分科会

2022年度の分科会活動がスタートして、約2ヵ月が経過しました。

初対面のメンバーが集まって1年間の研究活動を行うものの、それぞれの経験や持っているスキルも様々です。例年、初めは月イチで集まり研究活動を進める分科会が多いのですが、メンバーがまだ打ち解けない初期段階では、気心も知れていないせいもあり、なかなか会議をスムーズに運営できない分科会が多く見られます。

そこで、初期の段階で、分科会活動がスタートダッシュできるように、以下二つのワークショップを開催させていただきました!

・3/24:プロジェクトマネジメント(分科会リーダー/サブリーダー向け)
・4/22:ファシリテーション(全分科会メンバー)

それぞれどのような内容だったのでしょうか。簡単にですが、ご紹介させていただきます!


3/24開催:「プロジェクト型学習(PBL)のすすめ」


まず一つ目は、「プロジェクト型学習(PBL)のすすめ」と題して、これから活動を率いていく各分科会のリーダー/サブリーダーの方向けに、分科会をプロジェクトに見立てたワークショップを開催しました。

今回の研究活動も、分科会の研究成果を報告書・発表としてまとめていただくことが一つのゴールとなっています。研究活動を通してどう目標設定を行い、ゴールに向けてどのような手段を用い、仮説検証を行い、結論を導びけば良いのか。構想・企画・計画までがしっかりしていると、やることも見えてくるので、各メンバーが自走した活動にしていけますよね。

講師は、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ) 理事長 加藤亨様にお願いしました。加藤様自身も分科会への参加経験があり、長年にわたり分科会の役員としても活動を支えていただいていました。そのご経験を基に、分科会活動をより有意義にするためにはどうしたら良いのかというTipsをふんだんに取り入れたワークショップを開催いただきました。



Zoomのブレイクアウト機能も利用して課題に挑戦してもらい、参加メンバー同士の交流も行われました。


4/22開催:「会議が変わると組織が変わる!~隠れファシリテーターが会議を作る~+オンラインのコツも!」

二つ目のワークショップは、分科会メンバー全員を対象にファシリテーションをテーマに実施しました。

限りある時間の中での活動になりますので、一回一回の会議を有益なものにして質の向上を図ることで、より深みのある研究活動につながるのではないでしょうか。

こちらのワークショップは、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社 代表取締役社長 榊巻亮様にご講演いただきました。



本ワークショップでは、参加者に積極的にチャットに書き込んでもらい、講演の途中でもそれぞれが感じたことを発信してもらったり、疑問をその場で講師の方に拾い上げてもらったりと、とても盛り上がりました。「分かる!」という声も多く聞かれ、普段の会議でも活用いただける内容になったのではないでしょうか。


より有意義な活動を行っていただくために

分科会活動に参加されている皆さんは、自己研鑽や社外コミュニケーションなど様々な目的で参加されています。ソリューション研究会の特徴の一つが、自由度の高さです。成果報告書作成と発表会、そして要所要所で研究活動の進捗に関してアドバイスはさせていただきますが、主催者がどう研究を進めていくか方向性を導くことはありません。それが大変さでもありますが、参加者が得たいものを自由に得る機会としていただけるプラスの面だとも考えています。

とはいえ、本業もありつつ、有限な時間の中で参加していただくことになりますので、活動を有意義に行っていただくために、それにまつわるスキル習得に向けての情報提供には力を入れていきたいと思っています。

今回のワークショップを通じて、どう活動を進めていくか、一つ一つの会議をどう有益なものとするか、分科会メンバーの皆さんの参考になれば幸いです!

ワークショップの後は、第一回の進捗報告会が待っています。各活動の進捗を発表いただき、幹事様から方向性についてアドバイスいただいたり、他分科会の進捗を把握できる場となります。分科会の皆さんが、何をどのような方法で研究しようとしているのかお聞きできるのを、楽しみにしています!