運用自動化が進まない! 着実に運用自動化を進める具体的な方法とは?
運用自動化を進めようとしても「業務の現状把握や標準化、棚卸に多くの工数がかかり、なかなか自動化が進まない」という課題に直面することはありませんか?ここでは、ランブックオートメーションの概要と得られる効果、そして運用自動化を「失敗せず」「スムーズに」「効果的に」進める具体的な実現手順についてご紹介します。
また、本コラム最終ページでは、「運用自動化のお役立ち資料」がダウンロードできます。
是非、最後までご覧ください。
ランブックオートメーション(RBA)とは?
ランブックオートメーション(RBA)とは、運用保守に関する定型作業を自動化する技術のことです。例えば、サーバ再起動時に必要となる、「関連アプリケーションの再起動から作業完了後の報告メール、作業証跡の記録」など一連の作業の自動化が可能です。これまで、ジョブ管理ツールなどでスケジュール通りのバッチ/スクリプト処理は自動化される一方、日々のシステムメンテナンスや障害対応は、人手で行われてきました。ジョブ管理もランブックオートメーションも「業務自動化」という目的は同じですが、自動化する処理の対象や内容はまったく異なります。
運用自動化で得られる3つの効果
オペレーションミス防止でサービスの品質を維持/向上、機会損失を防ぐ
安定運用が当たり前だと思われがちのシステム運用ですが、人手の作業項目やフローが多くなるほどオペレーションミスは発生しやすく、システム遅延や業務へ影響をおよぼします。定型的な作業を自動化することで、人手によるオペレーションミスを防止でき、サービス品質の維持・向上、機会損失防止が可能です。 |
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コスト削減と業務の安定運用を両立する
仮想化技術やクラウドなど新しい技術の浸透で、数年前までは発生していなかった運用業務や手順の複雑化により担当者の業務工数は大幅に増えています。それにも関わらず、限られたメンバーで安定運用かつコスト・工数削減が求められます。日々の運用業務を自動化することで、コスト削減と安定運用を実現します。 |
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災害時の運用人員確保(BCP対策) としても活用できる
BCP対策として重要なのは、「できるだけシステムを止めず、いかに早く復旧するか」ということですが、いざという時にシステム専任のエンジニアや担当者がその場にいるとは限りません。DRサイト切り替え後の初動対応を自動化することで、担当者以外でも対応可能となり、業務の継続性を高めます。 |
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運用自動化で課題になるのが「棚卸」
現状の棚卸や標準化には莫大な工数がかかってしまう
自動化を検討する際、まずは「現状の運用棚卸」や「手順の標準化」から着手するというお客様は多く、運用自動化のスタートとしても王道の進め方です。しかし、運用の棚卸や標準化は、様々な担当者との調整や協力が必要となり、莫大な工数がかかります。日々の運用で多忙な担当者にとってみれば、現状の運用洗い出しは「今すぐにしなくても業務に影響がでるわけでない」ので優先度は低く、なかなか進みません。あなたの部署も、棚卸や標準化からスタートして自動化が思うように進まず、今もオペレーションミスの発生や安定運用に関する課題は残ったままになっていませんか?
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「失敗せず」「スムーズに」「効果的に」運用自動化を進めるには
どうすればよいでしょうか?
ITサービスマネジメントに関するその他の課題
- 運用自動化でオペレーションミスを劇的に削減
- 【BCP対策】「人」の対応を前提としない、DRサイト運用自動化を実現
- インシデント管理の業務改善
- システムイベントの管理強化
- ヘルプデスク業務の可視化/改善
- 構成管理データベース(CMDB)の構築/改善
- サービスデスク、インシデント管理の情報蓄積/共有
- サービスデスクの確立と整備
- ヘルプデスクのスキルアップと脱「属人化」
- RPA導入で思ったより効果が出ない理由と対策
- JP1/AJS3ジョブ運用のリスクアセスメント
- インシデント対応のスピード向上/生産性向上
- GUI操作を含むオペレーション業務の自動化
- マスターデータ登録(移行)作業の自動化
- IT部門のビジネス貢献に向けて
- IT部門から OTxITを進める初めの一歩
- DXのために運用部門が今、やるべきこととは
- 運用管理ソフトJP1のバージョンアップ
- 運用管理ソフトJP1への移行(マイグレーション)
- IT運用管理の可視化 『千里眼』