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Qlik Cloud Analyticsが展開するAIの世界
この記事ではQlik Cloud Analyticsで提供される様々なAI機能をご紹介します。
※本記事は「2025年05月時点のSaaS」で作成しています。
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2)画面右側から、「DataFiles」の[データを選択]のアイコンをクリックします。
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3)[ファイルを選択]画面が開かれるので、画面下部に、データをロードしたいExcelファイルをドラッグアンドドロップします。
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4)ファイルがアップロードされるので、アップロードしたファイルを選び、[選択]をクリックします。
もし間違ったファイルをアップロードした場合は、画面右側のゴミ箱ボタンから削除できます。
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5)データのプレビュー画面が表示されます。
データをロードしたい項目にチェックを入れ、[スクリプトを挿入]をクリックします。
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6)チェックした項目をロードするための、スクリプトが自動で挿入されました!
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7)[データをロード]をクリックすることで、Excelファイルの内容がアプリにロードされます。
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データのロードに関する説明は以上です。
専門的な知識がなくても、マウスの操作だけでスクリプトが用意できるのは嬉しいポイントですね。
折角なので、挿入されたスクリプトの内容を詳しく見てみましょう。
難しそうに見えますが、意外と簡単なことしか書かれていません。
「以下の内容を読み込んでね」という意味です。後ろに、ロードする項目名を続けます。
Qlik Sense のスクリプトは「ロード スクリプト」と呼ばれており、ロード スクリプトの「ロード」は、このLOADから来ています。
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ロードしたい項目名を記載します。
項目名として認識された文字は、オレンジ色で表示されます。
項目名を複数記載する場合は、カンマで区切ります。
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また、項目名は「"」ダブルクォーテーションで囲いますが、省略が可能です。
ただし、項目名に記号を含む場合など、文字列が一つの名称として認識されない時は、ダブルクォーテーションで囲ってあげましょう。
例えば、以下は「氏名 & フリガナ」という項目名が、「&」がスクリプト内で意味を持つ記号として認識され、「氏名とフリガナの文字を繋げる」という意味に解釈されています。
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そんな場合は、項目名をダブルクォーテーションで囲うことで、連続した一つの項目名として認識してくれます。
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データソースがどこに存在するかを示します。
FROMの後ろに、ファイルの保存場所等が記載されます。
ファイルの保存場所は、[lib://保存先/ファイル名]という構文になります。
基本的に後述のテーブル形式と合わせて自動で設定される箇所になるので、初めのうちはあまり意識しなくて大丈夫です。
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因みに保存先は、「スペース名:保存先」という構文で記載されます。画像のようにスペース名が書かれていない場合は、「個人用」のスペースに保存されています。
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特定のスペースに保存されている場合は、以下のようにスペース名が明示されます。
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データソースのファイルについて、ファイル形式や区切り文字といった、テーブルの形式に関する内容を記載します。
例えば、Excelファイルの場合は、「ooxml」がExcelファイルであることを示し、「table is Sheet1」はそのExcelファイルのシートである「Sheet1」を参照するという意味になります。
こちらも、前述のFROMと合わせて自動で設定される箇所になるので、記載内容を意識する機会は少ないかもしれません。
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いかがでしょうか。
一見難しそうに見えるスクリプトも、分解してみると、データのロードのために必要な、「どこから?」「どの項目を?」のような情報を記載しているんですね。
最後に、簡単なスクリプトの編集にトライしてみましょう。
やることは、「テーブル名の変更」と「項目名の変更」です。
前述の手順で取り込んだデータは、Excelファイルに設定されていた「Sheet1」というシート名が、そのままQlikでもテーブル名として使用されています。
「Sheet1」のままではどんなテーブルなのか分かりにくいため、テーブル名を明示してみます。
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テーブル名は、LOADの前に、
[任意のテーブル名]:
という構文で記載します。
実際に追記してみると、以下のような状態になります。
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これで、次回ロード時に、テーブル名が「ユーザーマスタ」に変更されます。
また、入力の途中で他のスクリプトの文字が赤く表示されることもありますが、これは構文チェックによるものです。急に赤くなるのでびっくりするかもしれませんが、入力が完了すれば赤い表示は解消されるので、安心してくださいね。
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もし入力が終わったはずなのに赤い表示になっている場合は、どこかの構文に誤りがあります。
例えば、上の画像ではテーブル名の後ろに必要な「:」が抜けています。
他にも、スペースや記号に全角が使われていないか、「,」の有無は正しいか、「”」や「’」などの記号は対になっているかなど、構文に誤りがないか見直してみましょう。
原因が分からない場合は、ChatGPTに構文のチェックをお願いしてみても良いかもしれませんね!
「氏名」という項目名を、「ユーザー名」に変更したいとします。
項目名の変更は、「as」を使用します。
元の項目名 as 変更後の項目名
と記載することで変更できます。
実際に追記してみると、以下のような状態になります。
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以上で、スクリプトの編集は完了です。
データのロードを実行してみましょう。
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無事、テーブル名が「Sheet1」から「ユーザーマスタ」になり、項目名も「氏名」から「ユーザー名」になりました!
「スクリプトの編集は自分の手で出来る」という実感を持ててもらえたら嬉しいです。
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株式会社アシスト北海道 サポートサービス技術統括部
2022年に中途入社し、Qlik製品のサポートを担当しています。
日々進化するQlikの情報をキャッチアップし、お客様のご期待に応えたいと思っています。
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