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NTTグループ10万人超が活用するBI基盤 ~24時間365日 意思決定を支えるグループ共通経理システム~

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社

導入製品/サービス…
WebFOCUS  

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社:WebFOCUS 導入事例

<取材協力>
NTTグループ 共通経理プロジェクト

NTTグループ全体の価値向上、経営効率化を資する基盤の提供をミッションとするNTTコムウェア。グループ53社10万人を超える利用者を対象とした共通経理システムの更改に伴い、レポーティング基盤を刷新。エンタープライズ規模で利用可能な高可用性やライセンス体系、柔軟なセキュリティ設定などが評価され、WebFOCUS が採用されました。
10万人を超える国内最大規模の利用者数にも関わらず安定稼働しており、NTTグループの経理業務を支えています。

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社

導入のポイント


1.共通経理システムの帳票機能としてシームレスな組み込みを実現
2.複雑なセキュリティ要件を実現し、大規模利用をサポート
3.利便性の向上により、決算チェック業務が大幅に効率化しタイムリーな経営判断に貢献


課題

  • 旧システムは入出力機能毎のインターフェースが統一されておらず操作が煩雑
  • 照会機能を改修する度にERPのアドオン開発が必要なためコストが発生
  • 経理業務のシェアード化により一人が複数企業の業務を代行するが、担当企業ごとにログイン/ログオフを繰り返す必要があり業務が非効率

対策

  • 一連の入出力業務と違和感のないインターフェースを実装し、操作性を統一
  • アドオン開発の手法を一元化し、画面照会系をWebFOCUSに統一
  • 既存のポータルとSSO連携、役職や職責に応じたメニューの自動表示など複雑なセキュリティ制御を実現

効果

  • わかりやすいインターフェースとなって利便性が向上。問い合わせやトラブルはほとんどなく安定稼働
  • アドオン開発が不要になり、コスト削減を実現
  • 権限に応じたセキュリティ制御により誤操作を防止。操作性向上により決算チェック業務の工数を削減

システム概要



NTTグループ共通経理システムの更改とともにレポーティング基盤を刷新


レポーティング基盤の刷新においては、NTTグループにおけるバックオフィス業務のシェアードサービスや会計系の業務を担うエヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ株式会社が主管となり、実際のシステム設計・開発・運用・保守を、NTTグループのIT戦略の策定とグループ共通システムの開発を担うエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)が行いました。

── NTTグループの共通経理システムについてお聞かせください。

1988年以降、共通経理システムはNTTグループの変遷とともに更改を重ねて利用されてきました。2008年4月にカットオーバーした旧システムでは、各社のシステムをERPで統一するドラスティックな変化があり、ERPとしては世界最大級といえる規模のものでした。旧システム利用から7年経過した2015年に、ハードウェアの老朽化やソフトウェアの更新対応が必要になったため、今回のシステム更改が決まりました。

── 旧共通経理システムにはどのような課題がありましたか。

伝票入力から帳票出力までの一連の操作の中で、画面がJavaベースだったり、HTMLだったりとインターフェースに一貫性がなく、画面が変わるごとに利用者が迷うなど、操作性に問題がありました。Webベースではなく、クライアントPCにモジュールのインストールが必要なことも重なり、利用者にとっては少し敷居が高く、恒常的に問い合わせが発生していました。

── 経理業務はシェアード化を推進されていますね。

NTTグループ全体で推進しており、経理業務委託会社にてグループ各社の経理業務を代行しています。1人の担当者が何社もの業務を代行しますが、旧システムでは担当企業や職責によってメニューが自動的に切り替わる、などの制御ができませんでした。「自分が今どの会社のどのような職責で業務を代行しているのか」がわかりにくく、確かめるためには一度ログオフしてから再度ログインするしか方法がないという……、なんとも非効率な状況でした。

── 経理業務効率化に向けて何が必要だったのでしょうか。

決算チェックの業務はデータの確認工程にとても手間がかかります。データのチェックツールがグループ各社で統一されていない点も、決算処理の迅速化を妨げる要因でした。グループ全体に影響する経理業務を効率化するためには、ユーザーの利便性を向上し、誰もが使いやすく、リアルタイムにデータの処理が可能なレポーティング環境が求められていました。


