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ロードバランスおよび接続時フェイルオーバー機能を使用したvsqlからの接続

公開日：
更新日：
基本操作
#ロードバランス
#接続時フェイルオーバー
#vsql

はじめに

ロードバランスおよび接続時フェイルオーバー機能を使用したvsqlからの接続方法をご紹介します。
vsqlでロードバランスを使用するには、データベースにロードバランスの設定がされている必要があります。

ロードバランスと接続時フェイルオーバーに関しては下記URLの情報をご確認ください。

[ロードバランスの概要]
https://www.ashisuto.co.jp/cm/analytics-database/load-balance.html

[接続時フェイルオーバーの概要]
https://www.ashisuto.co.jp/cm/analytics-database/failover.html

vsqlでロードバランスを使用した例

構文

vsqlでロードバランスを使用する場合は”-C”オプションを指定します。

vsql -h < ホスト名 or IPアドレス > -C -U < ユーザ名 > -w < パスワード >

実行例

vsqlでロードバランスの設定をしてデータベースに接続します。
接続先のデータベースは、3ノードで構成されていてロードバランスポリシーは”roundrobin”で設定しています。

vsqlで接続するノードのIPアドレスは、常に”192.168.199.46″を指定していますが、2回目と3回目の接続は接続先のIPアドレスが変化しています。

◆1回目の接続
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

$ vsql -h 192.168.199.46 -C -U dbadmin -w ***** <=== ★ 192.168.199.46のノードに接続します。
Timing is on.
Welcome to vsql, the Vertica Analytic Database interactive terminal.

Type:  \h or \? for help with vsql commands
       \g or terminate with semicolon to execute query
       \q to quit

INFO: Connected using a load-balanced connection.　<=== ★ ロードバランスを使用して接続しました。
INFO: Connected to 192.168.199.46 at port 5433.　　<=== ★ 192.168.199.46のノードに接続しました。

dbadmin=>

◆2回目の接続（接続先のIPアドレスが変わります）
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

$ vsql -h 192.168.199.46 -C -U dbadmin -w ***** <=== ★ 192.168.199.46のノードに接続します。
Timing is on.
Welcome to vsql, the Vertica Analytic Database interactive terminal.

Type:  \h or \? for help with vsql commands
       \g or terminate with semicolon to execute query
       \q to quit

INFO: Connected using a load-balanced connection.  <=== ★ ロードバランスを使用して接続しました。
INFO: Connected to 192.168.199.47 at port 5433.    <=== ★ 192.168.199.47のノードに接続しました。
                                                           ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
dbadmin=>

◆3回目の接続（接続先のIPアドレスが変わります）
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

$ vsql -h 192.168.199.46 -C -U dbadmin -w ***** <=== ★ 192.168.199.46のノードに接続します。
Timing is on.
Welcome to vsql, the Vertica Analytic Database interactive terminal.

Type:  \h or \? for help with vsql commands
       \g or terminate with semicolon to execute query
       \q to quit

INFO: Connected using a load-balanced connection.  <=== ★ ロードバランスを使用して接続しました。
INFO: Connected to 192.168.199.48 at port 5433.    <=== ★ 192.168.199.48のノードに接続しました。
                                                           ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
dbadmin=>

vsqlで接続時フェイルオーバーを使用した例

構文

vsqlで接続時フェイルオーバーを使用する場合は”-B”オプションの後にホスト名もしくはIPアドレスを指定します。

vsql -h < IPアドレス > -B < ホスト名 or IPアドレス > -U < ユーザ名 > -w < パスワード >

実行例

vsqlで接続時フェイルオーバーの設定をしてデータベースに接続します。
vsqlで接続するノードのIPアドレスは”192.168.199.46″ですが、”192.168.199.46″のノードが停止しているため、他のノードのIPアドレス”192.168.199.47″に接続しています。

$ vsql -h 192.168.199.46 -B 192.168.199.47 -U dbadmin -w ***** <=== ★ 192.168.199.46のノードに接続します。　192.168.199.46が停止している場合は192.168.199.47に接続します。
Timing is on.
Welcome to vsql, the Vertica Analytic Database interactive terminal.

Type:  \h or \? for help with vsql commands
       \g or terminate with semicolon to execute query
       \q to quit

INFO: Connection using backup server node 192.168.199.47.  <=== ★ 接続時フェールオーバーを使用して192.168.199.47に接続します。
INFO: Connected to 192.168.199.47 at port 5433.　　　　　  <=== ★ 192.168.199.47に接続しました。
                                                                   ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
dbadmin=>

その他

vsqlのロードバランスと接続時フェイルオーバーの指定は、1つのvsqlで両方指定することが可能です。

例

$ vsql -h 192.168.199.46 -C -B 192.168.199.47 -U dbadmin -w *****

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。

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