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Qlik Senseで前年同月のデータを求めてみよう!
Qlik Senseで分析を行う際、前年同月のデータを使って比較をしたいと思ったことはありませんか?
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Qlik Senseを使い始めたばかりの方向けに、よく使用する集計関数の活用術についてご紹介します。売上合計を見たい、売上件数をカウントしたいというように、複数の値を集計する際に使用するのが「集計関数」です。
※本記事は「2021年10月時点のSaaS]で作成しています。
今回は集計関数の中でもよく使用するSum関数、Count関数、Avg関数、Concat関数の基本的な使い方をご紹介します。なお、本記事では下記のデータを使用します。
▼データ例
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値を合算する場合はSum関数を使用します。
Sum(売上) |
例えば軸「年」、メジャー「Sum(売上)」で年ごとの売上を求めることができます。
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また、以下のように軸に「商品名」を追加すると、「年」「商品名」ごとの売上を算出することができます。
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ではここで、”年毎の売上全体に対する各商品の売上内訳”を算出したい場合、どのような方法があるでしょうか?割合や構成比を求める際に使用するのがTotal修飾子です。
Sum()内にTotal<項目名>と指定すると、<項目名>ごとの合計を求めることができます。以下の指定で、「商品名」を無視した「年」ごとの「売上」を返します。
Sum(Total<年>売上) |
Total修飾子を利用して、「商品名毎の売上÷年全体の売上」と記述すると、売上構成比が算出できますね!
Sum(売上)/Sum(Total<年>売上) |
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データの件数を数える場合はCount関数を使用します。
軸を「年」とすると、2020年はりんご、みかん、ぶどうの3件、2021年はりんご、みかん、みかんの3件が返ります。
Count(商品名) |
Count(Distinct 商品名) |
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平均値を求める場合はAvg関数を使用します。
Avg(売上) |
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複数の値をまとめて表示する場合はConcat関数を使用します。
集計対象の値や関連する値を表示・確認したい場合に便利です。
例えば「商品名」を;区切りで表示するには以下のように記述します。
Concat(商品名,’;’) |
Concat(商品名,’;’,売上) |
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今回は基本的な集計関数についてご紹介しました。
他にも、データ分析を行うための関数が多く用意されていますので、ぜひメーカーヘルプサイトもご覧ください!
メーカーのヘルプサイト
https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Scripting/functions-in-scripts-chart-expressions.htm
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