【参加レポート】AIを「使う」から「動かす」へ―Qlik AI Reality Tour Tokyo 2026で見えた実践のヒント
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こんにちは!今回は、先日開催された「Qlik AI Reality Tour Tokyo」の参加レポートをお届けします。
多くの企業でAI予算が拡大しています。 その一方で、「いかに制御不能なコストを抑え、ROI(投資対効果)を出すか」は依然として大きな課題です。
今回のイベントでは、AIが人間の指示を待つ段階から、自律的に行動する「Agentic AI(エージェンティックAI)」へとシフトしていく未来と、それを支えるQlikの最新技術、そして各企業のリアルなデータ活用の現場が語られました。
アシストブースの様子:Qlik AnswersとMCP連携を実演!
アシストもブースを出展し、生成AIを活用したナレッジアシスタント「Qlik Answers ※」をご紹介しました。あわせて、AIと外部ツールやデータをつなぐ仕組みであるMCP(Model Context Protocol)サーバーとの連携デモも実施しました。
また、オンプレミスからクラウドへ移行したいお客様向けの支援サービスもご紹介し、多くの方と「データ活用のこれから」について直接お話しすることができました。
※ Qlik Answers:社内の文書データ(PDFやWord等)や分析データを基に、自然言語の質問に対して根拠を明示しながら回答する、生成AI搭載のナレッジアシスタント機能。
▼アシストブースの様子
基調講演:Qlikが描く「Agentic AI」3つの柱
CTOのMatthew Hayes氏による基調講演では、QlikがAI導入の壁をどう突破するかが語られました。ポイントは「コンテキスト」「信頼」「自由」の3つです。
1. コンテキスト(Context)
AIがビジネスを正しく理解し、自律的に動くためのエージェントが続々登場します。
・Predict Agent:予測だけでなく、SHAP値 ※ を用いた予測根拠の説明まで支援する構想。
※ 機械学習モデルの予測結果に対して「どの特徴量(データ)が、どの程度影響を与えたか」を数値化・可視化する技術
・Automate Agent:アラート発報からServiceNowでのケース作成、ミーティング調整まで自動実行。
・Analytics Agent:AIがシートやチャートなどのアプリ開発まで自動対応。
2. 信頼(Trust)
AIを使えば使うほど、基盤となるデータの信頼性が重要になります。Qlikではすでにデータの信頼性を表示する機能等が実装されています。
・Agentic Data Quality と Stewardship:自然言語で品質ルールを指示するだけでAIが監視。エラーのフラグ立てから「修正案(どう直すか)」の提示まで自動化し、人間はレビュー、実行するだけ!
3. 自由(Freedom)
・MCP Server:各種LLM(大規模言語モデル)との接続を広げる方針。年内をめどに100のエンドポイント公開を予定しており、利用者は用途に応じた選択が可能になります。
テックセッション:AI時代に人が担う役割とは
メーカーのテックセッションでは、「AI導入の最大の障壁はテクノロジーではなく、自社データとシステムである」という本質的な課題が提示されました。
MCPによってガードレールを整えることで、「月3万円で優秀なエージェントを雇える」時代。AIがタスクをこなす中、ホワイトカラーの人は「判断」に時間を割くようになるというメッセージは、これからの働き方を考えさせられる内容でした。
ユーザー&パートナーセッション:現場のリアルな学び
各社のセッションは、まさに「実態に即した」学びの宝庫でした!
■ 日清食品ホールディングス 様 / 株式会社Gakken 様 / 株式会社BookLive 様
AIエージェントの「可能・不可能の線引き」を見極めながら非構造データを構造化する取り組み(日清食品ホールディングス様)、ログインの壁や定着の課題に対して現場のインフルエンサーを巻き込むボトムアップの展開(株式会社Gakken様)、Qlikの連想技術によるディープな顧客分析と社内サイネージ投影によるデータの民主化(株式会社BookLive様)など、ユーザー企業ならではのリアルで先進的な活用術が明かされました。
■ 日立社会情報サービス 様 / インサイトテクノロジー 様 / 日鉄ソリューションズ 様
自社を最初の顧客とする「カスタマーゼロ」でのQlik×ServiceNow連携による業務効率化(日立社会情報サービス様)や、Qlikの分析結果のパワポ自動出力によるストーリーテリング(インサイトテクノロジー様)、AI-ready化を見据えた「Corepeak」でのコンサルティング(日鉄ソリューションズ様)など、パートナー企業ならではの高度な実践例が共有されました。
さいごに
今年の「Qlik AI Reality Tour Tokyo」は、AIを単なるチャットボットとして「使う」段階から、ビジネスの目的に向かって自律的に「動かす」Agentic AIの時代への本格的な突入を感じさせるものでした。
強力なAIを動かすためには、やはりベースとなる「信頼できるデータ基盤」と「現場に寄り添う定着活動」が欠かせません。
アシストブースにお立ち寄りいただいた皆様、誠にありがとうございました!
これからもアシストは、QlikとAIを掛け合わせた皆様のデータ活用を全力でご支援してまいります!
QlikのAI機能紹介やオンプレミスからクラウドへの移行支援など、気になることがありましたら弊社担当営業、または以下の問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!