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「Layout container」を使えば、最新のQlikビジュアライゼーションでカスタマイズ性が高く、細やかなデザインの画面が作れます!
今回はQlik Senseで帯グラフ(100%積み上げ棒グラフ)を作成する方法をご紹介します!
たとえば年ごとに各支社が占める売上の割合を可視化したいなど、構成比の比較をする際に役立つグラフです。
※本記事は「2022年09月時点のSaaS」で作成しています。
帯グラフ(100%積み上げ棒グラフ)とは、棒の長さを100%と見なし、各要素の構成比を可視化するグラフです。
たとえば以下の例では、年ごとに各支社の売上構成比を可視化しています。
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すべての棒の長さが同じことで比較しやすく、たとえば2019年は他の年に比べて大阪支社の構成比が大きいことがわかりますね。このように、帯グラフは構成比の比較や推移を確認する際に活用できます。
※目的ごとにどのようなグラフが適するかについては、以下の記事でご紹介しています。
合わせてご確認ください!
Qlik Senseで帯グラフを作成する手順は以下のとおりです。
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4)任意の項目を選択します。
たとえば「年」を指定した場合、年ごとに棒が作成されます。
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5)再度[データ]タブの[軸]下の[追加]ボタンをクリックします。
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6)任意の項目を選択します。
たとえば「支社」を指定した場合、「支社」が各棒の要素となります。
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7)[メジャーを追加]をクリックし、[fx](数式エディタを開く)をクリックします。
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8)任意の数式を設定し、[適用]をクリックします。
たとえば売上の合計を集計する場合は以下のような数式を設定します。
Sum(売上)
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9)作成したメジャーを展開し、[修飾子]をクリックします。
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10)[なし]と表示されているドロップダウンメニューを開き、[相対数]を選択します。
11)[選択範囲]、[軸の範囲]、[軸]を以下のように設定します。
・選択範囲:現在の選択条件
・軸の範囲:1個の軸に対する
・軸:手順4で選択した項目(例:年)
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12)[数値書式]のドロップダウンリストで[数値]を選択し、書式を以下のいずれかに設定します。
※数値がパーセントで表示されます。
・12%
・12.3%
・12.34%
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13)[スタイル]-[プレゼンテーション]タブを開き、[積み上げ]を選択します。
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14)グラフに構成比の数値を表示する場合は、[スタイル]-[プレゼンテーション]タブで[値ラベル]をオンにし、[セグメント ラベル]をオンにします。
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修飾子「相対数」を使用すると、メジャーの結果を相対表示(割合表示)できます。
たとえば軸に「年」を、メジャーに「Sum(売上)」を設定しているチャートで修飾子「相対数」を設定すると、全体の売上合計に対して各年の売上が何パーセントかを求めることができます。
また以下 2 つの設定で、「何に対しての割合を求めるか」を細かく設定できます。
【選択範囲】
分母(例:全体の売上合計)に選択条件を反映させるかを指定できます。
たとえば軸に「年」、メジャーに「Sum(売上)」が設定されている場合、選択範囲を[現在の選択条件]に設定すると、選択によって絞り込まれたデータにおける売上合計に対して、各年の割合を集計します。
たとえば魚介類を選択した場合は魚介類の売上合計に対して各年の割合を集計します。
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また、[選択を無視]と設定した場合は選択状態に関わらず、アプリ内の全データにおける売上合計に対して、各年の割合を集計します。たとえば魚介類を選択した場合、アプリ内の全データにおける売上合計に対して、各年の魚介類の売上が占める割合を集計します。
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【軸の範囲】
分母を何ごとの合計にするかを指定できます。
たとえば軸に「年」と「支社」が、メジャーに「Sum(売上)」が設定されている場合、[軸の範囲]を[すべての軸を無視]に設定すると、データ全体における売上合計に対して、各「年」「支社」の割合を集計します。
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また、[1個の軸に対する]-[年]を設定すると、各年の売上合計に対して、各支社の割合を集計します。
今回のように帯グラフを作成する際は、棒(例:年)ごとの合計に対して各要素(例:支社)の割合を求めるため、[1個の軸に対する]を設定します。
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今回は帯グラフ(100%積み上げ棒グラフ)の作成方法についてご紹介しました。
帯グラフはマウス操作で作成できますので、構成比の比較や推移を確認する際、ぜひ本記事を参考に帯グラフを作成してみてください!
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