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Qlikユーザー会2024の開催報告
2024年11月7日にアシスト主催のQlikユーザー会2024を開催しました! 今年はメーカーセッション、アシストセッション、ユーザー様座談会と盛りだくさんの内容かつ、東京、愛知、大阪と3拠点を繋ぎハイブリッド開催(対面+リモート)という初の試みで実施しています。
皆さんは、Qlikが提供している認定試験をご存知でしょうか。複数ある認定試験の中でも、Qlik Sense ビジネスアナリスト認定試験は日本語で受験可能です。今回は、Qlik Sense ビジネスアナリスト認定試験の受験者向けに、実際に試験を受験し合格した体験を報告します。受験するにあたっての準備や心得を本記事ではご紹介します。なお、出題されるトピックごとに詳細を解説している記事も作成予定ですので今後もお楽しみに!
詳細は、メーカーの公式ページを参考にしてください。
▼受験形式
試験はすべて選択式で、1問につき1つまたは2つの回答を選びます。試験はピアソンVUEのテストセンターで受け、結果は試験終了後すぐに確認可能です。合格するとCredlyのデジタルバッジが付与されます。試験時間は2時間、出題は50問で、35問(70%)以上の正答で合格です。
▼試験範囲
メーカーページに記載のある、対象となる受験者は以下の通りです。
・Qlik Sense で実稼働環境品質のアプリケーションを実際に開発した経験
・マスターライブラリ用に軸、メジャー、オブジェクトを作成した経験
・ユーザー体験の理解、ベストプラクティスの設計、およびビジュアライゼーション構築の経験
Qlik Sense ビジネスアナリスト認定試験は、Qlik認定試験の登竜門的な位置付けですが、難易度は決して低くありません。日常的にQlik Senseを利用している方でも、しっかりと対策を立てなければ不合格となることがあります。
試験のトピックは以下です。
・要件の特定(30%)
・アプリケーションの設計(24%)
・データの準備とロード(14%)
・アプリケーションの開発(32%)
これらのトピックは、Qlik Senseのアプリ開発者視点での問題が中心です。Qlik Management Console(QMC)やNPrintingなどのオプション製品に関する問題、運用の視点は出題されませんが、セキュリティに関する内容は出題されます。
▼試験イメージの把握
実際の試験イメージは、メーカーサイトが提供しているこちらのページから確認できます。Qlikアカウントでログインいただくと下のようなイメージのサイトが表示されるため[Take the Qlik Sense Business Analyst Certification Practice Questions]をクリックします。
・模擬試験サイト
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上記サイトについては英語となるためブラウザの翻訳機能を利用して、日本語化してください。本番では自然な日本語で問題が出題されるため、安心してください。
問題数は10問しか用意されていないため、どのような問題が出題されるのかイメージを掴むために利用してください。
▼知識の整理と定着
実際の出題イメージを掴んだら、知識を整理しましょう。
弊社のQlik研修の受講経験がある方はテキストの入門教育や応用教育のテキストが効果的にまとまっています。受講されたことが無い方は、メーカーが出版している『Qlik Senseユーザーのためのデータ分析実践バイブル』が分かりやすく自己学習に最適です。また気軽に確認をすすめていくなら本ブログを是非ご活用ください。
<ご案内>
上記で触れております、Qlik研修についてはこちらで詳細をご確認いただけます。
受講形態もオンデマンドから会場でのご受講と選択肢も多数ご用意しております。
私も講師として登壇しますので、今まで受講されたことがない方は是非ご検討ください。
知識を整理する際は、出題される傾向であるポイントをしっかりおさえておきましょう。
・Qlik製品としての最適な対応方法
・データマネージャー>データロードエディタ
・ビジネスアナリストとしての要件を満たす画面やチャート
・チャートの用途
▼試験の申し込み
準備が整ったらこちらのメーカーサイトから申請します。
サイト内の「Qlik Sense ビジネスアナリスト認定」の[今すぐ登録]をクリックします。
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以降は、ピアソンVUEのサイトに遷移するので、アカウントを新規作成もしくは、すでにお持ちの方はログインして進んでください。
「Qlik Certification Program」という画面が表示されるので、IDとパスワードを入力してログインします。
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次に試験の種類を選択します。[View exams]をクリックするとQlik関連の試験一覧が表示されます。
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ここでは「Qlik Sense Business Analyst Certification Exam - 2022」を選択します。
本記事の執筆タイミングでは、「Qlik Sense Business Analyst Certification Exam - 2024」も選択できますが、日本語では受験できませんので、ご注意ください。
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試験の受験形式が選べる画面が表示されますが、テストセンターでのみ受験できますので、[In person at a test center]を選択し[Next]で次の画面に進みます。
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同意を求められるため内容を確認後、案内に従って進むとテストセンターの会場を選択できます。会場は任意の場所を選べますが、受験日時は会場によって異なるため、ご都合の良い会場を見つけて選択してください。最後に受験時間を選択し、画面右下に表示される「Proceed to Checkout」をクリックすることで支払い方法を選び申請は完了しました!
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ここからは、私の当日の実体験と感想をご紹介します。
私は、大阪市内で10時からの受験を申し込んでいたため、現地で迷う時間も考慮して40分前に到着しました。現地では、おそらくQlikではない受験者が数人いて、私は私物をロッカーに収納し、時間まで待機します。
本人確認が済んだ後には、PCが並ぶ部屋に通されて、会場スタッフが操作をしてくれた後受験を開始します。
時間は50問を2時間で解くため、時間が足りなくなることは無さそうですが、問題文が長く、理解するために時間を必要とする場面も多々ありました。このような場合は、回答にも自信が無いことも多いため、見直しボタンにチェックを入れて一旦回答し、次の問題に進みます。結局私の場合は、時間的な余裕はほとんどなくすべての時間を使うことで試験は終了しました。最後に点数が記載された合否のペーパーをもらって帰宅です。
試験全体を通して、ひっかけを狙っている問題は多くありませんが、正確に問題文を読み込んでいないと間違える設問が複数ありました。そのため、焦らず問題文を読み込み、文章が長く理解が追いつかない場合は、一旦は飛ばすという作戦で臨むと良いと思います。
今回は、Qlik Sense ビジネスアナリスト認定試験合格体験記~概要編~としてお届けしました。受験前の準備と当日の雰囲気は掴んでもらえたと思います。次は、各大問ごとにどのような勉強を進めておくべきか解説の記事をお届けします!
株式会社アシスト DX推進技術本部
2018年に新卒入社し、現在7年目。
Qlik製品のプリ/ポスト/教育を担当しています。
お客様に面白くて効率よくQlikのスキルを習得してもらえるよう
伝え方の工夫とQlikの知識の蓄積に励んでいます。
趣味は歴史で、学生時代はお寺で拝観者の方向けにガイドを
していました。
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