アシストテクニカルフォーラム2019 「開発」セッション
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2019年10月17日、「アシストテクニカルフォーラム2019」を開催しました。現場で磨かれてきたビジネスチャンスを生み出す情報システム構築・運用のエッセンスを、7つのテーマの技術セッションでお届けしました。
本ページでは、「開発」セッションでの発表内容をご紹介します。
2025年の崖を乗り越える!バッチ処理のモダナイゼーション
「2025年の崖」として、昨今レガシーシステムの再構築が注目されている。本セッションでは、レガシーシステムが
大量に抱える、バッチ処理を刷新するモダナイゼーションにおける課題と期待を整理し、解決するためのポイントを解説した。また、バッチ処理基盤の構造における考慮点を、システム側とアプリケーション側の双方の観点から考察し、バッチ処理エンジンを組み込むシステム化の方式を紹介した。
モダナイゼーションの実例として、バッチ処理エンジンを採用した顧客の事例から導き出される共通点を洗い出して課題解決のポイントに対する関連性を提示し、バッチ処理エンジンが備える特性がどのように課題解決につながるかを解説した。
(講師: 情報基盤技術統括部 宮本 玲)
◎関連製品: Syncsort DMExpress
超高速開発からサーバレスまでをつなぐルールドリブン開発
デジタル化戦略を実現する上で重要なポイントは、いかに既存ビジネスをサービス化し、継続的な改善を含め収益を
上げ続ける為の仕組みにする、アプリケーションアーキテクチャの必要性にある。アプリケーションアーキテクチャとして、ビジネスルールを中心に開発をするルールドリブン開発手法、及びその開発に適したルールベースAIのProgress Corticonと、即断/即決アプリケーションを使用することを推奨。
ビジネスルールをコードレスでProgress Corticonに定義し、即断/即決アプリケーションでWebやExcelの入力フォームを自動生成。これにより、デジタル化戦略のアイディアや属人化した判断、複雑怪奇なオペレーションを素早くシステム化することが可能になる。
(講師: 情報基盤技術統括部 船木 聖人)
◎関連製品:Progress Corticon
SAP2025年問題に伴うシステム移行にデータ連携ツール活用術!
SAP ERPのメインストリームサポートの終了が2025年に迫る中、ユーザー企業の各社においては、後継製品であるS/4 HANAや他のERPへの移行が検討されてきている。
本セッションでは、既存のSAPからのデータ移行手段として、SAPのサービスなどを使用して移行する方法だけにとどまらず、データ連携ツールを活用して移行するアイディアや、実際のユーザー企業における事例を交えて紹介した。また、S/4 HANAへの移行が完了した後も、クラウドやレガシーシステムとのデータ連携は発生する。ただのデータ移行に終わらせることなく、実際のSAPと他システムとの連携事例をベースにした活用のアイディアを合わせて紹介した。
(講師: 情報基盤技術統括部 小林 良平)
◎関連製品:DataSpider Servista
開発のスピードアップを実現!データ仮想化基盤で工期短縮を
システム開発のスピードが企業の競争優位性を左右する今、開発生産性向上に向けた様々な取り組みが進んでいる。その中で思ってもみなかったボトルネックが浮き彫りになってきた。そのひとつが「テストデータ準備」だ。実際の開発やテスト作業の何倍もの時間が「準備」にかかってしまっているという。
Delphixは「データベース仮想化」の技術によりテストデータ準備時間を劇的に短縮させる。さらにストレージの消費を抑えたデータベースの大量複製も可能。つまり、各担当者に専用の作業環境を提供し、開発/テストの並行実施を可能とするのである。本セッションではデモンストレーションと共に、開発生産性向上のボトルネックとなるテストデータ準備の課題を解決し、開発工期短縮を実現する具体的な方法を紹介した。
Delphixは「データベース仮想化」の技術によりテストデータ準備時間を劇的に短縮させる。さらにストレージの消費を抑えたデータベースの大量複製も可能。つまり、各担当者に専用の作業環境を提供し、開発/テストの並行実施を可能とするのである。本セッションではデモンストレーションと共に、開発生産性向上のボトルネックとなるテストデータ準備の課題を解決し、開発工期短縮を実現する具体的な方法を紹介した。
(講師: データベース技術本部技術統括部 拝島 渚)
◎関連製品: Delphix