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2021.12.06

Azure Storageからのデータ読み込み【Qlik Sense SaaSのデータ接続】

Qlik Sense SaaS環境にて、Azure Storageからデータを読み込む方法をお伝えします。Qlik Sense SaaSにはデフォルトでAzure Storageのコネクタが準備されており、接続設定もGUIで簡単に行えます。ただし、接続をするには事前にMicrosoftアカウントの準備やAzure Storageのコンテナーのパス取得などが必要となります。事前に必要となる作業からQlik Senseでの接続設定まで、まるっとご紹介します。

詳細は製品ヘルプも合わせてご参照ください。

目次

※本記事は2021年10月時点の[SaaS]で作成しています。

接続するMicrosoftアカウントの準備

Qlik Senseからデータ読み込みのために接続を行うMicrosoftアカウントを準備します。
アカウントにはアクセス制御(IAM)から、以下の権限を付与してください。

■ ストレージBLOBデータ共同作成者
■ ストレージBLOBデータ閲覧者

コンテナーのパス(URL)の取得

Qlik Senseからの接続設定の際に必要となるコンテナーパスを取得します。

1) 対象のコンテナーの[…]から[コンテナーのプロパティ]を選択します。

2) URLが表示されるため、右側の[クリップボードにコピー]を選択します。

Qlik Sense SaaSでの接続設定

ここからは早速、Qlik Sense SaaSから接続設定を行います。

1) Qlik Sense SaaS ハブ画面右上の[新規追加] - [データに接続]を選択します。

2) データを追加したいスペースを選択し、データソースから「Azure Storage」を選択します。

3) [Blob container path]に Azure Storage の[コンテナーのプロパティ]メニューから取得したコンテナーパスのURLを入力し、[Authenticate]を選択します。

<コンテナーパスの記入例>
http://(ストレージアカウント名).blob.core.windows.net/(コンテナー名)

4) 権限を与えたMicrosoftアカウントを選択します。

5) アクセス許可に関するポップアップが表示されるため、[承諾]を選択します。

6) 認証コードが表示されるため、[Copy to clipboad]を選択します。

7) Qlik Sense SaaSの画面に戻り、[Complete authentication with the code provided by the source]の欄に、コピーした認証コードを貼り付け、[Verify]を選択します。

8) 認証済みのメッセージが表示されます。接続名を設定し、接続定義の完成です。
[作成して分析]を選択すると自動でアプリが作成され、取り込むデータ選択の画面に遷移します。

9) 接続先のファイル一覧が表示されます。Qlik Senseに取り込みたいファイルを選択します。

10) ファイル内のデータが表示されます。取り込みたい項目にチェックをつけ、[次へ]を選択すると、データが取り込まれます。

さいごに

Qlik Sense SaaS環境にて、Azure Storageからデータを読み込む方法についてお伝えしました。Qlik Sense SaaSにはAzure Storage以外にも様々なクラウド環境へのコネクタが準備されています。ぜひ、Azure Storage以外にも、様々なクラウド環境からデータを読み込み活用してみてください。

また、Client-Managed(オンプレミス版)からAzure storageへ接続する場合は、Qlik WebConnectorが必要となります。接続手順については、弊社FAQサイトに説明がございますのでご覧ください。

■参考:Ashisuto Web Support Center(FAQ No:53729)
【動画あり】Qlik Sense on Windows から Azure Storage 上にあるファイルを読み込む手順

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