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開催報告:最新事例に学ぶ -IoTによるビジネス革新への鍵とは-

開催報告:最新事例に学ぶ -IoTによるビジネス革新への鍵とは-

IoT時代突入で、あらゆる情報があらゆるものと最適につながり、ビジネスの可能性は今後、加速度的に広がっていきます。

今回のセミナーでは、宮下孝夫様(クオリカ株式会社)を基調講演にお迎えし、IoT時代の効率的な生産、設備維持手法について語っていただきました。また、ビッグデータの見える化を行いトラブルの事前予測を行っている吉田聡様(株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ)のご講演、APACにおいて流通製造スペシャリストとして活躍するジェレミー・シム氏、プロダクトストラテジスト 友松哲也氏と、豪華ゲストによる対談も実現しました。

IoT時代の先導者より貴重な情報が届けられたセミナーの内容をご覧ください。

目次

▼大手機械メーカの取り組み事例に見る日本の製造業におけるIoT戦略
    クオリカ株式会社 執行役員(テクノロジーインサイド事業部長)  宮下 孝夫 様

▼TRUST Service Desk IoTとクラウドを活用した新たなサービス体制
    株式会社SCREEN グラフィックアンドプレシジョンソリューションズ
        サービス統轄部 サービスビジネス部 部長  吉田 聡 様

▼IoT時代に求められるデータ連携の勘所とは?
    株式会社アプレッソ プロダクトストラテジスト  友松 哲也 氏
    株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部3部 部長  田中 貴之

▼スペシャリストに訊く!ビッグデータ時代のデータドリブンな意思決定とは?
    Qlik インダストリーソユーションズ ディレクター  ジェレミー・シム 氏
    株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部2部 部長  花井 正樹

大手機械メーカの取り組み事例に見る日本の製造業におけるIoT戦略

クオリカ株式会社 宮下様

クオリカ株式会社 
執行役員(テクノロジーインサイド事業部長)
宮下 孝夫 様



『IoT』・・・2014年当初、バズワードの1つとしてしか捉えられていなかった単語が、今日では目にしない日がないほどに存在感を増しています。そして市場規模の伸びを鑑みるに、IoTは今まさに黎明期です。製造業は製品のコモデティ化や社会問題などに直面しており、モノづくりのみで優位性を確保することは困難です。今こそ、新たな
産業構造への転換が必要です。

モノづくりにおける利益創出のポイントは、従来注目されてこなかったアフターサービスにあると考えています。製品販売後の修理や保守、関連製品販売などのアフターサービスこそ、長期的な利益獲得チャンスであり差別化のポイントです。今IoT導入を検討している企業は、共通して「収益アップ」「付加価値拡大」「コスト削減」「稼働状況の把握」等の目的を掲げています。そしてまた同時に、「どうマネタイズするのか」という悩みも共通して抱えています。
IoT導入を成功に導くには、経営トップ~現場を含めた全社で、明確な目標を持って長期的に取り組むことが必要です。トップがIoTの導入をコミットしている状況下で、目的意識に基づき価値あるデータを収集し、全てを0から作るのではなく既にあるシステムをうまく組合せていくことが、成功に導くと考えます。

と締めくくり、随所でIoTに取り組む企業の事例を数々ご紹介いただきながらご講演いただきました。

TRUST Service Desk IoTとクラウドを活用した新たなサービス体制

株式会社SCREEN 吉田様

株式会社SCREEN
グラフィックアンドプレシジョンソリューションズ
サービス統轄部サービスビジネス部 部長
吉田 聡様


2016年5月、最新のIoT技術を活用したコンタクトセンター「TRUST Service Desk」がリリースされました。より精度の高い障害切り分けと、お客様ごとに最適なアドバイスができるホームドクターと位置付けています。
ここで利用しているソリューション「TRUST Network Service」の中で、お客様の装置における稼働状況を遠隔から見守る「TRUST Guard」がIoTを使っているサービスです。「TRUST Guard」ではプリンタのエラー状況、インク使用量、各種用紙の印刷部数など、トラブル面と運用面の情報をQlikViewを使って総合分析しています。お客様先に訪問せずとも、装置の状態を把握することが可能となり、障害発生の未然防止に役立っています。 また、QlikView NPrintingを利用し、QlikViewで分析した装置情報をExcelでわかりやすくレポート化し、お客様にフィードバックしています。その他、社内のエンジニアに定期レポートを行ったり、特定のエラー発生時には即座にエラーアラートメールを配信するなど、適切なレポート配布を管理しています。

と、IoTを活用したソリューションとその中でのQlik製品の位置づけを図解を用いてご講演いただきました。

IoT時代に求められるデータ連携の勘所とは?

