- 1GAN:全社生成AI実践プロジェクト
もうGleanのない仕事には戻れない!営業向けインタビュー
アシストが全社で導入している生成AI「Glean」。営業部門ではどのようにAIを使って業務に役立てているのでしょうか?営業とインサイドセールスの中堅・若手・キャリアチェンジのメンバーに聞いてみました。
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アシストでは、全社員が生成AIを実務利用できる環境を2023年9月から導入しています。
全社員を対象にした利用実績のなかで、群を抜いて利用が高かったユーザーセグメントにインタビューする企画の第二弾! 第一弾は生成AIネイティブの新入社員さんたちでしたが、第二弾は「中途入社」「サポートセンター」「Glean利用頻度がダントツ」の共通項を持つおふたりへのインタビューです。
中途入社の社員にもGleanは力を発揮するのか?サポート業務がGleanでどう変わったのか?技術者としてGleanのことどう思ってる?などなど、突っ込んで聞いてきました!
聞き手は、新卒入社、営業系部署、1GANCoEメンバーだけどGlean利用回数は2人の足元にも及ばない、という共通項の3人です。どうしたらそんな回数使うのか??素朴な疑問を胸に、インタビューに臨みました。
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── 今日登場してもらうのは、キャリア採用で中途入社された社員のなかでもっともGlean(グリーン) を使っている上位2名の方たちです。まずはお2人のプロフィールをご紹介します。
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木村 拓海さん
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喜田 絵里香さん
WebFOCUSのサポートセンター勤務。 2022年9月にアシスト中途入社。 前職は自動車の組み込み開発をやっていました。 アシスト社内Glean利用回数は第9位! |
── 今日のインタビュアーを務めるのは、釈迦堂(営業)、宮川(営業)、安江(営業企画)の3人です。
私たちは3人とも、全社生成AIプロジェクトのCoEでもあり、アシストでの生成AIの実践の取り組みを発信しています。それでは、さっそくインタビューをスタートしていきましょう。
── Glean利用度アンケートでは、お二人とも「利用頻度は1日10回程度」と回答していらっしゃいました。
しかし実際の利用回数は6ヵ月間で木村さんは6,586回、喜田さんは5,678回!
木村さんはアシストの中で5位、喜田さんは9位という結果なんですよ。
本当に1日10回しか使ってないんですか??
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平均すると1日10回程度だと思います。利用頻度は日によってまちまちで、すごく多い日は1日で100回以上利用したこともあります。 |
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私は1日10件は超えているかもしれないんですけど、そんなに使っている感覚はなかったですね。 |
── 喜田さんは、なぜ「Gleanに聞こう」を意識したんですか?
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会社がGleanを推してるというのと(笑)、Gleanに聞けば聞くほどGleanは育つということを聞いたので、「育てよう!」という親心で。 |
── 先ほどの利用回数は検索とチャットの合計の値ですが、木村さんは検索のほうが利用回数が多いですね。
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私は検索のほうが機能としては使いやすいですね。確実なものを出してくれる印象です。 |
── 逆にチャットの機能は信頼性に課題がある、ということですか?
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チャットの方は、何かの答えを出すために使う、というような使い方はしていなくて、例えばお客さんに送るメールを作成する際に、自分で作文しても多分問題ない内容だと思うんですが、もうちょっと違う表現で送りたいな、みたいに思う時があるじゃないですか。 |
── 喜田さんは、どんな時にGleanを使っていますか?
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私はよくGleanで人を検索していますね。 |
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人を検索した時に、この人はどこに所属してる人なのかな?みたいな感じで見ることは、私も結構ありますね。 |
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人によっては自己紹介文を入れているのですがそれすら読むのが面倒なときは、チャット画面で「〇〇さんについて教えて」って聞くと要約して教えてくれるんですよ。 |
── サポートセンターの業務では、どんな時にピープル検索をするんですか?
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最近サポートセンターとインサイドセールスで連携を始めているのですが、これまで関りがなかった部署なので知らない方が多くて。 |
── お二人だけではなく、サポートセンターの方はみなさん日常でこのような使い方をされているんですか?