10万人を超える大規模での運用が可能なレポーティング基盤としてWebFOCUSを導入


── 大規模運用で重視された点をお聞かせください。

サービスの安定性を確保することが重要でした。決算期には膨大なデータ検索が発生しますので、検索結果が返ってこないという事態は避けなければなりません。リアルタイムに検索結果を返すオンライン検索と、大量データ検索用のバックグラウンド検索を両立させることが必要だったのです。また、将来的なユーザー数の増加に備えてスケールアウトが容易なことや、サーバーの負荷を考慮してレポート実行数を細かく制御できるなど、大規模での運用を担保できる機能面の裏付けが必要でした。

── 経理業務代行時の問題についてはいかがでしたか。

グループ各社で利用する以上、複雑なセキュリティ要件に柔軟に対応できる必要があります。ポータル画面とシングルサインオンでシームレスに連携し、メニューを選択するだけで適切な権限を自動的に継承できる仕組みを検討しました。担当者が迷うことなく業務に集中できるようにしたかったのです。

── サポート面も重視されたそうですが。

共通経理システムのグループ内での位置付けは非常に重要で、長期にわたる安定運用が求められます。レポーティング基盤に関しても、利用バージョン不問でエラー発生時に問い合わせできる、定期的に修正モジュールが提供される、技術支援サービスを通じてノウハウが提供される、といったサポートサービスは長期間の運用に安心感を与えてくれます。このような観点から検討した結果、WebFOCUSに決定しました。

── 構築ではどのような工夫をされましたか。

プロジェクトの体制面では、製品選定/性能検証を実施する専属のチームを設置しました、環境構築、業務開発を担当するチームと連携しながらWebFOCUSのノウハウを集約したことが、共通仕様の設計や帳票開発の実装に役立ちましたね。

構築時には要件定義を最も重視しました。開発前に、アシストに何度も協力してもらい、当社が要求するレベルのセキュリティや性能面の要件をクリアし、どこまでWebFOCUSが使えるのか?を徹底的に検討した結果、確証をもって開発を進めることができたのです。また、開発時にはプロトタイプ画面を作成し、ユーザーレビューを実施しました。手戻りなくユーザーの要求を先にくみ取ることができましたので、利便性の向上という目的を果たす上で、大きな効果を発揮してくれました。


決算業務チェックサイクルを効率化。リアルタイムな決算処理を実現


── WebFOCUSの活用シーンをお聞かせください。

リアルタイムなデータ照会が必要なケースで、総勘定元帳をはじめとした全体の約1/5にあたる100帳票で活用されています。照会だけではなく、必要に応じてExcelやcsvにダウンロードする機能も備えています。また、データを検索する際は出力サイズや処理時間に基準を設けており、オンライン検索かバックグラウンド検索かを制御していますので、決算業務の繁忙期でも確実に検索結果を返す環境を整えています。

── 業務面ではどのような変化がありましたか。

入力から出力までのインターフェースが統一されたことや、メニューを選択するだけで必要な権限に応じた業務代行が可能になり、操作性は大きく向上しています。また、ドリルダウンやドリルスルーの操作でデータの確認も容易になりました。さらに、決算データのチェックを画面上で完結でき、データのチェックツールが統一されたこともあわせて、決算期間を短縮し、懸案だった決算業務の効率化を実現しています。

── 今後についてお聞かせください。

新共通経理システムは2017年4月にサービスを開始し、2017年度末の決算期には多い日で2,000件を超えるアクセスがありましたが、年度末決算を円滑に処理することができました。サービス開始以降、WebFOCUSに関連する問い合わせはほとんどなく、知らず知らずのうちにグループ内に定着しています。今後もNTTグループの経理業務を支え、タイムリーな意思決定に貢献する安定的な運用を目指します。


  • 本事例は取材時の内容に基づくものです。
  • 製品内容は、予告なく変更される場合があります。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


エヌ・ティ・ティ・コムウェア様のインタビュー記事(PDF)はこちら



エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社様へお話をお聞きしたインタビュー記事をPDFでお読みいただけます。


 






お客様情報

※お客様情報は取材時の内容に基づくものです。

会社名 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
概要 「心をつなぐ、社会をつなぐ」をスローガンに、便利で安心、より楽しく、温もりのある豊かなコミュニケーション社会の実現に向けて、通信インフラや、企業の根幹を支える業務システム、顧客情報管理の大規模なデータベースなど、「日本のコミュニケーション」を支えるさまざまなICTソリューションを展開しています。
本社 東京都港区港南1-9-1 NTT品川TWINS アネックスビル
設立 1997年9月1日
資本金 200億円
従業員数 6,315名(2018年3月末現在)
URL https://www.nttcom.co.jp/
取材日 2018年6月

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