッション

2019年10月17日、「アシストテクニカルフォーラム2019」を開催しました。現場で磨かれてきたビジネスチャンスを生み出す情報システム構築・運用のエッセンスを、7つのテーマの技術セッションでお届けしました。

本ページでは、「Database」セッションでの発表内容をご紹介します。


「限界性能」の常識をブチ破る究極のデータベースとは

オンプレミスだけでなくクラウドでも本流になりつつあるOracle Exadata Database Machine(以下、Oracle Exadata) へシステムを刷新したが、使いこなせていないという相談も多い。

Oracle Exadataの性能を最大限に引き出すチューニングの基本は、機能を有効活用し、DBサーバで行う処理をストレージサーバにオフロードすることだ。オフロードは、パラレル処理や表のハッシュ結合に加え、従来のチューニングの常識を捨てた「索引を使用しない」ことも大原則である。セッションでは、アシストが実際に対応したOracle Exadataのチューニングステップに沿ってパラレル処理、索引アクセスの見直し、表のハッシュ結合の3つがチューニングの軸であることを提唱した。

(講師: データベース技術本部技術統括部 鶴澤 祐來)


◎関連製品: Oracle Exadata Database Machine


RESTful デザイン・シンキングの基幹システム

本格的なDX時代を迎えた今、基幹システムにおいても従来の発想から脱却し、開発の俊敏性やシステムの柔軟性、開発者の働き方の変化に対応しなければならない。そこでアシストは「RESTful」な開発の考え方に着目。SoE/SoI/SoRの各領域の特性と求められるものを整理しながら、基幹システムを含むSoR領域におけるRESTful実践の具体的な方法を提案。

RESTfulなデザインでの開発方法論、JavaEEの適用方法、普遍的技術の重要性、クラウド活用によるコスト削減及びSoR開発工数削減によるSoR/SoI領域へのコスト転換等に加え、DX時代の新しい開発体制にも言及。信頼性が最重要な基幹システム開発の転換には、単なる開発手法の変更ではなく企業文化の課題として経営の関与協力とコミットメントが必要であると提案して締めくくった。

(講師: データベース技術本部技術統括部 森下 学)


◎関連製品Oracle Cloud Oracle Database


DX時代のデータベースの大本命、EDB Postgresを使いこなせ!

データベース(以下、DB)選択に新たな視点が必要だ。ITを活用したビジネス拡大/差別化/効率化(DX)の要は「アプリ開発」である。例えばクラウドはインフラを省力化しアプリ開発に注力するための重要なピースになった。アプリとインフラの間に立つDBは、省力化と同時に次世代アプリの高い負荷に耐え、開発環境や稼働環境を自由に選べる、アプリとインフラ両方の期待に応えるものでなければならない。

セッションではEDB Postgresの開発ライブラリ群や、DBレイヤで完結するチューニングなど次世代アプリ開発を支えるポイントを紹介した。更にオンプレミスからクラウドまで自由な稼働環境で使うことができ、トータルコスト削減も達成するDX時代の最適なDB製品であるとした。

(講師: データベース技術本部技術統括部 喜田 紘介)


◎関連製品EDB Postgres


“超”現実的に考える!アシスト流Oracle CloudへのDB移行ガイド

2019年5月に東京リージョンが開設されたOracle Cloud。本セッションでは「“超”現実的に考える」というテーマのもと、Oracle Cloudへのデータベース移行について解説した。

「構築と運用」の点では、準備時間の削減や運用負荷の低減が可能なのは周知のことながら、サーバ運用の自由度が高いという特徴もあり、既存システムの仕組みが活かしやすい。「コスト」の点では、実際のシステム移行の例を紹介しながら、他社クラウドと比較して約40%のコストを削減できたこと、「性能」の点でも、検証結果をもとに他社クラウドの半分のコストで約2倍の性能が得られたことを紹介した。こうした特徴から、Oracle Cloudは非常に価格性能比が高いサービスであり、データベースの移行だけではなく既存システム全体の移行も現実的な選択肢であると結論づけた。

(講師: データベース技術本部技術統括部 原田 拓朗)


◎関連製品: Oracle Cloud



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