- 1GAN:全社生成AI実践プロジェクト
生成AIを全社にスケールしたら、驚異的な利用実態が明らかに。アクティブ率97%、1人平均1,000回?!アシストの生成AI利用実績を解説します
アシストでは生成AIの「Glean」を全社スケールで導入しています。直近の6カ月間の利用実績を分析したところ、驚きの結果が明らかになりました。利用回数や効果、社員へのインタビューをご紹介します。
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アシストでは、全社員が生成AIと横断検索を実務利用できる環境を2023年9月から導入しています。
導入後の利用トレンドを追いかけるべく、今年の春からの利用実績を見てみたところ、その利用実績のなかで、群を抜いて利用が高かったユーザーセグメントのひとつが、今年の4月に入社したばかりの新入社員さんたちでした。まさにデジタルネイティブ世代。
入社した時から生成AIが使える環境で、いったいどんなふうに実務に使っているのでしょうか?
聞き手は、24年前に入社した先輩社員。ふた回りもフレッシュな新人さんたちに、興味津々の質問を次々に投げかけていきます。
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── 今日登場してもらうのは、新入社員のなかでもっともGleanを使っている上位3名の方たちです。まずはみなさんのプロフィールをご紹介します。
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高木 恆さん
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佐々木 柊真さん
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菅原 瑞希さん
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── 今日のインタビュアーを務めるのは、上野と古賀です。
私たちは2001年に新卒でアシストに入社しまして、上野は営業、古賀はマーケティングの仕事をしています。
2人とも、全社生成AIプロジェクトのCoEでもあり、アシストでの生成AIの実践の取り組みを発信しています。
それでは、さっそくインタビューをスタートしていきましょう。
── みなさんは、Gleanをよく使っているなという実感はありますか?
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研修期間中に、Gleanのエンジニアをされている先輩から「よく使ってるね」と声をかけてもらっていたので、使っているほうなんだろうな、と思っていました。 |
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研修中はPythonのコードを書くのに使ったり、配属されてからはSQLのエラー文を投げて修正するような使い方をよくしています。使っている自覚はあります。 |
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今日はなんで呼ばれたのか不思議なくらい・・・使っている自覚はありません。隣の2人がよくGleanを使っているのは知っていたので、まさか同じくらい使っているとはと驚いています。 |
── 具体的にどんな使い方をしているのか、お1人ずつ聞かせてください。
まずは高木さんから。
高木さんの利用データを見てみると、検索とチャットの利用比率が6:1で、圧倒的に検索を使っています。
何について、そんなに検索しているのでしょうか?
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営業の先輩方がお客様にどんな提案書を出されているのか「提案書」を調べて見ています。 |
── 検索すると、知りたいことがパッと出てきますか?
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最初からたどり着けることもあれば、何回も検索を繰り返してヒットする、ということもあります。 |
── それにしても、高木さんの検索回数は全社でも群を抜いていまして、異次元すぎる利用頻度なんです。
1日当たりに換算すると、7分に1回はGleanを使っている計算になります。
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たしかに、それくらいの利用頻度で使っていますね。 |
── 新入社員研修の時から、本物の提案書を見ていたんですね!
私たちが新入社員の時は、配属後に先輩から教えてもらうまでは資料の場所なんてわからなかったはずです。
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Gleanなら、資料がどこにあるのかを知らなくても、検索すればたどり着けるじゃないですか。 |
── ちなみに、チャットはどんな使い方をしていますか?
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毎朝ニュース記事を読んでいる時に気になるワードが出てきたら、このワードについて社内にはどんな情報があるんだろう、とGleanに聞き始めます。 |
── ChatGPTは、入社前から使っていましたか?
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ChatGPTがリリースされた頃から使い始めていました。 |
ということは、ChatGPTがリリースされたのが2022年11月30日ですから、学生時代に既に1年半近くChatGPTを使って来た経験があって、入社後はGleanとの二刀流、ということですね。
高木さんと話していると、常にGleanやChatGPTが手元にあって、日常生活でも仕事をするうえでも自然にうまく使えているところに、生成AIを使いこなすリテラシーの高さを感じます。
── それでは次に、佐々木さんにインタビューしていきたいと思います。
チャットの利用回数は新入社員のなかだけでなく、全社員のなかでもトップレベル。
検索よりも、圧倒的にチャットを多く使われていますね。
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業務中は、常にチャットを使っています。 |
── いい質問ですね。
Gleanでいう検索とは、検索窓からのドキュメント検索や、社員についての情報検索、それから組織図を見る、なんていうのも検索を利用したことになります。
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組織図やドキュメント検索は、研修期間中はよく使っていました。 |
── 佐々木さんは、データベース製品のサポート担当として配属されています。
具体的にどのような業務でGleanのチャットを使っていますか?
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Gleanのチャットでコードを書くことが多いです。今日はその実例をお持ちしました。 |
── これはいいですね!
