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データマネタイズによる競争力強化とは

2018年9月に経済産業省が発表した『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』により、データを活用して自社の競争力を強化する取り組みが広がっています。

また、DXの推進にともなって、データを自社の経営資源として新たな「収益化(マネタイズ)」に取り組む企業も増えています。

そこで本記事では、これまでにアシストがご支援したお客様の先進的な事例をもとに、データ活用から収益化につなげていくヒントをご紹介していきます。

データマネタイズとは

マネタイズとは、広くは「収益化」を指す単語です。

本記事では、社内外のデータを経営資源として活用することで、事業として収益化を実現しているケースをデータマネタイズと呼んでいます。

「データを使って収益化する」というと、情報銀行をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

情報銀行については多くの解説ページがあるため詳細な説明は割愛しますが、概要としては購買履歴やヘルスケアデータなどの個人情報を、個人が特定できないようにマスキングした上で銀行(※)に預け、それを事業者が利用すると個人情報の持ち主に利子が支払われる(※)という仕組みです。

  • 「銀行」や「利子の支払い」は簡略化したイメージをお伝えするための表現のため、正確ではありません。詳細は下記をご覧ください。
    https://nippon-platform.co.jp/consortium/

本記事では、具体的な実践事例として

●IoTデータの活用によって既存の自社サービスの付加価値を上げてデータマネタイズを実現したケース

の事例をご紹介します。

<データマネタイズ事例> IoTデータの活用で既存サービスの付加価値を向上

イカリ消毒株式会社

イカリ消毒株式会社(以下、イカリ消毒)様は、1959年の設立以来、「美しい街づくり」の理念の下、全国100ヵ所以上の営業拠点から安心/安全な環境を創造する様々な取り組みを続けられています。

食品をはじめ、高度な衛生環境を求めるあらゆる企業/団体向けの防虫/防鼠、防菌といった総合衛生事業において、イカリ消毒様は業界トップクラスの実績を誇っています。

イカリ消毒様では業界初の仕組みとして、IoTを活用して有害生物をリアルタイムに監視し、24時間体制で一元管理する次世代型のオンライン環境衛生システム「CXシステム 」を提供しています。このサービスでは、顧客に対して即時性とデータの長期保存性を両立した情報活用を提供してきました。

IoTデータのさらなる活用と、CXシステムのサービス品質向上を目指すなかで、ポータルサイトを全面的にリニューアルすることを決定、しかしスクラッチ開発では長い開発期間を要することから、アジャイル型で開発効率の高いWebFOCUS でポータルサイトを内製することを選択されました。

これにより、新CXシステムではこれまで以上に優れた直感的な操作性と視認性を提供。顧客向けサービスの品質向上を競争力に、さらなるユーザー数の拡大を目指しています。

このように、イカリ消毒様では自社が保有するIoTデータを利便性の高い情報コンテンツに変換して顧客に提供することで、データマネタイズを実現されています。

まとめ

ビッグデータは、様々な業界で売上増、コスト削減、業務効率化などを目的に活用されていますが、その多くは社内での利活用に留まっています。

『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』の中でも、新たなデジタル技術を活用してどのようにビジネスを変革していくか、具体的な方向性を模索している段階の企業が多いことが明らかにされています。

本記事では、自社の強みとデータを組み合わせることで、新たなビジネスモデルの創造、自社のサービス強化を実現されたお客様を紹介しましたが、データマネタイズにおいては戦略とそれにマッチした仕組み作りが不可欠です。

アシストでは、創業以来培ってきたデータ活用のノウハウを活かしたデータのマネタイズや、オープンデータやセンサーデータ等、これまで活用しきれていなかったデータを価値のある情報に変換し、収益化を目指すお客様のご支援が可能です。データの活用に取り組まれる際は、ぜひアシストにご相談ください!

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