ChromebookでWindowsを使う
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Chromebookの業務利用における課題
Chromebookを導入する企業や教育機関が増えている
Chromebookは、必要な操作はすべてChromeブラウザ上で行うため、メモリ/CPU/HDDは通常のPCほど高性能なスペックが必要ありません。「安価」「高い利便性」「強靭なセキュリティ」といったメリットがChromebookの業務利用を促進しています。
海外では、ITリソースや予算が限られている教育機関での導入実績も増えています。
しかし、ChromebookではWindowsアプリケーションが利用できない
Chromebookには「Chrome OS」が搭載されているため、Windowsアプリケーションがインストールできません。Chromebookを業務端末として利用するには、基幹システムやMicrosoft OfficeなどのWindowsアプリケーションや、IEでしか動作しないWebアプリケーションをChrome OS上で動かす必要があります。
しかし、これらのアプリケーションをChromebook対応させるのは、以下の観点から容易ではありません。
●基幹系システムの移行
基幹システムの多くは、WindowsOSをベースに動作します。簡単にWeb化できるものもありますが、
自社開発やパッケージ製品をカスタマイズしている場合は、Webへの移行が難しく、場合によっては
アプリケーションの改修が必要です。膨大な時間とコストをかけてWeb化したとしても、機能の互換性や
使い勝手が維持できるとは限りません。
●Microsoft OfficeとWeb版オフィスツールとの互換性
Office 365やGoogle Appsなど、ブラウザベースのオフィスツールはMicrosoft Officeと完全な互換性が
ありません。WordやExcel、PowerPointの閲覧や編集は可能でも、表示やフォントが崩れたり、Excelの
マクロ機能が使えないといった事象が発生します。契約文書や提案書を顧客とやりとりする際にこうした
事象が発生すると、業務に大きな影響を及ぼすため、ブラウザベースのオフィスツールはMicrosoft Officeの
代替にならない恐れがあります。
●IE限定Webアプリケーションの移行
IEでしか動作しないWebアプリケーションは、Chromebook(Chromeブラウザ)では利用できません。
メーカーサポートが終了した古いIEを使っている場合は、いずれにせよアプリケーション延命の仕組みが
必要です。セキュリティリスクを軽減するために、アプリケーションをインターネットから遮断するなどの
対応が考えられます。
※関連コラム「サポートが終了するIEを仮想化で延命
」
こうした理由から、Chromebookは未だメインPCとしては利用されずに、外出用のセカンドPC、貸し出しPC、機能を限定したキオスク端末やデジタル・サイネージとしての使われ方が主流となっています。
PC以外の様々なデバイスを活用していくことが求められる今の時代において、基幹システムがWindows以外のプラットフォームで利用できないことは、大きな足かせとなっているのです。
Ericom AccessNowなら、Chromebook上でWindowsが利用できる
Windowsアプリケーションを簡単、低コストにWeb化
Ericom AccessNow
(以下、AccessNow)なら、Windowsベースの業務アプリケーションを「簡単」「低コスト」にWeb化できます。
ChromeやFirefoxなどHTML5対応ブラウザと連携することで、アプリケーションが稼働する仮想デスクトップ(VDI)、ターミナルサーバ(RDS/TS)、物理マシンへアクセスできます(※)。
仕組みはとてもシンプルで、AccessNowモジュールをアクセス先にインストールするだけです。Chromebookへのモジュールインストール(設定)は一切不要で、Chromeブラウザさえあればすぐにアクセスできます。
- ※ 対象アプリケーションが、ターミナルサービスのマルチセッションに対応していない場合は改修が必要です。
図1.アプリケーション配信イメージ
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Chromebookとサーバ間の通信は、Windows RDP(リモートデスクトッププロトコル)の画面転送技術が使われます。AccessNowモジュールが、RDPをHTML5へ変換し、サーバ側で実行されたアプリケーションの実行画面だけをChromebookへ転送します。端末側にはキャッシュすら残らないため、情報漏洩リスクを低減します。
AccessNowなら、アプリケーションを改修することなく、簡単にマルチデバイス対応できるため、管理者の運用管理負荷を減らしながらBYODをも実現します。
以下の効果も期待できます
- ChromebookをメインPCとして利用
