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アシストテクニカルフォーラム2019 「運用管理」セッション

アシストテクニカルフォーラム2019 「運用管理」セッション

2019年10月17日、「アシストテクニカルフォーラム2019」を開催しました。現場で磨かれてきたビジネスチャンスを生み出す情報システム構築・運用のエッセンスを、7つのテーマの技術セッションでお届けしました。

本ページでは、「運用管理」セッションでの発表内容をご紹介します。


SQL遅延の救急箱!? ~役に立つお薬詰まってます~

Oracle Databaseでのパフォーマンス障害は急に発生するもの。1分1秒でも早い対処が求められるが、何から手をつけるべきなのか。

セッションでは急なパフォーマンス障害発生時に、まず行うべき障害範囲、障害種類の特定方法をステップごとに説明。遅延事象の原因が特定処理による遅延だった場合に実施可能な8つの対処策を、適用ケースとともに試しやすい方法から順に紹介。最後に、これまでのアシストが対応した中で特に効果が高かった対処策ベスト3を紹介して締めくくった。

(講師: サービス事業部サービス統括部 地宗 幸代)


◎関連製品: Oracle Database


初歩のIoTデバイス管理、IT部門はどのように管理、運用に関われるのか

IoT利用の浸透に伴い、製造や建設などの分野では、システム制御・運用に欠かせないOperational Technology(以下、OT)とITとの融合が求められているが、なかなか推進できていない企業が多い。セッションでは、IT部門が主導するOT運用管理をテーマに掲げ、誰が、どう管理すべきかを紹介した。
OTとITとの融合で重要な点は、「システム全体像の把握」と「社内横断的な組織対応」である。IT知識を持つ部門が主導することで、さらにIoTを推進する仕組みが確立する。また、IT運用管理分野において高い市場シェアを誇るJP1から新たにリリースされた、IoT向けに運用管理を最適化するJP1 for IoTの、製品デモンストレーション及び製品検証結果を紹介した。

(講師: システム基盤技術統括部 鈴木 彬哲)


◎関連製品JP1


勘や経験やgrepはもう不要。影響調査はピンポイントで的確に!

継続的に機能追加や仕様変更を繰り返してきたが、ドキュメントが整備されていない。そうしたシステムの影響調査には時間も工数もかかり、時には調査漏れによる障害が発生することもある。

ChangeMinerはソースファイルやデータベースのスキーマ情報などを収集・分析し、プログラムやデータベース間の関連性を可視化。影響調査の工数削減はもちろん、修正範囲が明確になり、テスト範囲を限定し無駄な工数を省くことができる。セッションでは、ChangeMinerが具体的にどのような場面で使われているかを、実際のケースに基づいて紹介。例えば、ChangeMinerでデータベースの項目起点で影響範囲を確認したことで、見落としていた修正対象プログラムを見つけて障害を未然に防いだケースがあった。

(講師: 社長室 永見 絢子)


◎関連製品ChangeMiner


Zabbixラボ!Zabbix 4.0で始めるREST APIモニタリング

Zabbix 4.0 LTSのリリースから1年が経過した。4.0新機能の中でも、REST APIからの監視データ取得機能、表現力が増したマップ、ダッシュボードは、Zabbixでカバーできる範囲を大きく広げる可能性を秘めている。

セッションでは、「Zabbix ≠ IT専用モニタリングツール」という仮説に基づき、IT機器のモニタリング以外に、Zabbixをどこまで活用できるかをテーマにしたアシスト独自の実験結果を紹介した。今回は、実際にREST APIで公開される気象情報、注意報をZabbixで取得し、各地の気象状況を進化したマップを利用して可視化し、収集したデータから翌日以降の気温や降水確率を予測した。

(講師: システム基盤技術統括部 中村 利一)


◎関連製品Zabbix



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