会社PCを持ち出さないBCP対策
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BCP対策の課題
ITにおけるBCP対策の第一歩は、優れた耐震性や電源設備等を備えたデータセンターに、業務継続に必要なシステムを設置するということです。
しかし、東日本大震災で多くの企業が経験したように、たとえ重要な業務システムがデータセンターで守られていても、社員がそのシステムへアクセスできる環境が整っていなければ業務継続は困難です。
BCP対策は、クライアント仮想化が有効
近年、有効なBCP対策として注目されているのが「クライアント仮想化」です。
クライアント仮想化の技術を使うと、ユーザの業務環境はすべてデータセンター側で集中管理されます。すると、会社貸与のPCだけでなく、自宅PCやタブレットなど、あらゆるデバイスから業務環境へアクセスできるようになります。つまり、「特定の端末がなければ仕事ができない」といった悩みが解消され、大規模災害やパンデミックにより事業所が利用できない場合や、自宅待機を余儀なくされた場合であっても、手元のデバイスを使って業務を再開することができます。
管理者の運用工数も大幅に削減します。ユーザの業務環境は一括管理されているため、これまで個々に行っていたセキュリティパッチやポリシーの適用、アプリケーションのバージョンアップ、データのバックアップ作業などは管理者が意図したタイミングで行うことができます。
クライアント仮想化なら、ユーザに依存しないITガバナンスの徹底、データの保全、社員のBYODを実現します。
クライアント仮想化製品「Ericom」が課題を解決
災害やパンデミックなどで急な自宅待機を命じられた場合、会社貸与のPCが手元にあるケースは極めて稀です。「会社PCが無ければ業務が継続できない」というのがこれまでの常識ですが、Ericom の環境が整っていれば、インターネットに繋がるデバイスを使って即時にデスクトップ環境へアクセスし、業務を再開することができます。
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パンデミックや大規模災害により出社は困難。 |
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会社貸与のPCが手元になくても、手持ちのデバイスから業務システムへセキュアにアクセス。会社にいる時と同じように仕事ができます。 |
以上、「会社PCを持ち出さないBCP対策」について説明しました。
クライアント仮想化ソリューション「Ericom
」を活用すれば、災害時であっても、手元にあるあらゆるデバイスから業務を再開できます。また、在宅勤務を取り入れたワークスタイルの変革、マルチデバイス活用、BYODの導入といった、企業としての魅力や競争力を強化する攻めの投資をすることができます。
本ページに関するお問い合わせや、「クライアント仮想化を利用したBCP対策」に関する詳細説明やデモンストレーション、お見積りなど、お気軽にご相談ください。
クライアント仮想化製品「Ericom」について詳しく知りたい方へ
Ericomは、第3のクライアント仮想化製品として、2012年6月に発売を開始しました。アシストは国内総代理店として170社の導入実績を有します。2015年8月3日に、新製品「Ericom Connect」をリリースしました。