Chromebook上で、あらゆる業務アプリケーションを動かせるため、インターネット利用に限定したセカンドPCとしてではなく、業務で利用するメインPCとして利用できます。端末コストはWindows PCよりも安価なため、導入コストも削減します。
- Chromebookをシンクライアントとして利用
Chromebookを、仮想環境へアクセスする専用端末(シンクライアント)として利用できます。Chrome管理コンソールを活用すれば、細かなセキュリティ制御が可能。特定のWi-Fiへのアクセスのみ許可したり、ホワイトリストで接続先を管理したり、ローカルドライブへのデータ保存やUSBメモリの使用を禁止するなど、シンクライアントとしての利用に適したセキュリティ設定を施すことができます。民間企業に限らず、教育機関でも安全にご利用いただけます。
AccessNowが評価される4つの特長
お客様から高い評価を得ている、AccessNowの4つの特長についてご紹介します。
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AccessNowのライセンス費用は、1ユーザあたり12,360円(税別)~。一般的なクライアント仮想化ソリューションと比較すると、約4分の1程度の価格です。 HTML5ブラウザからRDPホストへのアクセス提供に特化しており、余分な機能を削ぎ落とすことで低価格を実現しています。
(※別製品からの切り替えで保守費用を80%削減された「 株式会社ファティマ様の事例 」はこちらをご覧ください。
● 選べる2種類のライセンスタイプ
ライセンス体系は「同時」と「指定」の2種類あり、安価なほうをお選びいただけます。「同時」は、AccessNowを同時に利用する最大ユーザ数でカウントし、「指定」は、AccessNowを利用する全ユーザ数でカウントします。以下がAccessNowの価格表です。
『同時』ユーザライセンスの場合 | ||||||
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(10~99人) | (100~499人) | (500~999人) | (1000~2499人) | (2500~4999人) | (5000人~) | |
ライセンス費用 (1ユーザにつき) |
¥22,320 | ¥20,040 | ¥18,360 | ¥16,920 | ¥16,080 | ¥15,600 |
保守費用 (1ユーザにつき) |
¥4,018 | ¥3,607 | ¥3,305 | ¥3,046 | ¥2,894 | ¥2,808 |
『指定』ユーザライセンスの場合 | ||||||
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(10~99人) | (100~499人) | (500~999人) | (1000~2499人) | (2500~4999人) | (5000人~) | |
ライセンス費用 (1ユーザにつき) |
¥12,360 | ¥11,160 | ¥10,080 | ¥9,360 | ¥8,880 | ¥8,640 |
保守費用 (1ユーザにつき) |
¥2,225 | ¥2,009 | ¥1,814 | ¥1,685 | ¥1,598 | ¥1,555 |
- ※新規/追加ともに最小10ユーザから、以降1ユーザ単位での販売となります。(例:8ユーザの購入は不可、11ユーザの購入は可能)
- ※保守単価は1ユーザあたりの1年間分の価格です。月単位のご購入はできません。
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RDPホストとブラウザ間は、画面データ(変化差分のみ)が転送されます。つまり、実データがデバイス側に保存されないため、端末紛失による情報漏洩リスクの恐れがありません。
● 柔軟なセキュリティポリシー
ユーザの業務環境は、管理者が定義したセキュリティポリシーによって制御されます。組織のセキュリティポリシーに従って、ファイル転送やクリップボードを一律禁止することも可能です。
● インストール作業わずか数分のシンプルな構成
必要な作業は、業務アプリケーションをホストするターミナルサーバへ、AccessNow専用のモジュールをインストールするだけ。ユーザデバイス側の設定変更は不要です。
下図がシステムの全体構成です。AccessNowは、Windows RDPをHTML5へと変換し、RDPホスト上の画面だけをデバイスへと転送します。ユーザは、HTML5対応ブラウザを搭載している様々なデバイスを利用できます。
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● アプリケーションのメンテナンス性能
Windowsアプリケーションの場合、ユーザ自身でアプリケーションのメンテナンス作業をする必要があります。そのため、設定ミスやバージョンのばらつき、セキュリティパッチが当てられないまま放置されるといった事態が往々にして発生します。
ですがAcessNowなら、アプリケーションへのパッチ適用やバージョンアップ作業は、ターミナルサーバ上で一度だけ行えば完了します。ユーザは常に、メンテナンスされた最新のアプリケーションを利用できます。
