分科会

今回は、初の大阪分科会へのインタビューを実施しました!2016年度に大阪地区で活動し、最優秀賞を受賞した「成果を出すためのデータ分析と活用 分科会」のリーダーのカイタック株式会社 真野倫行様とサブリーダーのサンスター株式会社 胡琛様、リコージャパン株式会社 福田誠司様に、分科会活動についてお話を伺いました。

分科会活動への参加のきっかけは?

分科会への参加はどういったきっかけでしたか?

真野様:上司から薦められたのもありますが、社外の方と交流し知見を広げたい、研究したことを業務に活かしたいという気持ちがあり、参加を決めました。「成果を出すためのデータ分析と活用」というテーマを希望したのは、ビッグデータやAIなどのデータを活用した成功事例を目にすることが多く、自社でもデータ活用をするにはどうしたら良いのかを研究してみたいと思ったからです。

胡様:私も、参加のきっかけは上司と先輩の薦めでした。この分科会を選んだ理由は、データマイニングに関する知見を深めたかったからです。例えば、なぜマーケットに置いているオムツが売れれば、ビールの売れ行きも良くなるのかという話があります。膨大なデータに隠された物事の関係性を知りたくて、この分科会に参加しました。

福田様:私は、社内で分科会の情報共有があったのがきっかけです。自社とは全く異なる風土で働いている方々と、分科会というプロジェクトを行っていく中で自己成長出来るのではと感じました。また、他社で実践している生の声や事例を聞き、普段の営業活動の材料として活用できることを期待していました。データ分析という流行のワードに惑わされず、深く深堀した内容を持って自身の仕事に役立てたいと思ったんです。

福田様の会社では、社内で情報共有があったのですね!東京の分科会でも御社のメンバーに参加いただいています。分科会は活動期間が一年間なので、やらされ感があるとなかなか辛いものがあるのではと感じますが、皆さん、目的をもってご参加いただいたんですね。

カイタック株式会社 真野倫行様

カイタック株式会社 真野倫行様

実際に参加してみて

実際に参加してみて、いかがでしたか?

真野様:こういった研究会に参加するのは初めてだったので、他社の方々と一年間共に研究していくことにプレッシャーを感じていました。でも、回を重ね、懇親会を行なったりしたことで、上下関係なく話ができる環境となりました。その中で様々な考え方や情報を聞くことができ、非常に刺激的でしたね。分科会の会場はメンバー間で用意することになっていたので、今までは接点のなかった会社に訪問させていただく機会もあり、研究テーマ以外にも学ぶ部分が多かったです。

胡様:データ分析に関する知識が豊富な方、知的好奇心を持っている方が多くいらっしゃるため、良い刺激を受けました。また、普段交流のない様々な業種の方の話を聞け、会社訪問なども出来て非常に良い経験でした。

福田様:私も、普段メンバーがどのような環境で仕事をしているかを知れたのは興味深かったです。

サンスター株式会社 胡琛様

サンスター株式会社 胡琛様
皆さんと同じように、分科会を参加メンバーの会社で持ち回りにして、楽しまれる方は多いみたいです。海外とのやり取りが多い企業では、お祈り部屋なんか用意している企業もあったなんて話を聞きました。何か活動を進めていく上で、印象的だったことや、苦労したことってありますか?

真野様:活動報告書の完成に向けて活動していく中で、様々な業種や立場の方々の意見を聞けたのが印象深くもあったのですが、方向性を決めていくのに苦労した部分かもしれません。

胡様:そうなんです。メンバー間で「そもそも成果とは何か」とたくさん議論しても、各業種によって定義も違いますので、皆が思うそれぞれの「成果」を網羅しようとしたら収拾がつかなくなります。でも、そんな中で、たくさんのことを試行錯誤し、メンバーそれぞれの声を大事に活動はできたかなと思っています。

福田様:お互いの意見を尊重しつつも、複数の職種や業種の方がいる中で、課題や共有したり議論を進めたりしていくことで、度胸がついた面もありますね。

真野様:試行錯誤の一つで、メンバーが「データ分析コンテスト」に個人的に参加され、受賞されたのも印象深い出来事でした。

分科会をきっかけにコンテストに参加された方もいたんですね!「何かしよう」と思えるような気持ちを育てられたこと自体が、皆さんの分科会活動が良い雰囲気で行われていたことの現れではないかと感じます。

真野様:分科会の雰囲気は良かったです。活動報告書の提出や発表の直前までメンバー全員が忙しい中協力し合えたことが、ソリューション研究会での受賞につながったと感じています。

分科会活動で得たもの

リコージャパン株式会社 福田誠司様

リコージャパン株式会社 福田誠司様

福田様: 漠然としたテーマを期間内に複数人でブレイクダウンし、具体的な話にまとめていくプロジェクト管理能力が養われたと感じています。その他にも、メンバーに技術職の方が多かったため、話を理解するために関連書や事例を教えてもらい、次回の分科会までに勉強して参加するといった自己学習の習慣が身につきました。研究活動を通して、データ分析を身近に感じることもでき、学んだことを自分のお客様先でも話題にしたりできました。担当しているお客様先でばったりメンバーの方と出会い、同じお客様を担当していたのか!と、不思議な縁を感じたこともあります。
 
真野様:研究会に参加したことで、自分自身のアンテナを広げることができたと感じています。様々な方々と交流できる機会を用意してくださるソリューション研究会に参加することができて本当に良かったです。一つのテーマに対して、一年間共に研究し、論文の作成と発表を行ったメンバーとの縁を、今後も大切にしていきたいと思っています。

胡様:実際この分科会に参加した後、自社もBIツールの導入を進め、私がそのBIツール選定の副担当に抜擢されました。この分科会に参加して得たデータ分析の考え方をBIツールの導入に反映できたらと思っています。また、この分科会をきっかけで知り合ったメンバーとの、たくさんの議論を通じて深まった仲を大事にしていきたいです。

実際の業務に活きた、と聞くと、事務局としても嬉しいです!分科会は研究活動だけではなく、大切にしたいと思える縁を築いてもらうことが価値の一つだと感じています。ただ、それは私達事務局が作れるものではなく、参加している皆さんの努力や参加姿勢にあるので、そういうチームを作り上げていただいたことに、とても感謝しています。ぜひ、機会があれば、またご参加ください!ありがとうございました。

「ソリューション研究会」の新着コンテンツ