文字列を置換する関数（TRANSLATE関数）

はじめに

TRANSLATE関数を使うことで、文字列を別の文字列に置換できます。
また、置換後の文字列に空文字(”)を指定することで、データから文字や空白を削除することが可能です。

TRANSLATE ( string_to_replace , from_string , to_string );

・from_stringに指定した文字列を先頭から1文字ずつ処理します。
・string_to_replaceから検知されたfrom_string内の文字は、位置が対応するto_stringの文字へ置換されます。

以下のように置換が行えます。

dbadmin=> SELECT TRANSLATE('aiueo','aiueo','あいうえお');
 TRANSLATE
------------
 あいうえお
(1 row)

ここでは、「文字列置換する関数」という点で類似しているREPLACE関数との違いを説明します。

dbadmin=> SELECT REPLACE('oeuia','aiueo','あいうえお');
 REPLACE
---------
 oeuia
(1 row)

REPLACE関数は、第二引数に指定した文字列を単語単位で走査するため、第一引数の中に完全一致する文字列がない場合は置換を行いません。

dbadmin=> SELECT TRANSLATE('oeuia','aiueo','あいうえお');
 TRANSLATE
------------
 おえういあ
(1 row)

TRANSLATE関数では、第二引数に指定した文字列の先頭から1文字ずつ走査し、位置が対応する第三引数へ置換します。
そのため、置換したい文字が第一引数の中でランダムに並んでいても、一度に置換できます。

この記事の内容はVertica 23.4で確認しています。

2023/12/21　Vertica23.4用に検証バージョンを修正
2019/10/10　本記事を公開