クローズアップ SaaS型運用イベント分析プラットフォーム「千里眼SaaS」
2016年01月26日
本年10月、アシストは「運用情報の活用」に着目した独自サービス「千里眼SaaS」を開発/リリースしました。運用管理業務に従事されているお客様の中には、報告書の作成に時間がかかる、過去のJP1イベントをチェックしたい、ジョブの稼働状況を分析して改善につなげたい、などのご要望をお持ちの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それら課題解決へと導くのが、SaaS型運用イベント分析プラットフォーム「千里眼SaaS」です。システム運用の改善に向けた分析/情報活用の必要性や、「千里眼SaaS」の利用効果について、開発メンバーが紹介します。
「使いやすい。分かりやすい。」を最優先に!
「JP1でジョブの稼働状況やシステム障害などをリアルタイムに検知できているから、我が社のシステム運用はバッチリ」と満足していませんか。「中長期的な傾向分析ができていない」「報告書作成のためにログを二次加工しなければならず手間がかかっている」などの運用業務に悩まされているお客様は意外と多いのではないでしょうか。 |
|
アシストでは、オンプレミス版の運用管理レポートキット「千里眼」を以前より提供していますが、「設計/構築の手間を省き、もっと手軽にイベント分析を始めたい」「スキルが無くても簡単にレポート作成できるようなツールがほしい」といったお客様の声を多く耳にしてきました。そこでアシストは、手軽に利用できるSaaS版でのサービス提供を発案しました。 |
|
運用状況をあらゆる「視点」で、分析/レポートする。
SaaSという特性を活かしたスピーディーなサービス提供と、使いやすさ抜群の操作画面。では「千里眼SaaS」には、どのような機能があるのでしょうか...
本間:JP1製品のコンソールでは確認が難しかった過去のイベントや実行履歴を、時系列やノード毎にクリックのみで表示させることができます。このレポートをもとに、ジョブのエラー傾向や同一メッセージのイベント件数などを分析し、ジョブシステムの改修やJP1イベントのフィルタ条件見直しなどの運用改善につなげることができます。
|
|
システムそのものを見直す「きっかけ」に…。
アシストが、これまでに培った運用ノウハウやお客様の声を反映させた「千里眼SaaS」。
田中:
現時点では、JP1イベントを取り込みジョブ管理とシステム監視を対象としている千里眼SaaSですが、将来的にはさらに幅広く、運用管理業務全体の可視化と最適化を目指したいです。
運用管理に携わる現場担当者だけでなく、システム全体を俯瞰して管理する立場の方まで利用いただける「千里眼SaaS」は、ジョブ管理や監視業務に限らず、インシデント管理やキャパシティ管理などのあらゆる運用管理業務に効果を発揮するでしょう。「千里眼SaaS」は単なるレポート表示ツールではなく、レポートから得られる情報を分析し、システムそのものを見直す「きっかけ」となるサービスです。運用改善したいが何から手を付けていいのかわからない、システムの現状を簡単に知りたい、などのご要望をお持ちのお客様は、是非お問い合わせください。
見え難いシステム運用の状況を可視化し、業務改善に直結する「千里眼SaaS」は、お客様のビジネススピードの加速に一翼を担います。運用イベント分析の業界標準となるべく進化を続ける「千里眼SaaS」に、これからもご期待ください。
(アシスト 山本)