NPrintingのフィルターと条件について
NPrintingは、QlikView,Qlik Sense(オンプレミス版)の提携帳票を出力するためのオプション製品です。
本ブログでは、NPrintingのフィルターと条件の違いを分かりやすく解説していきます。
目次
※本記事は「2026年02月時点」での情報です。
NPrintingとは?
NPrintingは、QlikViewやQlik Senseで作成したチャートやテーブルを基に、Word・PowerPoint・Excel・PDF など様々な形式でレポートを作成し、自動配信できるツールです。
フィルターについて
フィルターは、データの特定部分を絞り込むためのものです。
たとえば、販売データが全地域のデータを対象としたレポートがある場合、特定の地域だけのデータに絞り込みたいときに使用します。NPrintingのフィルターは、以下のような特徴を持ちます。
・データの絞り込み:
ユーザーが指定した条件に基づいてデータを限定します。
・様々な単位での適用:
フィルターは特定のレポートだけでなく、タスクやユーザー、オブジェクト単位で適用できます。
※フィルターの優先度:タスク>ユーザー>レポート>オブジェクト
・柔軟な条件設定:
条件とフィルターを組み合わせた形での設定が可能です。
フィルター活用例:地理的なセグメンテーション
例えば、全国販売データから特定の地域のみの売上を抽出して、地域ごとの売上レポートを作成する場合などにフィルターを使用します。数値でも絞り込みをかけることができます。
以下は関東の野菜売上のサンプルデータに対して「東京都」のデータでフィルターの絞り込みをかけたイメージです。
▼フィルターの例


条件について
条件は、レポートやタスクの実行を制御するためのものです。特定の状況下でのみレポートを生成・配信する場合に使用します。NPrintingの条件は、以下のような特徴を持ちます。
・レポートの実行制御:
設定した条件が満たされない限りレポートは実行されません。
・自動化の促進:
条件を使うことで、特定のタイミングにのみレポートを配信できます。
・状況依存の配信:
例えば、セールス目標を達成した場合のみレポートを配信するといった使い方が可能です。
条件活用例:目標達成の通知
例えば売上が月間目標を達成した場合にのみ、その報告レポートを自動的に配信するといった場合に条件を使用します。
以下は例ですが今回の場合、10,000以上の値があるので「配信する」となります。
▼条件の例


フィルターと条件の違い
ここで、フィルターと条件の具体的な違いについて整理しましょう。

フィルターと条件の組み合わせ
実運用では、フィルターと条件を組み合わせて使用することも多いです。
フィルターを用いて必要なデータを絞り込み、条件を使ってそのデータが特定の基準を満たしているかどうかをチェックし、基準を満たした場合にのみレポートを生成・配信します。
組み合わせの例
2章、3章でご紹介したフィルターと条件を組み合わせると「全国の売上を地域別に絞った後に、地域別の目標が達成できているかどうか確認し、目標達成した場合にだけ連絡を送る」といった設定をすることができます。
以下、例です。
フィルターと条件の組み合わせで配信するパターンと配信されないパターンの二通りを用意しました。
▼配信されるパターン

▼配信されないパターン

さいごに
フィルターや条件を適切に使用することで、より利用者の目的に合った内容を細かく配信することができます。これらの機能を駆使して、NPrintingを最大限に活用していきましょう。