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RDPホスト上で開いたファイルは、PDFへと変換され、AccessNow経由でユーザデバイスへダウンロードされます。そのため、普段利用しているローカルネットワークプリンタを利用できます。
● ファンクションキーの利用
業務でよく利用される、「クリップボード、ファイル転送、Ctrl+C等のコンビネーションキー、タブレット利用時のタッチジェスチャー機能」といったファンクションキーが使えるため、利便性を損ないません。
● 高速レスポンス
Ericom社が独自開発したRDPアクセラレーターの仕組みを使うため、モバイルネットワークなどの低帯域環境であっても、快適な画面表示を提供します。
● 便利なリモートアクセス
ゲートウェイ製品「Ericom Secure Gateway」を利用すれば、外出先から面倒なVPN接続をする必要なく、ブラウザから社内のRDPホストへセキュアに接続できます。
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AccessNowはHTML5技術に特化したソリューションとして開発されました。
現在は、国内外問わず幅広い業種業態で活用されています。こちらでは一部のお客様の事例と活用シーンをご紹介します。
敷島製パン株式会社(製造業)
Pascoブランドでおなじみの敷島製パン株式会社様では、シンクライアント端末とDaaSによるリモートワークを主に営業職に導入していましたが、コロナ禍で在宅勤務ニーズが高まるも、DaaSの拡張は対応が困難でした。そこで「Ericom AccessNow 」を導入し、ChromebookからオフィスPCにブラウザでアクセスできる環境を構築。多くのユーザーに対し低コストで迅速に在宅勤務を可能にすることができました。 |
国立大学法人 東京農工大学様(教育関連業)
東京農工大学様では、学内に設置していたPC教室の利用率が低く、端末とソフトウェアの維持管理にかかるコストと人的労力の高さが問題となっていました。そこでPC教室をなくし、学生が所有するPCの持ち込み(Bring Your Own Device:以下、BYOD)と、仮想デスクトップによる統一された演習・自習用環境の提供へ全面的に移行することを決断しました。 |
株式会社アール・アンド・エー・シー様 (情報サービス業)
入金消込・債権管理システムの「Victory ONE」を販売する株式会社アール・アンド・エー・シー様は、販売開始から10年を経て分野トップの座を獲得し、さらに顧客層を広げていました。近年のクラウドサービスニーズの高まりを受け、Victory ONEのクラウドサービスを開始。課題だったブラウザ対応をEricom AccessNow(以下、AccessNow) によって3ヵ月で実現し、サービス開始から半年で10社の新規顧客を獲得しました。
株式会社ロボット様 (情報サービス業)
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株式会社ファティマ様 (情報サービス業)
介護保険ソフト「Quickけあ2」を自社開発・販売する株式会社ファティマ様では、10年間使い続けてきたクライアント仮想化製品の安定性に問題が生じてきました。 |
その他、以下のような活用例もあります。
・ MITB(マン・イン・ザ・ブラウザー)のリスクを排除し、セキュアに使えるBtoB向けアプリケーション
・ 連結会計パッケージを世界中の拠点から利用
・ 外食チェーンの各店舗端末からセンターへアクセスして利用
・ 学校職員が校務システムにアクセスする時に利用
・ 学校のPC教室やラボのワークステーションにマルチデバイス環境からアクセス
・ 海外拠点、アウトソーシング先から国内の業務システムへアクセス
・ 自然災害や自宅介護などで出社できない場合に、自宅PCからリモートでアクセス
膨大な時間やコストをかけて既存システムをWeb化したとしても、デグレードや互換性の問題に悩まれるお客様も少なくありません。以下より、30日間試せる評価版をダウンロードいただけますので、ぜひ一度「AccessNow」をお試しください。
AccessNowについて詳しく知りたい方はこちら
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AccessNowの紹介資料です。 |
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AccessNow体験デモサイトはこちら
Ericom AccessNowを、今すぐ体験できるデモサイトをご利用いただけます。
下のバナーをクリックすると、今お使いのブラウザ内に仮想デスクトップが表示され、AWS上で稼働しているWindowsアプリケーションやSAP Business Oneなどが利用できます。ぜひ、Windows以外のデバイス(MacやChromebook、iPadなど)からアクセスしてその操作性を体験してください。
(※FirefoxやChromeなどのHTML5対応ブラウザからのみご利用いただけます)