情報交流会

ITの世界で次々に生まれる新しい考え方や取り組み。しかし、その理解のために必要なインプットが行われず、本質が分からないまま議論されている状況が多く見受けられます。その代表格がDXではないでしょうか。また、DXが情報システム部の外で語られることもあり、それに危機感を感じていたり、その状況から脱却したいと考える次世代ITリーダー候補もいらっしゃるようです。

そこで、ソリューション研究会では、2022年度も「デジタルトランスフォーメーション(DX)の本質と実践」をテーマに、情報交流会を開催いたしました。
 
今回は、2022年9月6日に開催した市ヶ谷本社での情報交流会の様子をレポートします!


情報交流会とは?

情報交流会では、次世代のITリーダー候補が知るべきIT関連のトピックを「講義形式」で提供し、講義を基に、参加者同士の「グループ討議」や「交流会」も実施します。参加者は他のメンバーと議論することで、さらに学びを深めたり、自身の理解度を客観的に把握することができます。

情報交流会は短期(1回、もしくは3回程度の連続した講義形式)でのご参加が可能なので、業務やご自身の都合により1年間を通じての分科会活動が難しいといった方や、分科会に参加する前に雰囲気やレベル感を知りたいといった方にもおすすめのイベントとなっています。
 
今回はアシスト市ヶ谷本社、中日本支社、西日本支社の各地区で、2021年に引き続き「DX」について学びの場を用意させていただきました。


講義の様子をチラ見せ!

2022年も、ネットコマース株式会社 代表取締役 斎藤昌義様に講義を行っていただきました。

DXに関して、こんな不安感や漠然とした焦燥感をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
 
・なんとなく、DXをしなくてはいけない
・社会の空気に迫られた漠然とした不安
・上層部から、何かしらDXをするようにとのプッシュによる追い詰められた感
・情報のつまみ食いで浅い考察しかできていない気がする
・DXに胡散臭さを感じる
 
みなさん、「DXとデジタル化って何が違うの?」と聞かれて、すぐに答えられますか?また、DXの目的とは、すなわち何なのでしょうか?不安感を払拭しDXについて深く考えていくため、今回は以下の二部構成で講義を行っていただきました。
 
第一部:講義 DXの本質と実践
第二部:討議 DXの実践方法について考える
 
第一部は「DXの本質を押さえる2時間」と位置付け、DXについて考え始めるための前提知識を養う講義を行いました。最新ITトレンドや、DXを理解するために知っておきたい基礎知識に始まり、変容していく社会そのものに至るまで、細かく丁寧に取り上げていきます。休憩と質疑応答の時間を挟みながらも約2時間半の集中講義となりましたが、会場のどなたも最後までモチベーション高く受講されていました。


講義の様子をチラ見せ!


第二部では、講義での膨大なインプットを踏まえて「DXのために何をすべきか、何から始めるか」をテーマに、ワールドカフェ形式でのグループディスカッションを行いました。今回は感染症対策をしながら対面で開催しましたが、大きな模造紙に直接書き込みながらアウトプットすることで、各々の学びや意見を発散しながら、さらに他メンバーとのコミュニケーションを楽しむことができたのではないでしょうか。

ワールドカフェの目的は結論を出すことではなく、多くのメンバーと対話を繰り返して「気付き」を得ることです。固定観念や思考のたがを外して、とにかく発散させることに集中します。様々な業種や部門、立場のメンバーと対話をすることで、より視点が広がり、考えや理解を深めることができます。



情報交流会で新たな気付きと出会いを

ご講演をいただいた斎藤様、またご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 
今回の情報交流会は、いかがでしたでしょうか。講義を通じて情報システム部の変革のきっかけをつかんでいただいたり、DXで会社の文化や風土を変える方法の理解の一助になれば幸いです。

ご参加いただいた皆様には、今後も参加して良かったと思っていただけるよう、企画のブラッシュアップに向け検討を重ねていきますので、またのご参加をお待ちしています!
 
今回のレポートを見て、「ちょっと参加してみようかな……」と思われた方も、ぜひ次回のご参加を心よりお待ちしております!