Salesforce データ連携ソリューションをご紹介
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2015年10月15日に、Progress DataDirectのSalesforce連携機能をご紹介するセミナーを開催しました。Salesforceの普及とともに、活用企業ではOffice製品へデータ取り込み、BIツールで可視化、オンプレシステムからのリアルタイムアクセス等、Salesforceのデータ情報活用ニーズが増えてきています。一方、APIによるアプリケーション開発の敷居が高く情報活用の妨げとなっています。
本セミナーでは、まずODBCドライバとして25年以上の実績を持つ、Progress DataDirectのご紹介と、SalesforceへのSQLアクセスが簡単に、コーディングゼロで実現する機能をご覧いただきました。
続くパートナーセッションでは、デジタルスフィア様にDataDirectを用いてSalesforceから抜き出したデータをBIツールでリアルタイムに分析する手法をご紹介いただきました。
最後にSalesforce環境に有効なアシストの取扱い製品として、2,000社以上の採用実績を持ち、データ連携の開発から運用までの機能を搭載したデータ連携製品であるDataSpiderのSalesforce連携機能をご紹介しました。
目次
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アシストの Progressビジネスについて
株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部 プログレス推進部 部長 小林 誠 -
DataDirect Connect ご紹介
株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部 統括部長 西谷 登 -
DataDirect Connect XE for Salesforce デモストレーション
株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部 プログレス推進部 谷 列樹 -
パートナー様ご講演
株式会社デジタルスフィア 代表取締役社長 宮野 浩一 氏 -
DataSpider Servista のSalesforce連携機能のご紹介
株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部 3部 石川 俊朗
アシストの Progressビジネスについて
- スピーカー : 株式会社アシスト 小林 誠
2013年11月に、アシストはProgress Software社の日本における総代理店として活動を開始しました。Progress Software社は、デジタル化の波に対応すべく変革を求められる企業に向けて、システム開発分野、データアクセス・データ接続分野、そしてデジタル・マーケティング分野などにおいて、多彩な戦略的な製品を提供しており、今後日本国内においても皆様に新製品をご紹介していくべく準備を進めています。
さて、本日のテーマとなるSalesforceですが、ビジネスを拡大して競争に打ち勝つことができるプラットフォームとして、その市場は大幅に拡大を続けています。そして、Salesforceのデータにリアルタイムにアクセスすることが、ビジネスの意思決定においても重要な課題となっています。Progress DataDirect(データダイレクト)は、ドライバとして導入するだけで、Salesforceのデータをリレーショナル・データベースのように見ることができる製品です。
さらに、Salesforceにおける業務アプリケーション開発時には業務ロジックの実装が課題となるケースが多々あります。そのような場合にはProgress社のビジネスルール管理システム(BRMS)のProgress Corticon(コーティコン)を利用することで、ノンコーディングで業務ロジックを記述することが可能になります。
Progress Corticonは、保守コストの削減、開発スピードの向上ならびに高品質化を実現するビジネスルール管理システムであり、世界で500社以上で採用されています。昨今ではアメリカの医療保険制度改革(通称:オバマケア)の受給資格システムを最新化するために全米の半数以上の州で採用されるなど、ますます拡大しています。あらゆる業種、業務に活用できるProgress Corticonは、日本においても今後注目されるBRMSです。
DataDirect Connect ご紹介
- スピーカー: 株式会社アシスト 西谷 登
Progress DataDirect Connectは、オンプレミス環境で利用する商用のODBC、JDBCドライバです。多くのデータストアに接続可能であり、各データソーズ毎にネイティブドライバを用意する必要はありません。例えばサポート切れのデータベースから、最新バージョンのデータベースや、クラウド環境にも接続が可能です。
多くの処理において、ネイティブドライバよりも優れた性能を発揮するので、ハードウェア増強やSQLチューニング以外の新たな性能向上手法としての選択肢にもなり得ます。また、複数のデータベースに接続する場合には、データベース毎にドライバをセットアップする必要がないため、1モジュールの導入で対応するDBすべてに接続可能です。
DataDirectは、ODBC、JDBCの規格開発者が開発した製品であり、25年の歴史があります。Fotune 100社のうち96社に採用されているほか、世界中のあらゆる業種の2,500社以上で利用されています。
Salesforceのデータをリアルタイムにアクセスしたい場合には、通常はAPI開発が伴いますが、DataDirectを利用すれば、様々なBIツール、OfficeツールやカスタムアプリケーションからSQLアクセスが簡単に可能になるだけでなく、高いパフォーマンスを発揮します。これにより、導入、展開、保守を含めた総コストも削減することができます。
アシストではSalesforceデータにアクセスする方法として、リアルタイムアクセスであればDataDirectを、バッチでETL連携する場合にはDataSpider Servistaをご提案しています。
DataDirect Connect XE for Salesforce デモンストレーション
- スピーカー : 株式会社アシスト 谷 列樹
Salesforce内のデータをOfficeツールなどで利用したい場合、その実現方法はいくつかありますが、都度手作業が必要であったり、本格的なプログラム開発が必要であったりします。また、BIツールやDWH製品に付属している連携機能もありますが、大きなコストがかかるケースが多いと認識しています。
DataDirect Connect XE for Salesforceを利用すれば、SQL92に準拠した標準的で柔軟なクエリのため、プログラマやエンドユーザに新たな学習を必要としません。また、比較的小規模なプロジェクトから開始することも可能です。
DataDirectを用いて、リアルタイムにSalesforceのデータをMS-Acsessで参照する例を、デモンストレーションでご覧いただきました。
パートナー様 ご講演
「API開発はもう不要!Salesforceへのリアルタイムアクセスはドライバをいれるだけ!
