開催報告:DataSpiderユーザ会 in 大阪
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2016年9月15日、アシスト西日本支社(大阪市)にて第1回 DataSpiderユーザ会を開催しました。お蔭様で西日本においてDataSpider Servista
(以下、DataSpider)利用ユーザ社数も100社を超え、データベースやExcel、メールやBIツール連携だけでなく、ERPやクラウドなど、多くのデータストアやサービスとの連携基盤としてDataSpiderをご利用いただくようになって参りました。今回、大阪では初となるDataSpiderのユーザ会ということで、メーカーであるアプレッソ様よりDataSpiderのロードマップをご説明いただくとともに、アシストからは既存機能の活用術をご紹介しました。また、ユーザ様同士で交流いただくための座談会、懇親会をご用意し、普段DataSpiderをどのように活用し、どのような所で困っているかなど、ざっくばらんに意見交換していただきました。
DataSpiderの最新事例とロードマップのご紹介
データ連携のトレンドは、2005年頃のSOAから、2010年頃にはクラウドへ、そして最近ではIoTへと変化してきており、その流れに伴いIT部門では大規模なデータ連携の基盤化が進む一方、業務部門ではデータ連携が日常化してきています。 |
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DataSpiderをさらなる活用へ向けた既存機能活用術
株式会社アシスト 情報基盤事業部 製品統括部 技術3部 課長 小林 良平 |
システムが多様化し、クラウドが台頭する中で、様々なインターフェース、API、サービスが乱立してきています。DataSpiderにより「各種アダプタによる多様なデータソース対応」、「統一した開発環境による連携処理の一元管理」、「連携処理の可視化によるメンテナンスの効率化」といった効果が得られる上、様々なインターフェース、API、サービスと連携することも可能となります。
ここまではご存じの方も多いのですが、実はDataSpiderの「トリガー機能」を有効活用することで、DataSpiderをデータ連携基盤としてだけでなく、「サービス連携基盤」としてさらなる活用をすることもできます。DataSpiderのトリガーに対して、決まったフォーマットのデータを投入する仕組みにすることで、スクリプトを最小化することができ、様々なシステムと連携可能なサービス基盤としてご利用いただくことも可能となり、IoTやSaaS連携など、スピード感が求められるシステムにおいては有効と考えられます。
また、V4.0 SP1から利用可能な「マルチストリームコンバータ」により、従来であればSQLで実装していたような集計、結合、ソート等の処理を専用アイコンで簡単に実装できるようになり、さらなる処理の高速化も実現しました。最新バージョンへのバージョンアップでこの機能をご利用いただけます。
座談会
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当日ご参加いただいた十数名のDataSpiderユーザ様に3つのグループに分かれていただき、グループ内でDataSpiderに関する意見交換を実施いただきました。以下の内容について、付箋を模造紙に貼り付けながら説明していただくスタイルで座談会を行いました。 |
海外拠点とのデータ連携方法や、DataSpiderのスクリプト開発時の標準化の話など、各社の悩みや課題、実装方法等で非常に盛り上がりをみせていました。またDataSpiderのメーカーであるアプレッソ様にも各席に同席いただいていたこともあり、DataSpiderの製品機能について多くのご意見やご要望が挙げられていました。
座談会自体は1時間程度でしたが、お話し足りないご様子で、その後の懇親会でも各社様活発に意見交換されていらっしゃいました。 |
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DataSpider Servistaについて
DataSpider Servistaは、異なるシステムのデータやアプリケーションをノンプログラミングで「つくらずにつなぐ」データ連携(EAI)ツールです。アイコンを使用した簡単開発、充実した運用管理機能で連携処理の自動化を実現。DataSpiderなら、開発生産性の向上と運用コストの低減を図れます。 |