ワークスタイル改革に効く G Suite の最新機能のご紹介

グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
パートナー営業本部　セールスマネージャー
津谷 由里 様

G Suite は、皆さまの会社のドメインで使える Gmail™、ストレージサービスの Google ドライブ™、チャットやテレビ会議として利用できるハングアウト等、コミュニケーションとコラボレーションのプラットフォームです。
本日は G Suite の最新機能と今後の方向性についてお話したいと思います。

皆さんが働いている時間のうち、クリエイティブな仕事ができている時間はどれだけあるでしょうか？毎日仕事をしている中でも、ただ長い会議に出ているとか、資料作成中でも肝心の内容ではなくデザインや画像素材を探すのに時間を取られるといったことはないでしょうか。 G Suite は皆さんがクリエイティブでイノベーティブな仕事時間を増やすためのお手伝いができます。最近の G Suite は機械学習を活用した業務アシスタント機能が使えるようになりました。機械学習のアルゴリズムはたくさんのデータを与えることでパターンを見つけ出し、そのデータに基づいて新しいデータに対する予測を行います。

グーグルは検索、Google フォト™ 、Google マップ™ 等様々なコンシューマー向けサービスで機械学習を活用していますが、それが G Suite の中でも使えるようになってきています。新機能から面白いものを紹介していきます。

＜最新機械学習機能：Gmail のスマートリプライ ＞
Gmail の返信文案を3パターン自動作成してくれます。例えば「資料を送ってください」という内容のメールには、「後で送ります」「持っていません」「今作成中なので、完成したら送ります」というような返信文の候補が作られます。後は選んで送信ボタンを押すだけです。現在提供を開始している英語版の Gmail については、既に Gmail 同士でやり取りされているうちの1割以上のメールで既に スマートリプライ が使われています。

＜最新機械学習機能： Google カレンダー™の 時間を探す ＞
皆さん複数名のミーティングの予定セットには苦労されているのではないかと思います。この機能は、ミーティングの参加メンバーを選んで実施期限をセットすれば、参加者が参加できて、ちょうど良いサイズの会議室が開いている日程を探し出してサジェストしてくれます。もし期限内に予定が合わないときは、一番予定を調整しやすそうな時間もサジェストしてくれます。

＜最新機械学習機能： Google スプレッドシート の データ探索 ＞
スプレッドシート データを入れていくと、そのデータに合ったグラフを自動的に作成してくれます。自分が普段作るグラフとは違うグラフも提示されるため、今までとは違う角度の分析も可能になり、新たな発見があるかもしれません。

＜最新機械学習機能： Google スライド の データ探索 ＞
人はプレゼン資料作成にかける時間の多くを見た目を良くするために使っていると言われています。この機能は見栄えを良くするレイアウトを複数パターン自動作成し、サジェストしてくれます。デザインに自信がない人も本当に重要なのは中身の作成に集中できます。

＜最新機械学習機能：Google Cloud Search の新機能＞
Google のミッションは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」というものですが、今までのように検索をしなくても、必要な情報が届くようになればもっと便利ですよね。 Google Cloud Search は G Suite で扱う全てのデータの横断検索ができるサービスですが、これに機械学習が加わったことで、例えば営業会議でいつも見ているフォーキャストレポートを、営業会議が近づくと表示してくれる、というようなことが実現しました。 Google カレンダーに今日のセミナー講演の予定を入れていれば、今までのアシストとのメールのやり取りのスレッドや、共有したドキュメント、講演資料を一覧表示してくれます。

人間は労働時間のかなりの多くの時間を必要な情報を探すことに使っているそうです。この探す時間を機械学習により短縮させ、さらに定型的な業務は G Suite の機械学習に代わりにやってもらう、そういうことでクリエイティブな仕事の時間を増やすことができます。働き方改革をする際に、会社の制度を変えるのはとても時間がかかりますが、G Suite に定型業務をオフロードすることで、個人の時間の使い方を変えることはすぐに始められます。