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Qlik Senseで前年同月のデータを求めてみよう!
Qlik Senseで分析を行う際、前年同月のデータを使って比較をしたいと思ったことはありませんか?
2024 年 3 月 26 日に QlikTech 社より Qlik Cloud の日本リージョン開設のニュースリリースが発表されました。
https://www.qlik.com/ja-jp/company/press-room/press-releases/qlik-strengthens-investments-in-cloud-with-launch-of-new-japan-cloud-region
本ブログではすでに Qlik Cloud(Qlik Sense Enterprise SaaS) をご利用中のユーザー様に向けて、日本リージョンへテナントを移行する方法をご紹介します。
基本的な手順については QlikTech Japan 社にて投稿された Community 記事に記載されています。
https://community.qlik.com/t5/Japan/Qlik-Cloud_日本リージョンへの移行方法
FAQ も上記記事内に記載がありますため、基本的には上記記事を参考にテナント移行を実施ください。ただし上記記事では 「1.Qlikサポートにケース登録を行ってください。」となっておりますが、こちらは弊社のサポートセンターまでご連絡ください。
弊社サポートにてメーカーへの申請手続きについて対応させていただきます。
大まかにテナント移行の流れをまとめると以下のようになります。
1. お客様:AWSC2 よりテナント移行を実施したい旨の連絡
※連絡の際は以下の情報を含めてご連絡ください
・現テナント情報
(Qlik Cloud ログイン後、右上プロファイルアイコンより、[アプリについて]から取得)
・現テナントのリージョンと、新テナントで希望されるリージョン
・並行稼働の必要性
・予定されている並行利用開始日~終了日(期間は30日間)
2. アシスト:QlikTech社に日本リージョンのテナント発行を依頼
3. QlikTech:お客様のライセンス情報を修正後、アシストへ連絡
4. アシスト:お客様へ新テナント開設方法および移行方法の案内
5. お客様:新規テナントを作成
6. お客様:30 日間の移行期間内に、現環境での設定を全て手動で新環境に対して実施
7. お客様:環境構築が完了次第、アシストまで連絡
8. アシスト:QlikTech社宛に旧環境停止の連絡
9. QlikTech:旧環境のテナント停止に伴う手続きの実施後、アシストへ連絡
10. アシスト:お客様へ旧テナント削除手順の案内
11. お客様:旧テナントの削除実施、実施後アシストへ連絡
Qlik Cloud のテナント移行時には、既存環境の設定を自動で移行する機能が無いため、平行稼働期間中に全て手動でデータ移行を実施する必要があります。
この際に分析サービスの機能で既存環境のものをそのまま利用できるのはアプリのみとなります。
アプリに関してはアプリの右下の[・・・]をクリックし、[データを含めてエクスポート]あるいは[データを除いてエクスポート]を選択することで手元にダウンロードすることが可能です。
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上記手順でダウンロードしたアプリは日本リージョンのテナントにて、[新規追加]-[アップロード]を選択することで取り込むことが可能となります。
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上記のアプリ以外は既存のテナントから設定やファイルをダウンロードすることはできません。例えばユーザーへのライセンス割り当てやスペースは手動で再度実行いただく必要があります。また、アップロードしたデータファイルについてはダウンロードすることができないため、再度手元からアップロードが必要となります。
本ブログでは日本リージョンのテナントに移行するにあたり、基本的な手順と注意点をお伝えさせていただきました。移行の期間は基本的に 30 日となりますため、この期間内で移行が完了するように計画し、実施いただけますと幸いです。
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