東日本支部会2018 運用管理をデジタルイノベーション!?
新しい「ワークスタイル」を創ろう
2018年03月16日
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アシストJP1ユーザ会が発足して13年。今年も2017年度の総まとめとして、東日本支部主催による運用管理をテーマとしたセミナー「東日本支部会2018」を開催しました。
IoT/ビッグデータ/AIといった新しい技術とワークスタイル変革に対して、情報システム部門はどのように取り組むべきか?基調講演をはじめテーマに沿ったセッションとユーザー事例でお送りしました。
主催:アシストJP1ユーザ会東日本支部 後援・協賛:株式会社日立製作所
基調講演
働き方改革の「成功のカギ」がここに! ~AIを活用した日立のワークスタイル変革ご紹介~
■プロフィール
1993年からユーザー企業向けのメールシステムやグループウェア・システム案件における設計・構築に従事。1998年より音声系ネットワークSEとして、コールセンターや企業内モバイルネットワーク、TV会議システムなど多くの音声システム案件に従事した。現在は、今までの企業システム・ネットワーク構築のノウハウを生かし、「お客様の業務を知り、新しい働き方の提案」を心がけ日々駆けずり回っている。 |
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働き方の見える化や、AIを活用して社員が生き生きと働ける環境作りの取り組みについて、事例を交えてご講演いただきました。
「長時間残業の縮減」と「労働人口の不足」という2大テーマに対して、生産性の向上やコスト削減などの課題を解決するだけでなく、魅力のある会社となり働きやすさを向上し、社員・スタッフ部門・経営層が理想とするワークスタイルの実現方法についてお話しいただきました。
働き方改革の成功のカギは、①経営者の決断・リーダーシップ、②目的・KPIを設定して経営指標に結びつけること、③現状を把握し、現場の生の声に応えることです。コストとベネフィットのバランスを取りながら、社員一人一人の価値を向上するためのソリューションを選択することが重要となります。
参加者の声
顧客訪問時間増加や従業員満足度の向上を目標とすれば変革の原動力となるような気がした。
・働き方改革の必要性を知る良いきっかけとなった。
・日立の事例を聞けて大変勉強になった。今後もこのレベルのユーザー事例が聞けるのであれば必ず参加したい。
マネジメント・トラック
【キーノート】アシスト流デジタルイノベーション ~変革のキーワードはコラボレーションと魅せる化~
IT部門には、ユーザーからの業務要件に応じて、インフラ調達、システム開発、安定運用を提供する機能としての守りのIT運用から、役割として攻めのIT活用へとワークスタイル変革が求められています。これまでの機能を継続しつつ、求められるビジネス視点での、ITサービスを提供するためにもBiz-Dev-Ops連携を意識し、関連部署とのコラボレーションの仕組みをIT部門が検討し提供することが大切です。 |
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参加者の声
・IT部門での課題がよくわかった。いろんな役割がある中でどう連携していけばいいのかを考えられさせた。
・魅せる化のためのツールについてよくわかった。IT部門変革のヒントが得られた。
【パネル討論】夕方まで生討論!? ~新しいワークスタイルを創ろう~
IT現場の最前線で活躍するパネリストが、IT部門はこれから何をすべきか?IT部門がリードする働き方の改革、新しいワークスタイルは、どのようなことができるのか?また、働き方改革に関連した自動化、AIへの取り組みなど、運用部門に変革を与えられる新しいワークスタイルについて、熱く議論を交わしました。 ・ IT運用部門のリアル (なぜ3Kと言われるのか?)
~IT運用部門では今何が起こっているのか? ・ IT運用部門の変革のカタチ ~IT運用部門はどう変わるべきか?変えてはならないものは何か? ・新しいワークスタイルを創るために何に取り組むべきか? |
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■パネリスト
アズビル株式会社 松原 健様
NTTコミュニケーションズ株式会社 九重 博昭様
株式会社荏原製作所 佐藤 敦志様
株式会社日立製作所 藤田 卓也様
■モデレータ
株式会社アシスト 蝦名 裕史
参加者の声
テクニカル・トラック
ここでしか聞けない現場の声 ~JP1ユーザ会各社のデジタルイノベーション~
分単位の遅れも許されない業務システムを支える運用管理部門の取り組みとして「徹底した品質管理」を実現するための"ボトムアップ型のカイゼン"についてジョブ管理をテーマに発表いただきました。 |
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コーポレート・ガバナンスを実現するための社内IT資産の正確な管理や運用統制などの課題に対し、その解決に向けた検討の経緯から対策内容、成果を山崎製パン株式会社様に実践事例としてご紹介いただきました。 |
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参加者の声
・ジョブ運用についての改善のユーザーの生の声が聞けてよかった。
・他社での使用法について参考になった。ジョブ管理についてはより多くの事例を紹介してほしい。
・具体的な話が聞けて参考になった。
IT部門とともに進化を続ける千里眼SaaS ~改善・変革を生むビッグデータは運用現場にあり~
自社のERP基幹システムに対するジョブ運用の予防保守対策の一環として千里眼SaaSをご採用されて約1年。これまでの千里眼SaaSによる運用データ活用、品質改善の取り組み事例をJFEシステムズ古野様にご講演いただきました。千里眼SaaSの導入背景をはじめ、さまざまな運用シチュエーションごとの分析視点や関連部署との情報共有、気づきに対する具体的な改善アクションについてご紹介いただきました。 |
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参加者の声
・千里眼SaaSの機能、活用のポイントが理解できた。
・今後の参考になった。
アンケート
ご来場の皆様にお答えいただきましたアンケートの集計結果です。
2018年の取り組み/改善テーマの1位は「運用業務の自動化」でした。人的ミスの削減や運用効率化、BCP対策など様々な理由で数年前から注目されている運用業務の自動化ですが、いよいよ本格的に検討をスタートしたいというお客様が増えてきたようです。
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