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『EDB製品戦略の共有とパートナー交流会』開催報告

『EDB製品戦略の共有とパートナー交流会』開催報告

2024年11月6日、アシスト本社(東京・市ヶ谷)にて「EDB製品戦略の共有とパートナー交流会」が開催されました。本セミナーでは、EDBの特長や市場動向、導入事例などを共有し、新たなリセラーパートナープログラムについての説明も行われました。



EDBの特長と市場動向、最新事例


エンタープライズDB株式会社(以下、EDB社)代表社長 勝俣 正起氏が登壇し、EDB社の強み、EDBの特長について紹介しました。

勝俣氏は「EDB社は技術者集団です」と述べ、EDB社の全従業員の約3分の1がPostgreSQLの技術者であることを強調しました。オープンソース(以下、OSS)であるPostgreSQLのコミュニティにおいても、多くの技術者がコントリビューターとして活躍しています。これはOSSのPostgreSQLにおいて非常に大きな影響力を持つことを示しています。

EDBはOSSのPostgreSQLに付加価値を加えたものであり、高性能、高可用性、セキュリティなどの特長を持っています。EDBはオンプレミスからクラウド、コンテナ環境まで幅広いプラットフォームに対応しており、Oracle Database互換を持つことで、Oracle Databaseからの移行時に既存のアプリケーションを大きく変更せずに移行できる点も強みです。



エンタープライズDB株式会社 代表社長 勝俣 正起氏

エンタープライズDB株式会社 代表社長 勝俣 正起氏

EDBは様々な業界で採用されています。アジア地域では、特に銀行や有名カード会社などの企業が商用データベースからEDBに移行しています。さらに、米国国防総省では海軍が10年以上前からEDBを利用していることが紹介されました。国防総省では指揮統制を強化し、有事の際に迅速な対応を可能にするために、データベース情報を地理情報システム(GIS)と連携させています。

これにより、海軍の船舶が航行する際の周囲の地形や潜在的な敵の動きを多角的に分析し、即座に判断を下すことができるのです。このようなミッションクリティカルなシステムにおいても、EDBは利用されています。

また、コスト面においても、EDBの導入により、以前使用していた商用データベースと比較すると、安定性とセキュリティは確保しつつ数百万ドルものコスト削減を実現することができました。


出典:DB-Engines Ranking - Trend Popularity

株式会社アシスト ビジネスインフラ技術本部
データベース技術統括部 佐瀬力


続いて、株式会社アシスト ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部 佐瀬力が登壇し、PostgreSQLとEDBの市場評価および最新事例について説明しました。データベースエンジンの認知度を示すグラフでは、PostgreSQLが長年にわたり人気を増していることが示されています。また、開発者が最も使いたいデータベースとしてもPostgreSQLが高い評価を受けています。これらの高い評価を背景に、PostgreSQLを基にしたEDBの利用も増加していることを強調しました。

国内事例としては、OSSのPostgreSQLからEDBへの移行事例を紹介しました。この事例では性能と安定性の向上、サポート体制の強化が実現されました。また複雑になりがちなPostgreSQLの可用性構成も、EDBの豊富な機能を活用し、シンプルかつ一般的でサポートを受けやすい環境として実現できたこともメリットとして述べられました。さらにお客様の声として、データベースに関する質問や課題に対し、いつでも相談できる相手ができたことも大きなメリットとして挙げられました。

佐瀬は、EDBの高機能性、互換性、メーカーサポートの3つのポイントが企業にとって大きな価値を提供すると強調しました。これにより、企業はコストを最適化しながら、高機能なデータベースシステムを利用できます。



EDB採用のポイント


パートナープログラムの紹介


EnterpriseDB Corporation Director, APJ Channels Max Phoon氏(アジア地域のリセラーパートナー統括責任者)とパートナー営業部長 示野 崇氏が、EDBの新しいパートナープログラムについて紹介しました。Max Phoon氏は、EDBのビジネスが特にアジアで急成長していることを強調し、日本市場でも大きな成長の余地があると述べました。アジア市場では、インドと東南アジアの成長が著しく、インドのお客様の70%は公共機関、東南アジアの70%は銀行です。インドの主要な銀行5行、シンガポールの主要な銀行3行がEDBを採用しています。

新しいパートナープログラムでは、パートナー向けのウェビナーやワークショップなど、充実したトレーニングの提供とEDBビジネスに役立つ様々なリソースへのアクセスが可能となります。PostgreSQLのリーダーでありビジネスが大きく成長しているEDBをリセラーとして取り扱うことで、パートナーの自社ビジネスにも大きなメリットがあります。


EnterpriseDB Corporation Director, APJ Channels Max Phoon氏

EnterpriseDB Corporation Director, APJ Channels Max Phoon氏


交流会


セミナー終了後には、和やかな雰囲気の中で参加者同士の交流会が行われ、情報交換やビジネスチャンスの創出が図られました。



まとめと今後の展望


今回のセミナーを通じて、EDBの魅力とその市場での評価、導入事例、そしてリセラーパートナープログラムについて紹介しました。
今後もパートナー企業様との連携を強化し、さらなる市場拡大を目指していきます。本セミナーは第二回も予定されております。EDBのリセラーにご興味がある方は、次回のセミナーにぜひご参加ください。












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