Progress DataDirect アダプタ適用例セミナー」
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スピーカー: 株式会社デジタルスフィア
代表取締役社長 宮野 浩一 様
株式会社デジタルスフィアは、“ITのもたらす恩恵を全ての企業に”をモットーに各種ツールの活用からシステムの開発・構築、およびコンサルティングを行なっています。業務領域としては、基幹システムの構築、DWH、データクレンジング・マスタ統合から各種BIツールを用いて更なる企業の成長への意思決定を加速させる情報分析システムまで多岐にわたります。
Progress DataDirectとは、Salesforceのデータをリアルタイムに踏み込んだ分析をしたいというニーズを満たす手段として出会いました。
Salesforceのレポート機能は、活動を起点とした分析には便利ですが、詳細な分析は厳しいという課題がありました。Salesforceの標準のレポート機能を使うには関連キーの設定が必要ですが、BIツールで分析する場合に物理上関連キーを設定することは殆ど無いため、生成したSQLでエラーとなってしまいます。この悩みを一気に解決してくれたのがProgress DataDirectでした。
Progress DataDirectは、使用環境を選ばず、DBクライアントライブラリが不要なだけでなく、DB製品やバージョンの差異をドライバが補完するため、比較した他社製のドライバに比べても機能的に優れています。また、シンプルなつくりであるため、分析までの工数も比較的少なくて済みますし、可用性が高いので、運用が楽なのです。
SalesforceのデータをProgress DataDirectでリアルタイムに抽出することで、BIツールの豊富な機能を用いて、より多彩な分析が可能になりました。今後は、既存BIシステムのチューニング対策としても積極的にProgress DataDirectを活用して、解決の第一歩としていきたいと考えています。
DataSpider ServistaのSalesforce連携機能のご紹介
- スピーカー : 株式会社アシスト 石川 俊朗
Salesforceは強力なシステムですが、企業内の全ての業務要件がSalesforceで完結するわけではないため、活用していくためには他システムとの連携が不可欠です。しかし、Salesforce専用のローダーはデータの加工機能や他システムとの接続性においては不十分であり、APIを活用するには一定の開発スキルが必要です。
DataSpiderは、データ連携の開発から運用までの機能を搭載したデータ連携製品のデファクトスタンダードであり、Salesforceをはじめ約50種類のデータソースに接続できる専用アダプタを提供します。DataSpiderの採用によりSalesforceを含めた企業内の業務システムとノンプログラミングでデータ連携が可能になり、他業務システムとの連携時にデータ加工も可能になります。GUIベースの開発環境のため、プログラム品質の属人化を排除でき、またデータ変換処理もGUI上で設定可能です。複雑なフローもアイコンを利用して簡単に構築でき、すべての処理が視覚化されて把握しやすくなります。また、様々なデータ連携処理の実行トリガーを備えているため柔軟に対応できます。
DataSpiderの Salesforceアダプタは、Salesforceが提供するAPIを利用して各サービスのデータ操作を行ないます。データ抽出/登録/更新/削除に加えて各種管理機能の呼び出しが可能です。
Salesforceと他のシステムを「つなぐ」データ連携基盤としてDataSpiderを採用することで、Salesforceを更に活用することができます。