もしうっかり忘れていたとしても、この時間に教えてくれれば先輩社員が退勤する前に社内便を届けに行ける、という絶妙な時間帯なのもナイスアイデアです。
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Gleanにこういうことがしたいと伝えたら、スラスラとコードを書いてくれました。 |
── 専門的な知識がなくても、アイデアとGleanがあればこんなこともできちゃうという好例ですね。
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Pythonには馴染みがあったのですが、GAS(Google Apps Script)は初めてだったのでイチから書かなくてもコーディングできるところが助かりました。 |
── 資産の引き継ぎまで見据えているとは・・・、先を読む力が流石です!
情報やナレッジを個人持ちするのではなくて、オープンに共有して誰でも使えるようにしたり、流用して再利用することにもポジティブなマインドが入社1年目から育っているのもすばらしいですね。
ちなみに、本業ではどんな使い方をしていますか?
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主な使い方は、自分の知識や理解が正しいかをGleanに対して聞くことが多いです。 |
── 佐々木さんのチャット画面を見せてもらうと、会話がずっと続いていますね。Gleanと壁打ちを繰り返しているのがよくわかります。
この質問をGleanに聞くのと、先輩に聞くのとではどう違いますか?
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1つのことについて5回は掘り下げて聞いたりするので、先輩を相手にこの問答は申し訳なくてできないです。 |
── 「なぜ?」って5回繰り返されたら、たしかに先輩も平常心を保てないかもしれません・・。
佐々木さんのGleanの使い方は、Gleanの特性をよく活かしていますね。とことん理詰めで聞いても、ポンポン打ち返してくれる。お互いに機嫌よく仕事ができて、しかもパフォーマンスも落ちない。
いつでも気軽に聞ける身近なOJTが生成AIって、まさに時流に乗ったオンボーディングですね!
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── それでは最後に、菅原さんにGleanの使い方を聞いてみましょう。
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ちょっと前に、面白い使い方をしたのでその例をご紹介します。 |
── 生成AIを使いながらテストを解いてよい。・・って、これまでのテストの常識を超えてきましたね。
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新人研修でも、初めて採用されたみたいです。試験的に使ってみよう、ということでした。 |
── 生成AIを使いながら上手く答えを導くコツ、なんてあるのでしょうか?
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すべてが完璧な回答ではなかったので、自分で判断しながら解答を導いていく必要がありました。 |
── これからの実務では、お客様の課題に対してアシストが何を提案できるかを考え抜くシーンがいくつもあります。
その時には、社内にある情報やナレッジをフル活用しながら提案にまとめていくことになるので、Gleanを使って問題を解く、というのは未来を見据えた実践的なテストだったといえますね!
── みなさんの入社後のオンボーディングに、Gleanがよく役立てられているというのがわかりました。
もし、Gleanがなかったらどうなっていたでしょうか?
また、Gleanがあってよかった、ということがあったらお聞かせください。
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営業の仕事は、見積を作ったり、社内でのタスクが多くあり、最初はわからないことだらけです。 |
── 先輩の時間を使い過ぎないようにしている、ということですね。自力で情報を得てインプットを増やすプロセスは、自身の成長にもつながりそうです。高木さんの情報収集力は、褒められることも多いのでは?
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社内の情報を知り過ぎていて、驚かれたりします。 |
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新入社員で技術的なことは何も知らない状態とはいえ、ゼロから先輩に聞きに行くのは失礼かなと思っています。 |
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まずは自分で調べられる、というのがとてもいいと思っています。 |
── 入社したての時期は、先輩社員とのコミュニケーションや関係構築の途中ということもあって、皆さんの苦労が伝わってきます。
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私は人に聞くのが苦手なこともあって、余計にハードルを感じてしまっているのかもしれません。 |
── もっと気軽に話しかけてもらって大丈夫です!
菅原さんは、情報へのアクセスで困った経験があったのでしょうか?
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大学院での研究時代は、必要な情報を入手するまでがとにかく大変でした。 |
── たしかに、オープンな文化だから社内に公開されている情報も多く、そこに生成AIを使うと効果も高くなる、という方程式は成り立ちそうですね。
今日はインタビューへのご協力をありがとうございました。皆さんのこれからの活躍を応援しています!
上野 亮太
2001年にアシスト入社。入社以来ずっと営業として主に首都圏のお客様を担当。2022年から新設されたCX推進室のメンバーとして、CX(顧客体験価値)を高める施策を推進していく役割も担う。
アシストでの生成AI全社実践プロジェクト「1GAN」のCoE。
古賀 智美
2001年にアシスト入社。AIやBI分野のマーケティングを経て、2023年より「Glean」の日本国内での立ち上げに参加。マーケティングマネージャー。
アシストでの生成AI全社実践プロジェクト「1GAN」のCoE。
アシストでは生成AIの「Glean」を全社スケールで導入しています。直近の6カ月間の利用実績を分析したところ、驚きの結果が明らかになりました。利用回数や効果、社員へのインタビューをご紹介します。
アシストで生成AIを実務利用している社員へのインタビューの第2弾!第1弾の「新入社員」に続いて、この記事では「キャリア採用の中途入社社員」に、Gleanの使い方を聞いていきます。
アシストの全社コンテストで特別賞を受賞した、DX推進技術本部のGlean活用方法の一部をご紹介します。