入社してから日々の業務には慣れてきたものの、「他部門の同世代ともっとつながりを持ちたい」「視野を広げたい」── そんな思いを抱えている若手社員は少なくないのではないでしょうか。
アシストには、そうした若手社員の声から生まれた部門横断型の「若手コミュニティ」があります。製品勉強会や新入社員向けのよろず相談会、様々なテーマの分科会など、メンバー自らが企画を立ち上げ、愉しみながら学び合う場として約2年にわたり活動を続けています。
現在62名が参加するこのコミュニティは、どのような経緯で生まれ、普段はどのような活動を行っているのでしょうか。運営メンバーの嶋津絵里子さんと八木橋知哉さんにお話を聞きました。
コミュニティ立ち上げの背景
── どのような経緯で若手コミュニティを立ち上げたのでしょうか?
嶋津:先輩社員や同期と一緒に、「縦型の組織だけではなく、若手同士で横のつながりを作って愉しみながら知識を吸収し合えたらいいよね」という話をしていたのがきっかけです。その仲間と協力しながら2023年に企画し、2024年から運営を開始しています。

── 若手コミュニティを立ち上げる際、社内稟議はどのように通したのですか?
嶋津:業務執行会議で、立ち上げメンバーがプレゼンをしました。社長の大塚さんにもご承認いただいて、スムーズにコミュニティを立ち上げることができました。
── 入社2年目で(当時)、業務執行会議でプレゼンをするなんてすごい度胸ですね!先輩社員はどんな反応でしたか?
嶋津:周りからは「いいね!」と声をかけていただけることが多かったです。アドバイスというよりは、「とりあえずやってみなよ」と後押ししていただきました。若手コミュニティの立ち上げを支援いただいた先輩社員から「何か困ったことがあったらいつでも頼ってほしい」と言ってもらえたことで、私たちの安心して運営できました。
── 嶋津さんが若手コミュニティの運営に携わるモチベーションはどのようなところにあるのでしょうか?
嶋津:以前、クラウドの業務で色々な挑戦をさせてもらったとき、先輩にたくさんサポートしてもらいました。その経験があったからこそ、今度は自分がそれを自分の後輩のために支援する側になりたいと思ったんです。

── 八木橋さんはいかがですか?
八木橋:私は、学生時代に就職活動に関わるコミュニティに入っていたこともあって、色々な情報に触れられる環境のありがたさを実感していました。その経験から、情報の受け皿となる若手コミュニティがあればいいなと思い、運営メンバーとして参画しました。若手同士で情報交換したり、悩みを相談したり、一緒に頑張っている仲間に教えてもらったりすることが心の拠り所になると感じています。だからこそ、少しでも協力し合える場を作れたらと思っています。

若手コミュニティの活動内容と「愉しく学ぶ」工夫
── 若手コミュニティではどのような活動を行っていますか?
嶋津:定期的に行っているのは、製品勉強会です。コミュニティのメンバーが講師を務めて、自分たちで運営しています。講師担当の方が質問を受けた際、回答できない内容であれば、宿題として持ち帰って後日回答するようにしています。そうすることで、講師自身のレベルアップにもつながっています。
八木橋:他にも、新入社員向けのよろず相談会や、分科会などの不定期イベントも開催しています。分科会はバリエーションが豊富で、読書が好きな人が集まって感想を共有したり、資格取得に向けて一緒に勉強したりしています。今は経営層との対話会も企画中で、参加者からもテーマを募りながら進めています。

── 様々な活動をされているんですね!参加要件などはあるのでしょうか?
八木橋:入社5年目までの中堅クラスの社員を対象としています。中途入社の方も同じ条件で参加できます。現在は62名が参加しており、基本的にオフライン/オンラインでのハイブリッド形式で開催しています。

── 中途社員の方も参加できるのですね。参加した社員が「愉しく学ぶ」ために、工夫をされていることはありますか?
嶋津:分科会や企画は、基本的に個人のアイデアを活かしてもらうスタンスです。「これをやってください」とお願いするのは製品勉強会くらいで、あとはやりたいと思った企画を実現できる場として運営しています。やりたくないことはやらなくていい。気軽に参加できる雰囲気を大切にしています。
八木橋:あとはやはり、講師も受講者も年齢が近いというのが大きいですね。全社の勉強会だと、「こんな初歩的なこと聞いてもいいのかな」と躊躇してしまうこともあると思うんです。でも若手だけの空間だと、本当にちょっとした気になることでも質問しやすく、質疑応答がとても活発なんです。気軽に教え合えるというのが、一番の良さだなと思っています。

