vsqlでVerticaにログインする際にはスタートアップファイル(~/.vsqlrc)の記述内容が読み込まれます。
スタートアップファイルにあらかじめコマンドを記述しておくと、ログイン時にそれらのコマンドが自動で実行されます。
例えば、クエリの実行時間の表示はデフォルトでは無効になっているため、有効にしたい場合は、ログイン後に\timingを毎回実行する必要があります。
このような場合に、スタートアップファイルに\timingの記述を追加することで、ログイン時にコマンドが自動で実行されるため、\timingを毎回実行する必要がなくなります。
スタートアップファイルの編集方法
1)テキストエディタで.vsqlrcファイルを開きます。
※「~/」は「/home/dbadmin/」です。
$ vi ~/.vsqlrc2)vsqlでログイン時に自動で実行したいコマンドを記述し、保存します。
今回の例では\timingと記述します。
\timing設定内容の動作確認
1)vsqlでVerticaにログインします。
$ vsql -w パスワード2)任意のクエリを実行します。
dbadmin=> SELECT COUNT(*) FROM table1;
count
-------
9
(1 row)
Time: First fetch (1 row): 5.795 ms. All rows formatted: 5.827 ms
★デフォルトで実行時間が表示されるようになりました。なお、スタートアップファイルを読み込ませたくない場合は、vsqlでログイン時に「-X」オプションを使用します。
実行例)
$ vsql -X -w パスワードdbadmin=> SELECT COUNT(*) FROM kka.lineorder;
count
-------
9
(1 row)
★実行時間が表示されなくなりました参考情報
vsqlでSQLの実行時間を確認する方法
https://www.ashisuto.co.jp/cm/analytics-database/sql-exec-time.html
検証バージョンについて
この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。