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開催報告:変化し続ける「BI分野」の現在と未来、これから目指すべき方向

開催報告:変化し続ける「BI分野」の現在と未来、これから目指すべき方向

近年、BI分野における注目トレンドは激しく変化しています。セルフサービスBIやデータサイエンティストなど、様々な技術や考え方が注目されています。この状況は、ベンダーが主導する一時的な盛り上がりなのか、あるいは企業における情報活用のあり方を革新するものなのか、企業に適用した場合に多くの課題を解決する一手となり得るかなどを見極める必要性があります。

アシストは、長年情報活用をテーマとして非常に多くのお客様に提案活動を実施してきました。中でもWebFOCUSの開発元メーカーであるInformation Builders社とは、35年間にわたって連携し、情報活用に特化した製品を提供してきました。今回のOperational BI Day 2016では、米国での最新トレンド情報やInformation Builders社の最新動向などに加え、変化の激しいトレンドを企業はどう向き合っていくべきなのかをお伝えする内容となりました。

また、実際のWebFOCUSご利用ユーザ様によるパネルディスカションにて、情報活用の実態や今後どう情報活用に取り組んでいくべきか、活発なディスカッションが展開され、会場は大いに盛り上がりました。

目次

▼Information Builders社の最新動向と今後のビジョン、米国最新事例のご紹介
~WebFOCUSの最新情報やBI市場の最先端米国での最新情報やお客様事例について~
Information Builders社 Chief Innovation Officer & Vice President Rado Kotorov氏

▼BI分野の老舗ベンダーが語る情報活用の「これまで」と「これから」
~情報活用のこれまでの変遷とトレンドに左右されにくい付き合い方について~
株式会社アシスト 飯田 類

▼WebFOCUS高速化ソリューション WebFOCUS TurboVのご紹介
~「超大量データの検索」も「リアルタイム検索」も実現できる「ハイブリッド検索」を提供!~
株式会社アシスト 佐伯 宰

▼【パネルディスカッション】BIユーザが語る!情報活用の実態と今後の展望について
~WebFOCUSご利用ユーザ同士の対話を通して実際の「生の声」を聴く!~
【パネリスト】アイシン精機株式会社 様、アース製薬株式会社 様、ナガセ情報開発株式会社 様(五十音順)
【モデレータ】翔泳社 「EnterpriseZine」チーフキュレーター 谷川 耕一様

Information Builders社の最新動向と今後のビジョン、米国最新事例のご紹介

Information Builders社
Chief Innovation Officer & Vice President
Rado Kotorov氏


Rado Kotorov氏はゲーム理論と経済学の博士号をもち、Information Builders社(以下、IB社)のチーフ・イノベーション・オフィサー兼副社長です。
セッションでは、「データこそが最も戦略的な資産である」というポイントでご講演いただきました。

以下、講演内容の抜粋を記載します。

IB社は、シンプルなニーズから誕生し、40年以上さまざまな技術革新を経て生き残ってきました。企業はトレンドを見誤って投資したり重要なトレンドを見逃すと失敗しますが、IB社は常にそのような誤りをしないように取り組んできた結果、アシストと35年にわたるパートナーシップを築けました。

昨今の技術革新を一言で言うとは、「デジタライゼーション」でしょう。データこそが最も戦略的な資産と言えます。今日、皆さんに持ち帰っていただきたいのは、「データはお金になる」ということです。是非ビジネスモデルに、データで収益を得ることを組み込んでいただきたいと考えます。IB社では、日本の製造業で作成したモデルを参考に、データバリューチェーンにおけるデータ管理方法論を提唱していますが、大半の企業では、データを資産とすることに留まり、データを収益化するまでには至っていません。

では、データを収益化するにはどうすれば良いのでしょうか。まず1番目は、すべての従業員がBIを使えるようにすることです。組織を研究する際に最も重要なのは従業員であり、現場の意思決定が、直接コストに関わってくるからです。2番目は、ビッグデータをより多くの顧客獲得に繋げる議論をすることです。現状では、リサーチ段階に留まっている企業が多いのが実情です。最後に、できる限り多くの消費者が自ら分析できるようにすべきです。消費者には、膨大な量のドキュメントが届いていますが、そこには分析可能なデータがたくさん散りばめられています。IB社ではドキュメントに分析機能を備えたファイル“ADF”を提供し、データの有効活用を促進しています。

