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特権ID管理もクラウドサービスで!選べるiDoperation Cloud(SaaS版)とパッケージ版
従来のパッケージ版に加え、クラウド版もリリースしたiDoperation。高い可用性が求められるサーバーの特権ID管理もSaaSで利用できるようになったことで、今後ますます需要が増えそうです。
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まず、VDIとは何かをおさらいしてみましょう。ユーザー目線で見ると、今、見えているデスクトップ画面の実態が手元の端末ではなく「どこか」にあるのがVDIです。「どこか」は、オンプレミスだったりクラウドだったりに存在するクライアントOSの仮想マシンで、画面転送により、手元の端末でデスクトップの操作ができるようにした仕組みです。この仕組みにはこんなメリットがあります。
こうして見ると、VDI、良さそうですね。アシストでも、一部リモートワークの多い従業員が数年前からVDIを使っています。最近ではアシストのお客様でもリモートワーク需要が増えていますが、クラウドならではの拡張性に期待し、サービスとしてVDIの仕組みを提供するDaaSの仕組みを使って従業員のVDI利用をさらに横展開できないか、というご相談をいただくことがあります。
DaaSは、初めてVDIを採り入れる場合でも、VDI用の仮想マシンがクラウドサービス上にあるので自社でハードウェアを準備する必要はありません。資産削減になるほか、ハードの故障対応も不要で、災害対策としても有効、といったメリットがあります。
さてDaaSを選ぶなら、Microsoft社純正を選択肢にされるケースも多いかと思います。長らくユーザーのデスクトップOSにWindowsを採用してきた安心感、みたいなものもあるのかもしれませんね。この、Microsoft純正のDaaSが、2019年10月よりMicrosoft Azureのサービスとして提供されている、Windows Virtual Desktop(WVD)です。WVDは、Microsoft純正という点以外にも、他のDaaSとは違った、以下の点で注目されています。
VDIでは通常、接続元の端末にMicrosoft社のVDAライセンスが必要となりますが、WVDでは接続元の端末が Windows 10 Enterprise であれば追加購入の必要はありません。なおAzure以外のパブリッククラウドではWindows 10が利用できませんので、Windows 10をDaaSで利用したい場合はWVDが第一の有力な選択肢になりそうです。
VDIでは通常、仮想マシンをユーザー単位で割り当てる必要があり、ユーザーが増えるとその分、コストも上がってしまいます。しかしWVDではSBC方式のように、Windows 10のユーザーを1台の仮想マシンで複数、割り当てることができます。Windows 10 Enterprise for Virtual Desktopという機能で、これをWindows 10のマルチセッション接続と呼び、Azure上のマシン台数を抑えることができます。
VDIでは通常、ユーザーがログインする毎に別のサーバーに格納されているユーザープロファイルを読み込まなければなりません。このことでパフォーマンス面はもちろん、ネットワーク負荷やサーバー障害時のバックアップの課題が残っていました。ところがWVDでは、FSLogixという独自のユーザープロファイル機能を備えているため、遅延やバックアップの必要を意識する必要が無くなりました。
このようにWVDは独自のメリットがあり、特にWindows 10をメインOSとして利用したいユーザーにとっては、コスト面でも検討の余地があるDaaSと言えます。
このように便利なWVDですが課題もあります。検討中のお客様から、アシストがよく伺うのは、だいたい次のような課題です。
これはWVD特有の課題というよりも、利用シーンや状況によってはどんなDaaSでも生じてしまう課題の一つかもしれません。ただ、DaaSがWVDなら、選択肢の幅が広がります。上記の課題の解決方法を、アシストでご提案ができるからです。お奨めは「Citrix Cloud」を併用する方法で、今、Citrix社も推しに推している利用方法です。続きは<Citrixサポートブログ:「Citrix Cloud with WVD」の利用をお勧めする3つのポイント >にて分かりやすく説明していますので、ご覧ください。
VDIは、ユーザーが端末を持たないことによる身軽さとセキュリティ・ガバナンスを同時に実現します。DaaSはこれを導入、横展開しやすくする解決策の一つであり、選択肢として注目されているDaaSの一つが、Microsoft社がAzure上で提供するWVDです。その背景にある注目ポイントは、長らくビジネスユーザーの多くがデスクトップOSとして親しんできた、Windowsのメジャーバージョンがコストメリットありきで使える点にあると言えます。
WVDはオンプレではない、DaaSならではの考慮点もありますが、アシストではそれをCitrix Cloudで解決する方法をご提案できます。続きは以下の記事からご覧ください。
長谷川 まり
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