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せっかく作ったデータ、埋もれていませんか?専用ツールを増やさずに届ける、Qlik Cloudの「信頼データ共有術」

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せっかく準備したデータが使われないのは、「どこにあるか分からない」だけでなく「本当に信用して大丈夫?」という不安が残っているからかもしれません。
そこで今回は、高価な専門ツールを追加することなく、Qlik Cloud Analytics(QCA)だけで手軽にできる「データの整理術」をご紹介します。
データの品質チェックから、みんなが探せる共有の仕組みまで、QCAでどう一気通貫にカバーできるのか、各機能のつながりを分かりやすくまとめました。

※本記事は「2026年08月時点のQlik Cloud Analytics」で作成しています。

Qlik Cloud Analyticsで完結する「データ整理〜共有」の全貌

Qlik Cloud Analytics(QCA)には、データの信頼性を高めて現場に届けるための4つのステップ(機能)が用意されています。

  • データ品質: チェック用のルールを整備し、データの信頼度を可視化する

  • データセット: 品質チェック済みのデータ単体にメタデータ(意味)を付与して管理する

  • データ製品: 関連するデータセットを業務目的別にグループ化(パッケージ化)する

  • データマーケットプレイス: グループ化したデータを社内ポータル感覚で安全に公開・共有する



このように「ルール整備 ⇒ 品質管理 ⇒ パッケージ化 ⇒ 共有」という明確なバトンタッチの仕組みが整っているため、管理者が毎回手作業でデータを抽出・説明する手間を減らすことができます。

データの信頼度を高める「データ品質」

データ品質では、独自のルールを定義してデータの不備を自動で検知し、データセットの信頼性を評価・スコア化するための基準を準備します。
中心となるのは以下の3つの機能です。

  • セマンティックタイプ(データへの意味づけ)
    単なる「数値」「文字列」といったデータ型だけでなく、「社員名」「社員コード」などの業務上の意味を定義します。個人情報(PII)や機密情報のセキュリティ分類をあらかじめ紐づけておくことで、データの誤用や情報漏洩を防ぎます。



  • 検証ルール(業務に応じた不備チェック)
    「売上=単価×数量」になっているか、「開始日 ≦ 終了日」かなど、自社の業務に合わせた判定条件を設定します。データの欠損や表記ブレなどの不備を自動検知するためのルールをあらかじめ仕込んでおくことができます。



  • Qlik Trust Score™(評価基準の重み付け)
    検証ルールやデータの正確性など、各評価軸の「重み付け」を設定し、
    信頼度スコアを算出するための評価基準を管理します。
    ここで定義した基準をもとにデータが自動評価され、利用者は「安心して使えるデータか」を一目で判断できるようになります。



品質チェック済みのデータを「製品化」して現場へ届ける

「データ品質」でルールが整備できたら、データセットへの意味づけや品質評価を行い、現場が迷わず使える形にまとめて届けていきます。

ステップ1:データセット(単一の表データ)に対する意味づけと品質確認
データセットとは、Qlik Cloudから接続する「1つのテーブル(表データ)」ごとに、項目の意味や管理情報を紐づけた基本単位です。
※DWHの1テーブルや、1つのCSVファイルなどの「1つの表単位」が該当します。

データセットの画面で「計算(または更新)」を実行すると、データのプロファイリングと「Qlik Trust Score™」の算出が行われます。この際、各項目に「セマンティックタイプ(業務上の意味)」が自動判定で割り当てられるため、まずは内容を確認し、必要に応じて手動で適切なタイプへ調整・変更を行います。



ステップ2:データ製品で分析用途ごとにパッケージ化
データ製品とは、ステップ1で品質や意味づけを確認した複数のデータセット(表データ)を、特定の業務目的に合わせて1つの「データパック」にまとめられる機能です。

単体のテーブルのままでは「どのデータを組み合わせればいいか」分析ユーザーが迷ってしまうため、「営業分析用」「在庫管理用」といった用途ごとにパッケージ化して準備できます。これにより、分析ユーザーは必要なデータ群を一括で取得・活用できるようになります。



ステップ3:データマーケットプレイスで安全にデータを共有
データマーケットプレイスとは、ステップ2で作成した「データ製品」を社内に公開・共有するためのポータル機能(社内データストア)です。
※外部へ販売・公開するものではありません。

分析ユーザーは、まるで「社内版Amazon」のような感覚で必要なデータ製品を検索・選択し、そのままQlik Cloud Analyticsの分析アプリへ直接接続して活用を開始できます。
データごとのアクセス権限管理も担保されているため、管理者が個別にデータを用意して手渡す手間を省きながら、分析ユーザーによる「安全なデータのセルフサービス利用」を実現できます。



さいごに

今回は、Qlik Cloud Analytics(QCA)の標準機能を活用した「データ品質の担保から社内共有まで」の一連の流れをご紹介しました。

QCAは単にデータを可視化するだけのBIツールではありません。専用のガバナンスツールを別途導入することなく、「ルール整備 ⇒ 品質管理 ⇒ パッケージ化 ⇒ 共有」という一連のガバナンスプロセスを1つのプラットフォーム上で完結できます。

「せっかく作ったデータが社内で活用されず埋もれている」
「分析ユーザーからの個別対応を減らし、安全で自由なデータ利用環境を作りたい」
このようにお考えの方は、ぜひQCAの「データ品質・データ共有機能」を試してみてください。


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この記事を書いたスタッフ

著者の顔写真

DX技術本部 DX技術統括部 データ活用基盤技術1部 6課

大山 葵

DX技術本部 DX技術統括部 データ活用基盤技術1部 6課

大山 葵