NULLデータをロードする場合、ロードオプションとCSVフォーマットそれぞれに注意事項があります。
ロード時のNULLオプション
VerticaではNULLオプションのデフォルトは「”(空の文字列)」として扱われます。
NULLとして扱うようにするには、COPYコマンドのオプションで’NULL’を指定します。
NULL [AS] ” ・・・ ”空の文字列をNULLデータとしてロード(※デフォルト)
NULL [AS] ‘NULL’ ・・・ “NULL”や”null”の文字をNULLデータとしてロード
※ASは省略可
NULLオプションの指定によって以下のとおりNULLデータの扱いが異なります。
NULLデータとしたい対象データ | 指定するNULLオプション |
|---|---|
空の文字列 | NULL '' |
"NULL" , "null" | NULL 'NULL' |
ETLツールとデータ連携処理を行う場合には、NULLデータの扱い方針を決めた上で、囲み文字やNULLデータの出力形式を統一して想定した形でロードできるようにしてください。
参考情報
NULLデータと空文字データの扱いの差異につて以下の記事もご確認ください。
https://www.ashisuto.co.jp/cm/analytics-database/difference-null-and-empty.html
検証バージョンについて
この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。