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2020.07.03

Office 365やWeb会議が遅い、重い…テレワークで注目されるインターネットブレイクアウトと解決すべき3つの課題

Office 365やWeb会議が遅い、重い…テレワークで注目されるインターネットブレイクアウトと解決すべき3つの課題

みなさんこんにちは。長谷川まりです。

コロナ禍でテレワークを一気に拡大したものの、Office365の動作が遅い、Web会議が途切れるといったお悩みはありませんか?そこでVPNのインターネットブレイクアウトが注目されていますが、VPN製品だけでクリアするのは難しいことも。今回は、VPNのインターネットブレイクアウトを実現するにあたって考えられる3つの課題と、解決ツールとしての秘文のメリットをご紹介します。

インターネットブレイクアウト(ローカルブレイクアウト)とは

インターネットブレイクアウト(ローカルブレイクアウト)とは、特定の通信を振り分けて各拠点から直接インターネットに繋ぐことを許可し、通信を一定箇所に集中させないようにする仕組みです。

通常、各拠点からインターネットに接続する際は、アクセス管理などを一元的に行うため、中央拠点に設置されているファイヤウォールやゲートウェイを経由させます。しかし近年、Office365などの大容量の通信を必要とするクラウドサービスが普及するにつれ、通信の集中によるレスポンス低下と業務への影響が課題になっていました。そこで、中央拠点への通信集中を避けるため、端末から直接インターネットやクラウドサービスにアクセスさせてしまおうという、インターネットブレイクアウトの仕組みが注目されるようになりました。テレワークの導入が加速している今日において、インターネットブレイクアウトは、VPNの逼迫を解消できる方法としてますます注目されるようになっています。

テレワーク時のインターネットブレイクアウトの目的と3つの課題

テレワーク時のインターネットブレイクアウトでは、ユーザーが自宅などの社外からも、安全、快適に仕事ができることが期待されています。まず、テレワークでは自宅のWi-Fi等、いわゆる社外からのアクセスになりますので、セキュリティ担保のためにVPNを利用するのが一般的です。しかしこの時、多くのユーザーがVPNにログインし、大容量の通信を必要とするクラウドサービスを利用するとどうなるでしょう?VPNの負荷が増大し、すぐにセッションが切れてしまう、またインターネット接続が遅いなどの問題が頻発することが考えられます。特に、コロナ禍のテレワークでVPNの利用者を急拡大した場合には要注意かもしれません。VPNを使うから安全、とはいえ快適な通信が使えないことで、ユーザーも困ってしまいますね。

そこでVPNの逼迫を解消するため、VPNのトンネルモードを全ての通信ではなくスプリットトンネルに変更することでインターネットブレイクアウトを実現するのが一般的ですが、VPNのスプリットトンネルによるインターネットブレイクアウトには、以下の3つの課題が考えられます。

1.インターネットサイトへの直接アクセスを保護できない

下の図のように、一般的なVPN製品ではスプリットトンネルを設定する時、VPNのトンネルで保護する対象を社内ネットワークリソースへの通信に指定します。しかし同時に、インターネットサイトへの通信は全て直接アクセスを許すことになってしまいますので、データ漏洩やマルウェア感染などのセキュリティリスクを考慮しなければなりません。


2.ブレイクアウト対象にしたいのに指定できない

ブレイクアウトの対象サイトを指定できる便利なVPN製品もありますが、完全ではありません。IPアドレスでの指定のみ、というケースが多いためです。Office365をはじめとするクラウドサービスは、IPアドレスが頻繁に変わったり、そもそもFQDN形式での指定が必要なこともあるため指定ができず、完全なインターネットブレイクアウトの実現がなかなか難しくなります。


3.そもそもVPNにログインしないユーザーがいる

VPN接続+インターネットブレイクアウトを実現するには、まずユーザーがVPNに接続しないといけません。ルール化していても、100%遵守されているかは不確かです。ユーザーがVPNにログインするまで、すべてのインターネットサイトに直接アクセスできる状態になるので、データ漏洩やマルウェア感染などのセキュリティリスクが残ります。


テレワーク時のインターネットブレイクアウトに役立つ秘文の機能

そこで、テレワークでVPN接続を徹底しながらインターネットブレイクアウトをしたい場合にお奨めなのが、セキュリティ対策ツールである秘文です。秘文を導入すると、先に挙げた3つの課題を綺麗に解決することができます。

1.セキュアな環境設定がしやすい

設定はどの通信をVPN経由にするかではなく、基本的にはVPN経由で、例外的にどの通信を直接アクセスできるかを指定するという考え方なので、分かりやすくセキュアな環境設定がしやすくなります。

2.クラウドサービス単位、IPアドレス、FQDN、そしてCIDR形式でも指定できる

Office365、Windows Update、Box、Dropbox等、秘文が対応しているクラウドサービスであれば、対象のクラウドサービスを画面上で有効化するだけで、直接アクセスできる対象が設定できます。また、未対応のクラウドサービスであっても、IPアドレスやFQDN、CIDR形式でも指定できるので、通信先の情報さえ揃えば、インターネットブレイクアウトの範囲を拡大できます。

3.VPN通信対象は「強制」できる

秘文は、直接アクセス対象の通信先以外はVPN通信を「強制」できるため、管理者の運用負荷、セキュリティリスクともに抑えることができます。


まとめ

以上のように、テレワーク時のインターネットブレイクアウトでは、安全さと快適さ、両方を実現することが目的です。ただ、通常のVPNでそれを実現しようとすると、環境によっては設定や運用上の課題が残り、VPN製品だけでは目的を達成できないことも考えられます。そこでアシストでは、それらの課題を補完し、インターネットブレイクアウトの運用をしやすくする秘文の導入をお奨めしています。この機能はクライアント1台あたり、3,000円で実装が可能です。

秘文によるインターネットブレイクアウトの詳細は、以下の資料をご覧ください。


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(A3両面)秘文 Device Control・ネットワーク制御

秘文によるインターネットブレイクアウトは、「秘文Device Control」のネットワーク制御機能で実現できます。どのように実現できるのか、特長や事例を含めて図説で詳しくご紹介します!


長谷川 まり

株式会社アシストに入社以来十数年、セキュリティ対策製品担当として活動中。

売れない小説家だった祖父の影響で、文章を書くことが好き。
「役に立つ人間になる」をモットーに、日々真面目で丁寧な仕事を心がけている。

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長谷川まり
セキュリティ製品を担当。お客様からの信頼も厚い、お姉さん的存在。

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