JP1サポート技術者ブログ

JP1全般

【JP1全般】JP1のライセンス体系について分かりやすく解説

公開日:
更新日:
JP1全般
#JP1全般
#ライセンス
#Tips

JP1サポートセンターに寄せられるお問い合わせの中で、意外と多いのがライセンスに関するお問い合わせです。
製品の新規導入時やシステム更改時など、ライセンスの確認は避けては通れません。しかし、JP1には様々な製品があり、複数のライセンス体系が存在するため、どの製品にどのライセンスが適用されるのか不明瞭になりがちです。また、必要なライセンス数の見積もりについても分かりづらいことが多いと思います。

本ブログでは、JP1のライセンス体系について基本的な考え方を解説します。

※本ブログでは、主にVersion12およびVersion13に関するライセンス情報を取り扱います。
※記載されている内容は、2024年6月時点の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

ライセンスの種類

JP1には3つのライセンスの種類があります。製品ごとにライセンスの種類を確認し、それぞれ利用する分のライセンスを見積もります。

  • インストールライセンス

  • 管理数ライセンス

  • プロセッサ数ライセンス

それぞれのライセンスについて説明します。

インストールライセンスとは

インストールライセンスに該当する製品の場合、製品をインストールする台数に応じてライセンスが必要です。例えば、Windows環境に2つ、Linux環境に2つ製品をインストールする場合、必要なライセンス数は4つです。

主な対象製品:JP1/AJS3 - ViewJP1/AJS3 - DAJP1/AJS3 - EAPJP1/SSOなど

管理数ライセンスとは

管理数ライセンスに該当する製品の場合、製品の管理対象ノードの数(サーバー数やネットワーク機器数)に応じてライセンスが必要です。

主な対象製品:JP1/IM3JP1/NNMiJP1/ITDM2JP1/AJS3 for CSAなど

プロセッサ数ライセンスとは

プロセッサ数ライセンスに該当する製品の場合、インストール先のプロセッサ数(コア数)にOS係数を掛けた分のライセンスが必要です。OS係数は、OSの種別ごとに決まっています。

主な対象製品:JP1/AJS3 - ManagerJP1/AJS3 - AgentJP1/FTS/FTP

算出方法

以下の式で必要ライセンスを算出します。

コア数 × OSの係数= 必要ライセンス

OS係数

算出に必要なOS係数は以下のとおりです。

OS

OS係数

Windows

0.5

Linux

0.5

AIX

1.0

HP-UX

1.0

Solaris

1.0


例えば、Windows(4コア)のサーバーが2台、AIX(8コア)のサーバーが1台の場合、必要なライセンスはWindowsで4つ、AIXで8つとなります。

プロセッサ数ライセンスのポイント

仮想環境・クラウド環境の場合

物理CPUとvCPUの場合、基本的にはコア数の少ない方でカウントします。
※vCPUとは仮想プロセッサーのことです。仮想マシンやクラウド環境上で割り当てたCPUを指します。

▼物理コア数が把握できる場合
・vCPUのコア数<=物理コア数

ライセンス数はvCPUのコア数となります。

・vCPUのコア数>物理コア数

ライセンス数は物理コア数となります。

※物理コア数を上限とします。
※クラウド環境によっては、物理コア数の情報が開示されています。
ご利用のクラウドベンダーにご確認ください。

▼物理コア数が把握できない場合
ライセンス数はvCPUのコア数となります。

各バージョンの統廃合

JP1では新バージョンが出る際に製品の統廃合が行われることが多く、統廃合に伴ってライセンスも変更になる場合があります。ここでは各バージョンの主な統廃合を紹介します。

Version12→Version13

Version13のJP1/Baseは単体ライセンスは無くなり、JP1/AJS3 - Managerや、JP1/AJS3 - Agent、JP1/IM3 - Managerのコンポーネントとして提供されます。
Version13で統合される製品や名称が変更になる主な製品は、以下のとおりです。

Version12移行前の
ライセンス

Version13移行後の
ライセンス

Version13の変更点詳細

統合管理

JP1/IM2 - Manager

JP1/IM3 - Manager

稼動性能監視機能を統合しワンパッケージで提供
JP1/Baseをコンポーネントとして含む

JP1/IM2 - EG for NNMi

JP1/IM3 - EG for NNMi

名称変更

JP1/Base

ライセンス移行パス無し

JP1/Baseは、JP1/IM3 - Manager、
JP1/AJS3 - Manager、
JP1/AJS3 - Agentのコンポーネントとして提供

ジョブ管理

JP1/AJS3 - Manager

JP1/AJS3 - Manager

JP1/Baseをコンポーネントとして含む

JP1/AJS3 - Agent

JP1/AJS3 - Agent

JP1/Baseをコンポーネントとして含む

パフォーマンス管理

JP1/PFM - Manager

JP1/IM3 - Manager

パフォーマンス監視の機能をJP1/IM3で順次提供予定

JP1/PFMエージェント製品

JP1/IM3 - Manager
(管理数ライセンス)
に移行できる製品とでき
ない製品があります。

ネットワーク管理

JP1/ESA

JP1/IM3 - Manager
(管理数ライセンス)

リソース監視の機能はJP1/IM3で順次提供予定

JP1/SSO - AP

ライセンス移行パス無し

プロセス監視の機能はJP1/IM3で順次提供予定

Version11→Version12

JP1/IM - ManagerはJP1/IM2 - Managerに名称変更しました。

Version10→Version11

  • JP1/IM - ViewはJP1/IM - Managerに統合しました。

  • JP1/IM - TELstaffはJP1/TELstaffに名称変更しました。

  • JP1/AJS3 - POはJP1/AJS3 - Viewに統合しました。

  • JP1/AJS3 - POMLはJP1/AJS3 - Managerに統合しました。また、JP1/AJS3 - POMLは、JP1/AJS3 - POMに名称変更しました。

  • JP1/PFM - Baseは、JP1/PFM - Agent OptionやJP1/PFM - Remote Monitorに統合しました。

よくある質問

もっと詳しく知りたいときに -オンデマンド動画のご案内-

JP1は、ライセンス体系が複雑でユーザー様のお困りポイントの1つだと思います。Version13でのライセンスの考え方や、実践的なライセンスの活用方法を知りたい方向けのオンデマンド動画をご用意しています。

動画では、Version13の製品情報を含めて「JP1のライセンスで押さえるべきポイント」を分かりやすく紹介しており、ライセンスを有効に活用するためのヒントが満載です。
この機会に是非チェックしてみてください。

徹底活用!賢いJP1ライセンスの買い方、使い方【約51分】

    こんな疑問や課題がある方におススメ

    • JP1ライセンスの基本的な考え方を理解したい

    • 不要なライセンスを持っていないか確認したい

    • 保有ライセンスを超えて使っていないか不安

    JP1ブログをご覧いただいているみなさまへご案内

    いつもJP1サポート技術者ブログをご覧いただきありがとうございます。

    本ブログの執筆を担当しているアシストJP1サポートセンターは、「JP1認定技術者」の資格を持つサポート技術者の対応が支持され、お客様満足度は10年連続90%以上を維持しています。

    紹介サイトでは、サポートセンターが誇る3つの特徴とJP1の最新情報満載の提供サービスを、お客様の声とともにご紹介しています。是非ご覧ください。


    また、アシストとJP1保守契約を締結されている方は、Webサポートセンター「AWSC-2」をご利用いただけます。本ブログサイトではご紹介しきれない2,000件以上のFAQを公開していますので、是非ご利用ください。詳細は、下記リンクよりご確認ください。

    ページトップへ戻る