DataSpiderの手順書整備をスムーズに!【運用手順書パック提供支援】のご紹介
システム運用はたいてい水面下で静かに進んでいきます。DataSpiderも同じく、何事もなく動いているときほどその裏側にある監視やバックアップ・障害対応の備えが意識されることは少ないかもしれません。
しかし、担当者の交代やトラブル発生時、環境変更のタイミングになると、普段は見えにくかった運用の輪郭が一気に表れてきます。どこを見ればよいのか、何を確認すべきか、どの順番で対応すべきか。そうした情報が手順として整理されていないと、現場の負担は想像以上に大きくなります。
この記事では、運用手順書をゼロから作る負担を軽減し、効率よく整備を進めるための「運用手順書パック提供支援」の概要とメリットをご紹介します。
1. DataSpider運用手順書パック提供支援とは
- DataSpider運用手順書パック提供支援は、弊社が提供している技術支援の1つであり、DataSpiderの運用手順を効率よく整理・文書化するための支援メニューです。
- DataSpiderの運用では、サービスの起動・停止手順、バックアップ・リストア手順、リリース手順、定期保守などを文書として整理しておくべき作業が多くあります。ただ、これらをゼロから手順書として作りあげるのは現場にとって大きな負担になりがちです。
- 本支援では、あらかじめ用意されたテンプレートをもとに、お客様の運用に合わせて必要な内容を加筆修正しながら整備できます。そのため、手順書作成の工数を抑えつつ、運用の見直しや引き継ぎに使いやすい形でまとめやすくなります。
◆こんな課題を持つお客様、必見!◆
- DataSpiderの運用手順を”手順書”として整備しないといけない...
- 複数の対応メンバーがおり、1つの手順書としてまとめる必要がある...
- 引き継ぎや異動に備えて手順を整備したい...
- 一方で、手順書をゼロから作るのは骨が折れてしまう...
- そもそも手順書のテンプレートないかなぁ...
2. 運用手順書パック提供支援で整理できる内容
運用手順書パック提供支援では、DataSpider運用で実際に必要になる手順を、サンプル手順書としてご提供します。ご提供内容は以下のとおりです。
2-1. サービス起動・停止に関する手順
- DataSpiderサービスの起動/停止手順
- Windowsサービス状態の確認方法
- Linux環境でのサービス定義ファイルを踏まえた運用整理
2-2. バックアップ/リストアに関する手順
- DataSpiderインストールディレクトリのバックアップ
- リポジトリDBを利用している場合のバックアップ/リストア
- バックアップ取得用バッチ、退避用バッチのサンプル含めた運用手順
2-3. リリースに関する手順
- 単一サーバ構成でのリリース手順
- 複数サーバ構成での初回リリース、2回目以降のリリース手順
- プロジェクトのサービス登録、トリガー設定、ScriptRunner実行方法
2-4. ScriptRunnerからの処理実行に関する手順
- ScriptRunnerを利用した処理実行手順
- サンプル バッチファイルを利用した実行方法
- 実行時の設定確認ポイント
2-5. ヒープメモリ使用状況の確認に関する手順
- ヒープメモリの使用状況を取得するサンプルスクリプトの利用手順
- 使用状況の確認方法
- 運用監視や性能確認時の活用ポイント
3. 運用手順書パック提供支援の進め方
技術支援自体は「サンプル手順書の提供」「手順書内容の案内」といったお気軽にご利用いただける内容となります。
導入時の初期支援の一つとして組み込んだり、現在ご利用中のお客様でも手順書作成のお助けとして、トッピング感覚で追加ご依頼いただくことも可能です。
3-1. サンプル手順書提供
以下の手順書をサンプルとしてご提供いたします。
- DataSpiderサービス起動停止手順書
- DataSpiderリリース手順書
- DataSpiderバックアップリストア手順書
- バックアップ取得用サンプルプログラム
- ScriptRunner呼び出しバッチファイル利用手順書
- ScriptRunner呼び出し用サンプルプログラム
- ヒープメモリ使用状況取得スクリプト利用手順書
- ヒープメモリ使用状況取得用サンプルプロジェクト、プログラム
3-2. 実演を交えて手順書のご案内
ご提供した手順書とサンプル資産の内容と実際の使い方をご説明いたします。
また、お客様がご要望される運用方法に沿った手順書作成のアドバイスも行います。
4. 運用手順書パック提供支援のメリット
4-1. 手順書作成工数を大きく削減できる
- 手順書をゼロから作る場合は、全工程を整理しながら手順・画像などの情報を記録する必要があり、現場担当者の負担が大きくなります。
- 運用手順書のテンプレート/サンプルがあることで、テンプレートをベースに加筆修正する進め方ができるため、テンプレートに沿い、お客様環境に併せてアレンジが可能になります。
- 項目によってはそのまま流用できるため、短期間で手順書を整備しやすくなります。
4-2. 記載内容の抜け漏れを防ぎやすい
- テンプレートに沿って整理することで、確認観点や記載項目を洗い出しやすくなります。
- 日常運用、障害対応、定期保守など、必要な観点を漏れなく整理しやすくなります。
4-3. レビューと更新がしやすい
- テンプレートとして確立しており、章立てや記載粒度が揃っているため、関係者レビューを進めやすい点があります。
- 運用変更や環境変更があった際も、どこを直すべきか判断しやすくなります。
4-4. 手順書整備を進めることで結果的に属人化リスクも下げやすい
- 運用手順書のサンプル/テンプレートそのものが直接属人化を解消するというより、手順書整備を進めやすくする点に価値があり、結果として、担当者依存の運用から脱却しやすくなり、引き継ぎや複数担当での運用につなげやすくなります。
まとめ
DataSpiderの運用手順書パック提供支援は、運用手順書をゼロから作る負担を軽減し、効率よく手順書整備を進めるための支援です。
テンプレートをもとに加筆修正や流用ができるため、現場担当者の作成工数を大きく抑えやすい点が大きな強みです。また、必要な観点を整理しやすくなることで、記載の抜け漏れ防止やレビューの進めやすさにもつながります。
その結果として、手順書整備が進み、引き継ぎしやすい運用基盤づくりにもつなげられます。運用面に不安がある方や、現行手順の見直しを進めたい方は、ぜひご検討ください。
■執筆者情報
前原 良一郎
DX技術本部 DX技術統括部 データ連携基盤技術部
2022年5月に中途入社。サポートセンター業務を経て、現在はDataSpiderやPrecisely Connect・HULFTを中心としたデータ連携基盤の提案・技術支援に携わっています。
製品の特長だけでなく、実際の運用やライセンス、バージョンアップ時の勘所まで、現場で役立つ情報をできるだけ実践的にお伝えしたいと思っています。