アプレッソ 友松氏

株式会社アプレッソ プロダクトストラテジスト 友松 哲也氏

2005年アプレッソ入社。以降、約10年間 DataSpiderを介して、数多くの データ連携・データ統合の現場を経験。現在は、セゾン情報システムズ にて、最新プロダクト「HULFT IoT」の企画立案を行い、製造業を中心に IoT案件を推進中。

株式会社アシスト 情報基盤事業部製品統括部3部部長 田中 貴之

1998年、アシスト入社。以降、開発支援系メインフレーム製品、BIおよびデータ連携ミドルウェア製品のフィールド・サポート担当を務めた後、 情報系全般のプリセールスリーダーを経験。現在は、DataSpiderをはじめとするデータインテグレーション(DI)系製品の主管業務に従事。 只今、DI分野をもっと盛り上げたいと日々奮闘中。
中年太りの解消とも奮闘中。

アシスト 田中氏

IoTは、ビジネスにイノベーションを起こすという側面に着目して語られることが多いですが、本セッションでは視点を変え、IoTに必要な技術的な概観と実装におけるデータ連携について対談形式でお話しました。

2人のフィールドワークから確信した、IoTの本質と技術的要素、その実装方法をお伝えし、IoT基盤の構築にはフルスタックな技術が必要であることが浮き彫りになりました。内製でもスタートしやすいアプローチとしては、『サービス』と『ツール』を上手く組み合わるという手段を挙げ、その中で データ連携ツールDataSpider の使いどころを事例を交えてご紹介しました。

対談のより詳細な内容は、近日特設ページでご紹介します。

スペシャリストに訊く!ビッグデータ時代のデータドリブンな意思決定とは?

Qlik社 ジェレミー・シム氏

Qlik インダストリーソユーションズ ディレクター  ジェレミー・シム氏

製造・ハイテク業界で20年の経験を持つ。アナリティクスを専門とするサプライチェーン・コンサルタントになる以前は、大手半導体企業のエンジニアとしてキャリアを開始。QlikではAPAC地域で数多くのトップブランドとの協働を進め、顧客企業におけるビジネス上の課題に対するソリューションを提供。

株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部2部 部長 花井 正樹

1996年、アシスト入社。BI/DWHのフィールド・サポート業務を経験後、BI製品の品質管理業務に従事。SFAコンサルタントとして活動した後、 「Qlik」ビジネスの立ち上げに参画。米Qlik社が指名するエバンジェリスト「Qlik Luminary」にパートナー企業からは日本人として唯一、3年連続で選出され、執筆・講演活動を通じてBIのトレンドや顧客成功事例を発信している。
ゴルフ&フィットネスがマイブーム。

アシスト 花井氏

本セッションでは、現在の企業を取り巻くビッグデータを活用した、データドリブン(データ駆動型経営)な意思決定によって企業経営はどう変わるのか、またこれから実践したい企業が取り組むべきポイントはどこなのかを掘り下げました。

事例は、海外でのコンサルティング経験を持つジェレミー氏の豊富な経験の中から、オーストラリアの大手電力会社と大手自動車メーカーのQlik製品を活用した事例についてご紹介いただきました。ジェレミー氏が語る実際に現場で行われている分析業務は、参加者の興味を大いに引くものでした。

データドリブンとは、企業内のビジネスユーザが、データ探索や分析を通じ、データを起点に具体的なアクションを起こすことであり、そしてQlik製品であればそのための理想的な環境が提供できることが示され、セッションは終了しました。

IoTセミナー会場風景

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