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Layout container を使って映えるダッシュボードを作成しよう!
「Layout container」を使えば、最新のQlikビジュアライゼーションでカスタマイズ性が高く、細やかなデザインの画面が作れます!
Qlik Senseのアプリ内で同一の軸やメジャーを使い回したい、複数の棒チャートや折れ線チャートなどのメジャーを任意の色に揃えたいということはありませんか?
Qlik Senseでは「マスター アイテム」の機能でこれらを効率的に行うことが可能です!
今回はマスター アイテムに「メジャー」を登録して活用する方法を紹介します。
※本記事は「2024年10月時点のQlik Sense SaaS」で作成しています。
「マスター アイテム」の機能は、Qlik Senseアプリで軸やメジャー、チャートを登録し再利用できる機能です。登録したマスター アイテムは、公開されたアプリで閲覧ユーザーに利用させることができます。
以下のような場合に便利です。
・1つのアプリ内で、同一の軸やメジャーを複数のチャートで利用したいときや、同一のチャートを複数のシートで利用したいとき。
・1つのアプリ内で、複数のチャートのメジャーを任意の色に揃えたいとき。
・1つのアプリ内で、開発者が作成した軸やメジャーを、閲覧ユーザーに再利用させたいとき。
※マスター アイテムは「公開されていない作業中のアプリ」で作成します。
「公開されているアプリ」では作成や編集ができず、利用のみ可能です。
以下の手順でマスター アイテムにメジャーを登録し、チャートに設定します。
<操作手順>
1) シートの編集画面で画面左の[アセット]-[マスター アイテム]を選択し、[メジャー]を展開して[新規作成]ボタンをクリックします。
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2) [メジャーの新規作成]画面で[数式]の[fx]ボタンをクリックします。
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3) [数式を編集]画面で数式を記述し、画面右下の[適用]ボタンをクリックします。
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4) [名前]に任意の名前を記述し、[作成]ボタンをクリックします。
これでマスター アイテムの登録が完了です。
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5) シートの編集画面に戻り、チャートを作成します。
例:テーブルのチャート
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6) チャートのプロパティで、[列の追加]-[メジャー]をクリックします。
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7) [メジャー]欄で、対象のメジャーの名前をクリックします。
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8) 集計結果が表示されることを確認します。
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2) 警告メッセージが表示されるので[OK]ボタンをクリックして編集を行います。
※そのマスター アイテムを使用しているすべてのチャートに変更が反映されます。
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チャートのメジャーに設定したマスター アイテムの関連付けを解除したい場合は、以下の手順で解除を行います。
<操作手順>
1) チャートのプロパティの[データ]タブで、対象のメジャーの名前をクリックして展開し、チェーンのマークをクリックします。
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2) 警告メッセージが表示されるので[OK]ボタンをクリックして解除を行います。
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Qlik Senseの棒チャートや折れ線チャートなどでは、メジャーに自動で色が割り振られますが、マスター アイテムを使用することでメジャーに任意の色を指定することができます。
複数のチャートのメジャーを任意の色に揃えたいときに便利です。
色は「1. メジャーの色の指定」と「2. メジャーの集計結果に応じた色の指定」が可能です。
それぞれの設定方法を紹介します。
マスター アイテムを使用することで、以下のようにメジャーに対して任意の色を指定できます。
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※マスター アイテムの登録時でも、色の指定が可能です。
2) [メジャーの色]の下の四角いマーク([色を選択])をクリックし、任意の色を選択して指定します。
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※パレットのマークをクリックすることで、より広い範囲から任意の色を指定できます。
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3) [保存]ボタンをクリックします。
これで色の指定が完了です。
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4) シートの編集画面に戻り、色の指定を行ったマスター アイテムのメジャーを、チャートに設定します。
例:棒チャート
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5) プロパティの[スタイル]タブ-[色と凡例]で下記のように設定します。
※[自動]の設定でも上記手順「3)」で指定した色になる場合もあります。
指定した色にならない場合は、下記の設定を行ってください。
・[カスタム]に設定する。
・ドロップダウンで[単色]を選択する。
・[ライブラリ カラーの使用]で[メジャー]を選択する。
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メジャーの集計結果に応じて「ある数値までの場合は”青”、それ以上の数値の場合は”赤”」のように任意の範囲に色を指定することができます。
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設定方法は、下記ブログの「数式における任意の範囲に色を指定する方法」をご確認ください。
色合いが統一されたスタイリッシュなアプリを目指そう!
今回は、マスター アイテムのメジャーを活用する方法を紹介しました。
マスター アイテムの設定は下記リンクの「STEP3:マスターアイテムを作成してみましょう」の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください!
Qlik Senseの使い方がわかる!無料で学べる自習用セルフラーニングビデオ
続編として、「マスター アイテムに軸やチャートを登録して活用する方法」についての記事も公開予定です。
ご期待ください!
株式会社アシスト北海道
テクニカルサポート部 情報基盤2課
2019年に新卒入社し、Qlik製品のサポートを担当して6年目です。
日々、Qlik含めIT業界の進化には驚かされるばかりです。
変化について行けるよう、常に最新の技術やトレンドを学び続けて行こうと思います!
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