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事例発表 情報活用セッション Vol.2

アシストフォーラム 情報活用セッション Vol.2

「企業の情報活用をアシストする」をテーマに、東京、大阪、名古屋、福岡の4会場でアシストフォーラムを開催させていただきました。その中から、CMS、データ連携、BRMS等、情報活用に関する事例セッションをご紹介いたします。


フランチャイズ/販売代理店ビジネスにおけるCMS選びのポイントとは?


アシストフォーラム2015 情報活用事例 アクアクララ株式会社

宅配水業界のリーディング・カンパニーであるアクアクララ株式会社では、全国95社(2015年5月現在)の主要な加盟店を通じ、各地のプラントでデザインウォーターを製造し宅配している。

従来、各加盟店が独自にWebサイトを運営していたため、グループ全体でのデザイン統一は難しく、著作権/肖像権のリスクもあり、ブランド・イメージへの影響が課題であった。また加盟店へのアンケート結果から、開発や運用コストの負担、人的リソース不足、情報の最新化なども浮き彫りとなった。

これらの課題を解決すべくCMS製品「NOREN」と、コンテンツ登録の利便性を向上させるオプション「クイックスタートキット陣」を採用した。本部がグループの共通情報を管理し、加盟店が「陣」を利用して独自コンテンツを作成することにより、デザイン統制を担保しつつ、コンテンツ登録から情報公開までの流れがスピーディになった。加えて、作業負荷や更新コストの軽減が実現されただけでなく、加盟店でのコンテンツ登録が大幅に活性化されたと言う。

今後は、グループ内に横展開できる事例の共有化を推進する他、加盟店側の利用者の声をWebサイトへ反映するような体制作りに取り組む予定である。

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ライン状況を瞬時に把握 ~生産データを連携ツール活用で「15秒後に見える化」~


豊田ハイシステムは、トヨタグループ企業の一翼を担う情報システム会社で、「トヨタ生産方式」の実践を通じて培ったノウハウを強みに、自動車以外の製造業、物流分野、医療分野にも事業領域を広げ、グループ企業の海外展開をITの側面から支え続けている。

同社では、工場での生産ラインの異常検知の迅速化という課題に対し、リアルタイムに現場の状況を見える化できるよう、実績情報を自動で一元管理するためのシステム連携を実現した。

生産実績の一元管理には、スクラッチ開発ではなくデータ連携ツールの採用を検討。多種多様なデータソースとの接続性や高頻度な連携処理の必要性から、DataSpider Servistaの採用を決定。Javaによるスクラッチ開発に比べると工数は約半分に、またラインタクト(1つのものを作るのにかかる時間)は50秒間で30連携が可能であることを検証した。ただし、処理に障害が発生した場合に自動復旧できない、処理遅延の場合に多重起動される等の新たな課題に直面したため、同社では、JP1/AJSを併せて利用することでこれらを回避した。

結果として、生産状況のモニタリングまでの時間を平均15秒で実現し、異常時の初動が迅速に対応できるようになった。今後は、他の生産ラインや工場、海外にも同様のシステム連携を採用していくと市村氏は締めくくられた。

アシストフォーラム2015 情報活用事例 豊田ハイシステム株式会社


「つくらないシステム」を実現する情報基盤 DataSpiderの活用


アシストフォーラム2015 情報活用事例 株式会社フラワーオークションジャパン

日本で最大の花市場、大田市場の卸売会社フラワーオークションジャパン。同社では、全国各地の取引先と日々の業務に欠かせない出荷情報を取り込むツールの老朽化に伴い、開発/運用管理ツールの代替製品の選定に迫られていた。

そんな折にアシストから紹介されたのがEAI/ETLツールのDataSpider Servista(以下DataSpider)だった。開発の容易性や拡張の高さ、柔軟性など、将来のクラウド活用も視野に入れDataSpiderを採用。全国の仕入先からの出荷データ登録をDataSpiderで自動化。生花の鮮度に直結するスピーディな業務プロセスを実現するためのシステム基盤を確立した。また従来型のプログラミングと比較して格段に楽になり、生産性も飛躍的に向上した。

同社の社内システム基盤はメインフレームや商用RDBMS等だが、数年以内を目標にメインフレーム資産の移行を考えており、さらにはクラウドへの移行も見据えLinuxやオープンソースDBの導入も検討していると言う。同社が目指しているのはオーダーメイドのシステム開発ではなく、できる限り「つくらないシステム」を実現すること。その実現にDataSpiderが大きく貢献している。

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大量データの超高速処理で挑戦する基幹システム安定稼働への道


医薬品等の総合卸売業のリーディング・カンパニー、メディセオは、業務効率改善の目的で、老朽化した基幹システムの再構築プロジェクトを発足。2012年にバッチ処理中心の請求/支払/販売/マスター管理等、商流系業務の完全オープン化に着手した。1日218万件ものアクセス数に及ぶ膨大な医薬品の卸データを扱っている同社は、夜間の高速バッチ処理に不向きな旧来のJavaからPL/SQLに切り替えた。しかし、商流のオープン化によりPL/SQLでのデータ更新処理が飛躍的に増加し、2時間以上の処理が続出。このままでは夜間6時間の制限時間内に完了しないという事態に直面した。

そこでアシストの高速ETLツール、Syncsort DMExpress を活用、処理の高速化を実現した。さらに、データベースのバッファ処理を経由せず、高速処理が実現可能なダイレクト・パス・インサート機能を組み合わせることでLOAD時間に倍以上の効果が出た。またピーク時でも所定の時間内で処理可能となり、1時間を超える処理はほとんどない状態にまでに改善した。

池野氏は“24時間365日オンライン受注”を視野に入れ、今後も安全かつ安定したシステムを目指したいと締めくくられた。

アシストフォーラム2015 情報活用事例 株式会社メディセオ

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Corticonの導入によりフレキシブルな入会審査システムを実現


アシストフォーラム2015 情報活用事例 株式会社UCS

総合スーパーの「アピタ」「ピアゴ」、コンビニエンスストアの「サークルK」「サンクス」を運営するユニーグループの総合金融サービス会社であるUCS。クレジットカード事業では、法改正をはじめ様々な環境を考慮して与信基準を柔軟に変更し、個々の会員に適正な与信を行うことが求められる。それに合わせクレジットカード入会審査システムも時間と手間をかけずに改修できることが不可欠だ。

従来の審査システムは基幹システムに組み込む形で運用していたため、審査基準変更による部分改修であっても高い費用が発生。また、システムの改修投資を抑えるために人的審査でフォローしたことにより自動審査率が悪化、審査結果の追跡が困難となるといった課題を抱えていた。

そこで同社ではProgress Corticonをルールエンジンとした新たな入会審査システムを構築。Progress Corticonの採用により、審査基準変更への迅速な対応、システム改修コストと審査業務が大幅に低減したことに加え、合わせて採用したQlikViewにより、審査業務で蓄積される情報を活用した分析強化を実現した。

今後は審査精度の向上や、さらなる効率化を推進していく予定だと言う。

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