Apache Log4j脆弱性に関する影響 (Vertica)
Apache Log4j脆弱性に関するVerticaへの影響についてまとめたページです。
対象製品
Vertica
対象バージョン
すべてのバージョン
製品利用上の影響、考慮点
以下においてlog4jのライブラリが利用されています。
- Vertica
- Management Console(MC)
サポート保守料金への影響有無
なし
メーカーからの案内内容(リンク等)
https://portal.microfocus.com/s/article/KM000003476
影響ある場合の対応策
以下いずれかの対応策を実施する必要があります。
①HotFixの適用
VerticaとMC 11.0、10.1、10.0、9.3、9.2 は、HotFixがリリースされています。HotFixがリリースされない 9.1 以前は、HotFixがリリースされるバージョンまでバージョンアップが必要です。
※VerticaのバージョンアップとHotFix適用の手順は同一です。
いずれもVerticaのモジュール自体を置換える必要があります。
VerticaとMCのバージョンアップ手順は、以下をご確認ください。
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/verup/
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/verup_mc/
②Workaroundの実行
Workaroundに掲載されている、手順1~5の該当条件がバージョンや利用機能、導入環境によって異なります。手順1~5 の該当条件に合致する場合は、上記「KM000003476」のWorkaroundに掲載されている、回避策を実行してください。
回避策の実行による、VerticaとMCへの機能的な影響はありません。
【Workaroundの該当条件】
手順1:Vertica7.2以降が対象
手順2:MC8.0以降が対象
手順3:MC9.3以降が対象
手順4:/opt/vertica/packages/hcat/lib配下に、log4jを含むファイルがある場合が対象
※VerticaとHadoopを連携している/していた 場合のみ生成される★
手順5:/var/opt/vconsole/MCClient.jarがある場合が対象
※クラウド環境でマーケットプレイスから構築した場合のみ生成される★
例1:Vertica9.3、MC9.3 を利用している。
VerticaとHadoopを連携していない。
物理環境を利用している。
→Workaroundの手順1、2、3 の回避策を実行
例2:Vertica7.2、MC7.2 を利用している。
VerticaとHadoopを連携している。
仮想環境を利用している。
→Workaroundの手順1、4 の回避策を実行
例3:Vertica8.0、MC8.0 を利用している。
VerticaとHadoopを連携していない。
AWS環境でマーケットプレイスから構築した。
→Workaroundの手順1、2、5 の回避策を実行
例4:Vertica7.1、MC7.1 を利用している。
VerticaとHadoopを連携していない。
物理環境を利用している。
→Workaroundの対応は必要なし
補足事項
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