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サポートセンターでのメインの使い方は、お客様のサポートIDで検索をして、提案当時の資料やお客様へ提出した導入報告書なんかが引っかかることがあります。そういった情報が問題解決のヒントになればいいので。 |
── 喜田さんも、サポートセンター業務で使うときはそんな感じですか?
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導入支援時の報告書を調べたいときに、「顧客名」と「導入支援報告書」みたいな感じで、「顧客名+何の資料を見たいのか」を入力して出してもらうことが多いですね。 |
── これまで、Gleanが無い時はどうしていたのでしょうか?
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これまでは、Google ドライブのなかを検索してました。 |
── ということは、資料検索についてはGleanがあっても無くても変わらない感じですか(汗)??
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導入支援の資料を見るということに絞って考えると、そこまで大きくは変わらないと思っています。 |
── Gleanやっぱりやめます、ってなったらどうなります?
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これはGleanに限った話ではないですが、生成AIとして使えなくなると正直不便だなと今は思います。 |
── 複数のツールにまたがる情報検索やナレッジの活用では、Gleanを使うとさらに効果があると感じているのですね。
── ではサポセンの業務で、Gleanが使えるようになって一番変わったことって何ですか?
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さっき木村さんがおっしゃっていたのですか、安心材料になるっていうのがあって、回答スピードが速くなった気がします。 |
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ケースによって色々ではあると思いますが、チャット機能でも世の中に聞ける内容の場合は正解に近いことを教えてくれるので。JP1とかWebFOCUSとか、製品のことに関しては結構めちゃくちゃな回答が来るんですけど、OS寄りの話などは普通に回答として使えるので。そこの調査が必要な質問に関しては単純に速くなったと思いますね。 |
── 対応スピードがだいぶ変わった、というのはお二人とも感じているのですか?
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気持ち的には早くなってると思う。実際の速度が速くなっているというよりかは、自分の使うリソースがだいぶ減っている気がします。 |
── Gleanが使えることによって自分でやるステップは減っているので、そこの部分で時間だけでなく心の負荷が減っている、ということなんですね!
── 他のサポートセンターメンバーがどんなふうに使っている、逆に使っていない、とか何か聞きますか?
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周囲の人には、なんでそんなに使うの?って聞かれます。 |
── それは、喜田さんがGleanをすごく使ってることで有名っていうことですか?
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そうなんです、巷で有名なんです(笑)。 |
── Gleanのヘビーユーザーということが周囲に認知されて、何か変わりました?
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週に一回ある課のMTGで、Gleanの使い方を見せてくれって言われて。見せると、そんな使い方もあるんだーって言われますね。 |
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確かに聞き方というのもありますが、そもそも何を聞くか、ということもあると思います。 |
── ハルシネーションを起こしているのかどうかをジャッジしないといけないですもんね。
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例えばお客様から新規の問い合わせが来たとき、このお客様が過去のサポート対応についてどのように評価をつけていたかを調べる場合があります。 |
── 答えが必ず1個に決まっているものなら、その答えが必ず入っているところに直接探しに行ったほうが早いし確実。
色々な方法が考えられるものなら、生成AIにヒントをもらったり代表的なものを教えてもらうのがいい、ということですね。
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多分みんなが、Gleanの回答のデータソースがどこなのかということを意識をしだすとそういうふうになるんだと思うんです。 |
── 他の皆さんも、データソースを意識するとさらにGleanを使いやすくなるってことですね。
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そうですね。例えばGleanのチャットは使いにくいなっていう考えが多少はなくなるかもしれません。 |
── 営業は、お客様企業のIR情報や中期経営計画から、お客様がこれからどういうことをなさろうとしているのかをGleanによく聞きます。
