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未来につながる情報漏洩対策セミナー 開催報告

未来につながる情報漏洩対策セミナー 開催報告

ワークスタイルの変革、マイナンバー法への対応など、企業を取り巻くIT環境が急速に変化するなか、標的型攻撃や内部不正による情報漏洩事件・事故の話題は尽きません。

本セミナーでは、情報漏洩対策ソフトウェア「秘文シリーズ」がこの夏リニューアルされるのに先立ち、新たなリスクへの対応方法をはじめ、秘文が今後どう変わるのかについて、秘文ユーザ様を中心に約70名のお客様にご聴講いただきました。

基調講演:情報漏えい対策 -再考 ~昨今の事例を交えて~

ソフトバンク・テクノロジー株式会社 シニアセキュリティエバンジェリスト 辻 伸弘 様

情報漏洩は、100%防ぐことができるのでしょうか。無線LANやBluetooth等の便利な機能が増えている現代、それは同時に攻撃者にとっても有利であり情報を窃取されやすい時代になっているとも言えます。

あらゆる脅威が蔓延する中、限られたリソース(人員やコスト等)で企業のセキュリティを強化するには限界があり、確実に守るべき情報を選別した上で、限定した場所に保管することが情報漏洩対策にとって有効な策である、ということを標的型攻撃による情報漏洩事件の経緯やポイントを考察し、デモンストレーションを交えてわかりやすく講演いただきました。

ポイント

  • 守るべき情報の範囲を極小化する
  • 標的型攻撃に遭うことを前提に、早期検知、対処の仕組みづくりが必要


ご参加いただいたお客様から、下記の声をいただきました。

  • 有識者の視点で情報漏洩事件の事例を追うことが出来て良かった
  • C&Cサイト情報といった管理者向けソリューションの現状も知りたい
  • 大変有益。標的型攻撃への対処スタンスが明確に理解できた。実例解説により、深く理解できた
  • リスクは0にならないという事をあらためて認識した

秘文は今後どう変わるのか ~新しい脅威への対策~

1998年、個人ユースの特定フォルダ暗号化ツールとして誕生した秘文は、2005年の個人情報保護法全面施行を前に現在の「秘文AE」となって10年あまり、企業のあらゆるセキュリティニーズにこたえてバージョンアップしてきました。

セッションでは、秘文の開発元である日立ソリューションズ様より、秘文の開発やマーケティングのお立場から、これまでの秘文と今後の秘文についてお話いただきました。秘文の販売パートナーであるアシストからは、直面している新しいセキュリティ課題に秘文で対応した自社事例として、全社無線LAN化に伴うセキュリティ対策についてお話をさせていただきました。

開発責任者が語る新しい秘文が目指す安全な世界

~秘文の開発方針とこれからのロードマップ~


現在7,000社以上の企業で活用されている情報漏洩対策ソリューション「秘文」は、1998年に個人ユースの特定フォルダ暗号化ツールとして誕生し、2003年、大規模企業ユースにも対応できる、現在の「秘文AE」をリリースしました。「秘文AE」は、2005年の個人情報保護法施行を見越し、まずは持ち出し制御と暗号化を軸にユーザが意識せずとも暗号化する強制力と、アプリケーション依存を極力排した透過性を重視する機能で、これまで数多くの企業に採用されてきました。

そしてこの8月、社会情勢とICTの変化、それに伴うセキュリティリスクに対応する新しい「秘文」がリリースされます。従来の情報漏洩防止機能に加え、標的型攻撃への対策を視野に他システムと連携した多層的な防御を強化し、利用者のモラルやリテラシーに依存せず、日々変化するワークスタイルにも対応できる安心・安全なシステム運用を提供していく、これからの秘文の目指す世界について紹介いただきました。


徹底解剖!この夏生まれ変わる秘文のすべて


従来、新たに発生するリスクに対して機能毎に製品化してきた「秘文」は、近年さらに複雑化していくセキュリティ課題をシンプルに解決するべく、この夏新たに生まれ変わります。新しい秘文のコンセプトは、「出さない(秘文 Device Control)」、「見せない(秘文 Data Encryption)」、「放さない(秘文 Data Protection)」。情報を「出さない」秘文 Device Controlは、標的型攻撃に対応すべく、マルウェア検出製品と連携し、デバイス制御機能をより強固にします。

万が一情報が漏れてしまった時にも、「見せない」秘文 Data Encryptionでデータを強制的に暗号化、さらにデータが相手先から漏洩する可能性を想定し、「放さない」秘文 Data Protectionがファイルを後から閲覧停止にして情報を最後まで守ります。より一層情報漏洩防止機能が強化される新しい秘文について、デモンストレーションを交え紹介いただきました。


新たなセキュリティリスクにお気づきですか?

~無線LANの導入に際し、アシストが早急に実施した対策とは~


2014年12月、アシストは全社無線LAN化に伴うセキュリティ対策を実施しました。無線LAN導入当初、外部からの不正アクセス制御の対策は完了していましたが、公衆無線LAN、モバイルWi-Fiルータ、テザリングの使用制御は未着手でした。そこで、アクセスポイントの制御(管理者が許可したアクセスポイントのみ利用可能)、VPN接続の強制(社内セキュリティポリシーの強制適用)、接続ネットワーク制御(社内ネットワーク以外を利用させない、VPN経由なら接続可能)、有線LAN(USBテザリング、Bluetoothテザリング)の制御など、社員が安心してネットワークを利用できる秘文の機能について紹介しました。


セッションにご参加いただいたお客様の声

  • 端末へのセキュリティ対策についての重要性を認識できた。
  • ホットなインシデントに関するセキュリティ対策を聞けて良かった。新秘文についてデモ含めて概要が良くわかった。金額次第では検討していきたい。
  • アシストの秘文の利用事例が参考になった。
  • 実事例をもとに、情報漏洩対策を講演していただき、理解しやすかった。また、秘文製品の新しい機能を知ることができて良かった。
  • 情報漏洩対策に関して、弊社の検討すべき点が1つ見えてきたので良かった。
  • 秘文がわかりやすい製品体系になり、追加機能もとても魅力的。
  • 働き方の変化に対応したネットワーク環境が必要になることがよく認識できた。
  • 現行の秘文ユーザが更改する場合のアプローチ(利点)について、説明があると良かった。

お客様アンケートから

本セミナーでは、ご参加いただいたお客様にアンケートを実施させていただき、65名様より貴重なご回答をいただきました。
ご回答をいただいた3割以上のお客様が、セキュリティ関連の投資が増加しているとお答えになっています。昨今の標的型攻撃事件を意識されてか、従来の暗号化や持ち出し制御に加え、メールからの情報漏洩対策にも関心をお持ちであるとお答えいただいたお客様も多くいらっしゃいました。

アシストでは、今後もお客様のご要望にお応えできるよう、最新の情報をいち早くお客様にお届けしてまいります。


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