最後にIB社最新の製品トピックスおよびWebFOCUSのロードマップ情報を提供して、セッションは締めくくられました。

BI分野の老舗ベンダーが語る情報活用の「これまで」と「これから」

株式会社アシスト 飯田 類

20年以上、情報活用への取り組みを実施してきたアシストの目線から、過去からの現在の移り変わりや変化の激しいトレンドとの付き合い方についてお伝えしました。

メインフレーム時代から現在に至るまで、情報活用を取り巻く環境や背景は変化を続けてきました。WebFOCUSはそのなかで、トレンドを吸収しつつも、長年変わらず提唱してきたコンセプト「オペレーショナルBI」とともに、情報活用を定着させるBIプラットフォームとして進化し続けてきました。セッション内ではWebFOCUSが時代とともにどう変遷してきたかについて振り返りながら、最新のWebFOCUS EVOをデモを交えてご紹介しました。

また、過去の傾向から、これから近い将来、情報活用の現場がどう変化していくのか、企業は今、どう対応すべきなのかについてもお伝えしました。
過去から現在まで、発生しては消えていく「トレンド」をどうとらえて見極めるかについてのポイントをご説明し、平時企業がトレンドに対して、どのような姿勢で向き合えばよいのか、メーカーやアシストとどう付き合えばよいのかについてお伝えしました。

WebFOCUS高速化ソリューション WebFOCUS TurboVのご紹介

株式会社アシスト 佐伯 宰

全社情報活用基盤を構築する上で、「レスポンス」、「開発コスト/運用コスト」、「操作性/拡張性」は課題になりがちです。
「WebFOCUS TurboV」は情報活用を高速化する超高速ETLの「DMExpress」、超高速DBの「Vertica」、オペレーショナルBIの「WebFOCUS」が一体となったオールインワン・ソリューションです。

オールインワンの「WebFOCUS TurboV」ならではの特長として以下の2点があります。

・チューニングレスで開発/運用コストを低減しながらも、圧倒的な高速レスポンスを発揮するETL&DB
・あらゆるユーザーが「いつでも」、「どこでも」、「簡単に」、「必要な情報をリアルタイムに活用できる」全社BIプラットフォーム

また、WebFOCUSの開発元であるIB社とアシストとのパートナーシップ締結35周年を記念し、
「WebFOCUS TurboV」に検証環境/開発環境まで含めたパッケージでご提供する「WebFOCUS TurboV
Anniversary Package」
を発表いたしました。

【パネルディスカッション】BIユーザが語る!情報活用の実態と今後の展望について

セミナーの最後は、パネルディスカッション。アイシン精機株式会社、アース製薬株式会社、ナガセ情報開発株式会社のBI担当者様3名をパネリストとしてお招きし、 WebFOCUSの導入経緯や構築時の体験談、社内での利用実態や今後の展望についてざっくばらんにお話いただきました。様々な話題が飛び交い、現在BIを利用中のお客様にも、これから検討されるお客様にも参考にしていただける内容が盛りだくさんでした。

OBIDayのパネルディスカッション風景

パネルディスカッションから一部抜粋

WebFOCUSの導入経緯やきっかけについて
「既存環境からの移行のしやすさを最優先と考え、開発柔軟性の高いWebFOCUSを導入しました」
「WebFOCUSはCPUライセンスのためユーザ数に依存しない点が非常に良いという評価で、導入に至りました」

■使いやすい情報活用基盤を提供するための工夫について
「出来る限りの軸や項目を選択できるように提供し、一般的な利用者から上級者まで利用できるような画面を提供しています」
「使いやすさ、わかりやすさを1番大事にしています。簡単で使いやすく、わかりやすいものを工数をかけてでも提供することで、WebFOCUSを利用する効果を理解してもらうようにしています」

■今後の利用展開について
「大規模データでの展開を考えいます。WebFOCUSのレスポンス検証が必要だと感じています」
「親しみのある面白い画面で、分析機能を提供したいです」
「配信機能に挑戦し、WebFOCUSで新しい形のPUSH型レポートを提供していきたいです」

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