SiteScope
SiteScopeの便利な「0ポイント」モニタたち
SiteScopeは、監視項目の数に応じて課金されるというポイント制ライセンスを採用しています。実はモニタの中には必要なライセンスが「0ポイント」のモニタがいくつか存在します。
これらの「0ポイント」モニタを活用いただくことで、複数監視モニタを組み合わせることができ、より便利に監視を実行できます。
SiteScopeの「0ポイント」モニタの種類はいくつかありますが、本ページでは既存ユーザ様でもよく活用されている、「eビジネストランザクションモニタ」について、ご紹介します。
eビジネストランザクションモニタ
概要
複数のモニタを順番に実行させることができるモニタ
活用メリット
個々の監視モニタは独立して動作するため、監視を順序づけることは出来ませんが、eビジネストランザクションモニタを活用することでビジネスロジックに合わせた順序のある監視を行うことが可能です。
活用例
~ECサイトの「お問い合わせ」フォームの監視~
- URLシーケンスモニタでWeb上のフォームから「お問い合わせ」を実施し正常に受付完了ページが表示されることを監視。
- データベースクエリモニタで、お問い合わせデータが登録されたことを監視。
- メールモニタで、受付された事がユーザに通知されるメールが送信されることを監視。
設定手順
eビジネストランザクションモニタの実行頻度に応じて、定義された順番に複数モニタが実行されます。
- 1.モニタを管理するためのグループを作成します。
- 2.複数のモニタを、グループ内に実行したい順序で作成します。
- 3.上記のモニタの実行頻度を「0分」に変更します。
- 4.eビジネストランザクションモニタを新規作成し、1.で作成したグループを「項目の設定」の箇所で選択します。
他の0ポイントモニタ
他にも「0ポイント」のモニタには、コンポジットモニタ、フォーミュラコンポジットモニタがあります。
コンポジットモニタ
概要
任意の複数のモニタの監視ステータス(エラー・警告・正常)のパーセントをレポートしてくれるモニタ
活用メリット
単体での発生は問題のないエラーでも、複数同時にエラーが発生すると問題となる事象を迅速に検知することができます。
フォーミュラコンポジットモニタ
概要
任意の2つのモニタの監視結果を加減乗除し、計算結果を得られるモニタ
活用メリット
データベース監視やネットワーク機器のSNMP監視を行っている際、単純に得られた値を監視するのではなく、その値から比率などを計算しないと監視として意味を成さないケースがあります。このモニタを利用することでそれらの値を導き出し、アラートとして設定することができます。
- ※ただし、フォーミュラコンポジットモニタで計算対象に出来るのはデータベースクエリモニタ、MicrosoftWindowsパフォーマンスカウンタモニタ、スクリプトモニタ、SNMPモニタの計4種類のみです。