部門を越えたつながりが生む効果
── 他部門との交流が増えたことで、どのような効果が生まれていますか?
八木橋:営業職としては、技術職メンバーとの知り合いが増えるのは大きいですね。わざわざかしこまった質問をしたいわけではないけれど、ちょっと技術的なことを聞きたいときがある、そんなときに声をかけやすくなりました。コミュニティに参加してくれている時点で、声をかけたら協力的に対応してくれるメンバーだと分かっているので、安心感があります。
嶋津:同じ部門でも、チームや拠点が違うとなかなか接点を持てず、顔も知らない相手だと、ちょっと話しかけにくかったりしますよね。しかし、コミュニティ内で少し会話するだけで、ぐっとお互いが話しかけやすくなるんです。他拠点の同製品担当から相談をいただくこともあったり。こうしたつながりが、同じコミュニティにいるメリットだと感じていますね。
── やはり気軽に会話できる、相談し合えるというのがメリットになっているんですね。若手コミュニティがあるからこそ挑戦できたことはありましたか?
嶋津:部門横断で、ぱっと出てきたアイデアをすぐに試せることですかね。例えば最近だと、各製品にAI機能が搭載されていますが、それぞれどのような違いがあるのか、何ができるのか。こうしたテーマは、部門を挙げて検証しようとするとハードルが高くなりがちです。しかし様々な部門のメンバーが集まるからこそ、フラットに声をかけ合って気軽に始められます。こうした取り組みも、他部門との交流があってこそ実現できている部分だと思います。

印象に残ったイベント
── これまでの活動で、特に印象的だったイベントはありますか?
嶋津:イベント単位で言うと、商社ゲームというビジネスシミュレーション研修ですね。外部研修として予算を取って実施しました。とても盛り上がりましたし、それ以来話すようになったメンバーもいます。若手が主体となって企画から予算申請までを行い、実現できるのも、このコミュニティの良さだと思います。
八木橋:個人的には、新入社員向けの「よろず相談会」が印象深いです。新入社員が若手コミュニティ内のメンバーに聞きたいことをなんでも質問する会で、自分自身がやりたいと思って立ち上げた企画なんです。新入社員も結構な人数が参加してくれて、本当に様々な質問や回答が飛び交い、盛り上がりました。
── どのような質問が寄せられましたか?
八木橋:例えば、財形貯蓄や確定拠出年金の話、各拠点にはどんな人が多いのか、ランチは皆さんどのようにされているのかとか(笑)。大阪・名古屋・札幌のメンバーもコミュニティにいるので、各地区に配属された新入社員がZoomで先輩と話せるように意識しています。仕事のことはもちろん、社会人生活そのものについて気軽に聞ける場になっているのが良いと感じています。コミュニティに閉じない活動として、こういった企画はもっと増やしていきたいですね。

── ベテランの先輩社員との相談会だと、質問をためらってしまう若手の方も多いと思うので、とても良い取り組みですね!ちなみにイベントを運営する際に、工夫していることはありますか?
嶋津:協力してくれた方にもメリットがあるようにしたいと思っています。例えば、質疑応答や感想をしっかりもらえるよう呼びかけたり、フィードバックがきちんと届くように調整したり。「次もやろう」と思ってもらえるようにしています。
── 協力してくれた方にもきちんと還元する。その姿勢が、コミュニティの継続的な活動を支えているのだと感じますね。
今後の展望とメッセージ
── 今後、若手コミュニティではどのような活動やイベントを行っていきたいか、構想があれば教えてください。
八木橋:経営層との対話会は、単発で終わらせずに定期的に開催していきたいです。若手が経営層と自由に対話する機会ってなかなかないので、2回、3回と継続していけるよう準備を進めています。
嶋津:先ほど八木橋さんからもありましたが、私はコミュニティに閉じない活動をもっと増やしたいですね。社内での情報発信も強化して、上の世代にも若手コミュニティを認知してもらうことで、活躍している若手を評価してもらえる流れを作りたいと考えています。あとは、運営初期に先輩社員に来ていただき、お話を聞く企画を実施したのですが、メンバーからの評判がとても良かったので、復活させたいと思っています。部門が異なる先輩社員と会話できる機会をより多く作っていきたいです。
── これから参加を検討している方、迷っている方にメッセージをお願いします。
八木橋:やる気がある方は誰でもウェルカムですので、お待ちしています。一歩踏み出すのは勇気がいることだと思いますが、気軽に声をかけてもらえればと思います。応援してくれるメンバーがたくさんいるので安心して飛び込んできてくださいね。
嶋津:若手中心だからこその心理的安全性があると思うんです。抽象的でも構いませんので、何かやりたいことがあれば、勇気を出す場としてコミュニティを活用してほしいですね。

── お二人のお話から、若手コミュニティが単なる「集まり」ではなく、若手社員が主体的に学び、つながりながら挑戦していくための場として根付いていることが伝わってきました。「愉しく学ぶ」という言葉にも、そんな場を育ててきた運営メンバーの真摯な思いが表れています。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。新しいつながりや気付きに出会えるはずです。嶋津さん、八木橋さん、ありがとうございました!


<編集後記/勝田 憲賢>
お二人への取材中、終始笑いが絶えなかったのが印象的でした。コミュニティの活動についてお話を聞いているつもりが、気づけば先輩社員のエピソードや同期との余談で盛り上がり、「あ、本題に戻りましょう」と軌道修正する場面もありました。
そんなやりとりの中に、コミュニティの和気あいあいとした雰囲気がそのまま表れているように感じました。若手コミュニティの活動が気になった方は、ぜひお二人に声をかけてみてください。
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