しかし自分のお客様の情報が知りたいのに、データソースで見ると同じ業種の違うお客様の情報も混ざっていることがあるんです。
そうなるとGleanから出てきた回答の中でどれが正しい情報でどれが他のお客様の情報なのかを意識して読まなくてはいけなくて。これってあまり意味がないですよね。
結局、このドキュメントから答えを出すように指定することで正しい回答は得られますが、それも面倒くさい。そうなるともう自分の顧客情報だけをどこかのフォルダに集める等のドキュメント管理の話になったりする。特にサポートセンターはお客様に正しい情報をフィードバックしないといけないから、そこはすごく意識するところですよね。
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そうなんです。お客様への回答内容にはすごく気を遣っています。 |
── 例えば最初の喜田さんの組織を調べる話とか、営業の自分は全然使い方を知らなくて、そういう見方があるんだって気付きました。
アシストがGleanを取り扱い製品として採用する際に、「検索窓を一個に!」っていう合言葉みたいなのがあったんですよ。当時のアシストはもうあっちこっち調べなきゃいけなかったし、全文検索システムはあったけど何もヒットしない、使い物にならない状態でした。
ただ、検索するだけならGlean以外にも色々な製品があるんですよ。その中でもGleanは人と人をつなげる機能を持っている、っていうのが面白いねっていうことで採用したのに。なのに自分はそういうふうに使ってなかった。実際に人と人との関係や情報と人を組み合わせて調べてる人がいるんだ!っていうのを知れて本当によかったです。
── 最近自分のGleanは覚えてほしくないことまで覚えちゃっていて。普段自分の担当顧客のことばかり聞いているので、他のお客様のことを聞きたい時も担当顧客のことを意識した回答ばかり出てくるんですよ。今はそんな情報はいらないんだけど!ってなりますね。
お二人のGleanも、担当製品っぽいことばっかり言ってくることとかあるんですか?
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特に製品指定しなくてもJP1のことが引っかかるようなことが多いように思うので、多分あるんだと。 |
── 逆に、木村さんのGleanのエンジンをJP1サポートセンターの新人さんにあげられたりするといいですよね。
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そういうのがあったら、便利かもしれないですね。 |
── 育ったGleanをください、みたいな。
営業が担当のお客様を引き継ぐ際にも、前任担当者が使っていたGleanエンジンを引き継げると便利そうですね。
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部署全体で共有するのもいいですよね。 |
── 今回の全社利用分析では、アシスト社員の97%が日常業務でGleanを使っていることがわかりました。これってすごくないですか?
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すごい数字だなと思います。ちなみに、Gleanを導入されているお客様企業ではどうなんですか? |
── 自分の担当のお客様にもご利用いただいていますが、アシストのように色々なSaasサービスとGleanをまだ繋げられてないんですよね。イントラとして利用している SharePointだけとか。ここも見たいあそこも見たいというと、その会社のセキュリティなど様々なルールの制約があって残念ながらできません、という状態のこともあります。アシストはSalesforce、Confluence、Google ドライブ等につなげてますよね。
先ほど木村さんがおっしゃっていましたけど、Google ドライブに入っているものならGoogle ドライブで完結できる。でも情報が色々なシステムにどんどん散在していっているのが現実なので、検索窓をGlean1つにできるっていうのはすごくメリットだと思いますね。
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アシストのように、複数のシステムをつなげるようになれば便利になるっていう感じなんですね。 |
── アシストのように全社で生成AIを使っているっていうお客様はまだそんなにいないかもしれないですよね。
となればアシストは先駆者として、このインタビューのようなアシストの活用事例をどんどん世の中に発信していかないといけないですよね!
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釋迦堂 亨
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宮川 英之
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安江 佳子
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アシストが全社で導入している生成AI「Glean」。営業部門ではどのようにAIを使って業務に役立てているのでしょうか?営業とインサイドセールスの中堅・若手・キャリアチェンジのメンバーに聞いてみました。
アシストでは生成AIの「Glean」を全社スケールで導入しています。直近の6カ月間の利用実績を分析したところ、驚きの結果が明らかになりました。利用回数や効果、社員へのインタビューをご紹介します。
アシストが全社で導入している生成AI「Glean」。全社での利用ランキングを出したところ、新入社員が上位に多数ランクインしていることがわかりました。この記事では上位3名の新入社員に、具体的な利用法を聞いていきます。