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2021.11.17
データ分析の基本~「集計関数の使い方」~
Qlik Senseを使い始めたばかりの方向けに、よく使用する集計関数の活用術についてご紹介します。売上合計を見たい、売上件数をカウントしたいというように、複数の値を集計する際に使用するのが「集計関数」です。
目次
※本記事は「2021年10月時点のSaaS]で作成しています。
はじめに
今回は集計関数の中でもよく使用するSum関数、Count関数、Avg関数、Concat関数の基本的な使い方をご紹介します。なお、本記事では下記のデータを使用します。
▼データ例
合計値の算出(Sum関数、Total修飾子)
値を合算する場合はSum関数を使用します。
例えば軸「年」、メジャー「Sum(売上)」で年ごとの売上を求めることができます。
また、以下のように軸に「商品名」を追加すると、「年」「商品名」ごとの売上を算出することができます。
ではここで、”年毎の売上全体に対する各商品の売上内訳”を算出したい場合、どのような方法があるでしょうか?割合や構成比を求める際に使用するのがTotal修飾子です。
Sum()内にTotal<項目名>と指定すると、<項目名>ごとの合計を求めることができます。以下の指定で、「商品名」を無視した「年」ごとの「売上」を返します。
Total修飾子を利用して、「商品名毎の売上÷年全体の売上」と記述すると、売上構成比が算出できますね!
データ件数の算出(Count関数、Distinct修飾子)
データの件数を数える場合はCount関数を使用します。
軸を「年」とすると、2020年はりんご、みかん、ぶどうの3件、2021年はりんご、みかん、みかんの3件が返ります。
また、データの総件数ではなく、ユニーク数をカウントしたい場合はCount()内にDistinct修飾子を追加します。結果、2021年は2件となります。
平均値の算出(Avg関数)
平均値を求める場合はAvg関数を使用します。
以下の指定で「年」ごとの売上平均を求めることができます。
Avg関数も、Sum関数やCount関数と同様に、Total修飾子、Distinct修飾子を使用できます。
関連付く値の表示(Concat関数)
複数の値をまとめて表示する場合はConcat関数を使用します。
集計対象の値や関連する値を表示・確認したい場合に便利です。
例えば「商品名」を;区切りで表示するには以下のように記述します。
また第3引数(並び順)に「売上」を指定すると、「売上」の小さい順に表示することも可能です。
さいごに
今回は基本的な集計関数についてご紹介しました。
他にも、データ分析を行うための関数が多く用意されていますので、ぜひメーカーヘルプサイトもご覧ください!
メーカーのヘルプサイト
https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Scripting/functions-in-scripts-chart-expressions.htm
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