
DX推進技術本部 ibi技術2部2課の技術メンバーは、Glean(グリーン) を活用したCX活動に「Glean Insight (グリーン インサイト)」というチーム名を命名しています。
このチーム名は「生成AIの"Glean"と、データから洞察を得る"Insight"」を組み合わせたもので、チームの意気込みを表わしています。
チームGlean Insightは、アシストの「1GAN◎グリグリ◎全社コンテスト 」にて、特別賞を受賞しました!
本記事では、チームGlean InsightのGlean活用方法の一部をご紹介します。
お客様へより的確で詳細な情報をタイムリーにお届けするために
チームGlean Insightでは、日々の活動でお客様からお聞きした内容や支援後のアンケート結果を元に、ご要望に合った情報提供や課題に対する提案活動を推進しています。
お客様から得た情報(活動報告書やお客様向け資料など)は、エビデンスとしてオンラインファイルストレージに保管することを徹底しています。
しかし目的に適した情報を検索するのに時間がかかったり、担当者のスキルによって分析結果や考察結果にバラつきが生まれたり、気づきを見落とすケースもあり、経験や勘に依存しない分析の標準化と対応スピードに課題がありました。
そうだ、Gleanで解決しよう
「お客様へより的確で、より詳細な情報をタイムリーにお届けしたい」というお客様視点の取り組みの実現に向けて、Gleanの活用を推進することになりました。
チームGlean Insightでは、お客様やアシストの技術者にとっても、より良い未来を創造していけるよう、様々な場面でGleanを活用しています。
チームGlean InsightにおけるCX活動の可能性を最大限に引き出すプロンプト3選
チームGlean Insightが日々活用しているプロンプトを目的別にご紹介します。

1.お客様データからの洞察の獲得と提案アイデアの創出
現場部門向け研修後アンケートの分析と提案内容検討をGlean Assistantで実施。
お客様が認識していなかった、現場で抱えている潜在的ニーズの洗い出しを行うことで、次の提案に繋げる活動を実施しています。
プロンプト文
あなたはデータアナリスト兼データサイエンティストです。
下記結果から得られる気づきや提案出来そうな内容の考察に協力してください。
{ここにGoogleドライブに保存した研修アンケートのURLを記載}
#前提事項
・日本語で述べること
・詳細に現状把握すること
・詳細に考察すること
・詳細に仮説を述べること
・詳細にまとめを述べること
・詳細に次の行動計画を述べること
・行動計画は効果の高いものから教えること
・具体的な行動例を述べること
#指示書
以下を一度深呼吸して、ステップバイステップで実行してください。
STEP1:${議論テーマ}を設定
STEP2:${議論テーマ}に関する議論に最適な人格を3人生成してください。
STEP3:${議論テーマ}について5回会話してください。
STEP4:会話文の内容から論点を抽出し、結論を示してください。
STEP5:結論を元に研修後に実施すべき行動計画を作成し、上司への報告書を示してください。
#議論テーマ
{〇〇〇〇}

2.過去の活動実績を踏まえた次回アポへの備え
お客様の過去の活動実績や提供資料を元に情報収集し、スピーディーに誰でも簡単にお客様に提供したい情報を抽出するなど、次回アポに向けての準備に利用しています。
プロンプト文
あなたはDX推進技術本部に所属する優秀なエンジニアです。
#前提事項
タイトル: お客様向け提案内容を考案する
依頼者条件: 次回提案活動において、提案したい人
制作者条件: 次回提案活動において、お客様の状況確認と洞察力が必要です。
目的と目標: 次回提案活動において、提案内容を考案することにより、商談成功に導くことが目標です。
リソース: 過去の活動実績の情報が必要です。
評価基準: 次回提案活動に効果的であるかどうかを評価します。
明確化の要件: 次回提案活動内容を明確にするために、事前の調査と準備が必要です。
#条件
・できるだけ詳しく述べること
・文章を作成するために足りない情報があれば、私に質問すること
#属性情報
・企業名: {〇〇〇〇}
・提案先: {〇〇〇〇}
#この内容を実行してください:
step1:
{属性情報}を基に、例を参考にして、提案活動の考案に必要となる「お客様プロファイル」を作ってください。
例)
@お客様プロファイル
困っていること
関心があること
提案してほしいこと
step2:
「お客様プロファイル」が提案してほしいネタを
考案して、それぞれを簡潔に説明するためにタイトルをつけて下さい。
また、各ネタを100点満点で評価して、
タイトルの語尾に【点】という風に評価と根拠を付けて出力してください。
step3:
step2で考案したネタで点数の高いものを5つ出力してください。

3.お客様への提案活動に向けた既存支援サービスの深掘り
既存支援サービスをSWOT分析することで、お客様への提案に向けた情報収集ができサービスの改善や戦略立案に役立てています。
プロンプト文
あなたはプロの事業コンサルタントです。
以下のサービス内容を元にして、SWOT分析を行ってください。
#制約文
・中学生でもわかるよう丁寧な表現であること
・ニーズがあるお客様像も記載すること
#製品名
{ここに製品名を記載}
#サービス内容
{ここにお客さまの業界名を記載}

Glean活用のポイント
GleanのAIは社内に特化した情報に基づいて学習され、高度な検索機能によってサイロ化された情報もGleanが見つけ出しナレッジが流通します。横断検索とLLMを組み合わせることで、社内データから最適な結果を得ることもできます。
そのため、以下のような業務への活用が効果的です。
●アイデア創出と壁打ち
提案内容を社内外より収集。
さらに議論テーマに最適な人格を複数人Glean上に生成し、会話させることでより深い洞察を得られます。
●お客様プロファイルの作成
企業名や人名の入力により、それをキーワードにGleanが過去の活動実績や提供資料を抽出。
精度の高い顧客対応の迅速な意思決定が可能になります。
●SWOT分析
横断検索やチャットで、指定した製品名をもとに社内システムのデータや情報から内部環境や外部環境を鑑み
強みや弱みを洗い出します。
社内にある情報と市場のトレンドの両方を加味した質の高い結果が返され、担当者の経験値に左右されていたデータ分析結果のバラつきが減り、見落としのリスクも減少します。
Gleanの活用による変化

チームの約6割が、Gleanを「数えきれないくらい利用している」と回答しており、利用テーマも多岐にわたっています。
なかでも最も効果が出たテーマは「お客様データからの洞察の獲得と提案アイデアの創出」で、約40%の人がなんと3時間以上もの短縮に成功し、業務効率化を実現しました。
社内では、節約できた時間を使ってチーム内での有益なコミュニケーション機会も増えたという、喜ばしい結果も出ています。
チームメンバーのGlean活用スキルも向上しており、生成AIの回答に不明瞭な点があればさらに深堀りする質問を繰り返して、求める回答の精度向上も心がけています。
得られた結果は100%正確とは限りません。お客様への情報提供の前に、必ず担当技術者が裏付けのための内容確認を怠りません。
Glean利用におけるCX活動での付加価値と、業務効率化による時間短縮につながったテーマは今後も継続的に活用していきます。
執筆者情報

鈴木 明日香
株式会社アシスト
2009年に新卒入社。2度の産休・育休を経て、現在はGleanのプリセールスや販促施策の企画運営などに従事。