Qlik Trainingブログ

  • Qlik Cloud
  • Qlik Sense
  • 運用者
2025.11.28

Qlik Automate活用術# Installerの次はRotator! ~Monitoring AppsのAPIキーの期限切れにサヨナラを~

Qlik Cloudの管理者の皆さん、そして、Qlik Automateの「Qlik Cloud Monitoring Apps Installer」
テンプレート(以下、Installerテンプレート)を利用してMonitoring Appsをご活用の皆さん、こんにちは!
本記事は、大好評いただいた「Qlik Automate活用術#モニターアプリを簡単に導入する方法」の第2弾です。

Installerテンプレートでアプリ導入の負担は大きく軽減されました。ただ、アプリのデータ接続に
使っているAPIキーに有効期限があることはご存じでしょうか。APIキーを定期的に更新(Rotator)
することは、セキュリティ対策の観点からも非常に重要です。有効期限が切れると、せっかく導入
したアプリのデータ更新がストップしてしまい、APIキーの再作成も必要になります。

今回は、Monitoring AppsのAPIキーの管理を自動化できるQlik Automateのもう一つのテンプレート
「Qlik Cloud Monitoring Apps API Key Rotator」(以下、Rotatorテンプレート)をご紹介します。
Monitoring AppsのAPIキー期限切れの心配から解放される、管理者さま必見のテンプレートです!

目次

※本記事は「2025年10月時点のSaaS」で作成しています。

Qlik Cloud Monitoring Apps API Key Rotator とは

このテンプレートは、Qlik Automateのテンプレートの1つで、Qlik Cloud Monitoring Appsの継続的な運用を
サポートします。(APIキーの有効期限をスケジュールをもとに最新に保ちます!)
前回ご紹介した「Qlik Cloud Monitoring Apps Installer」テンプレートでMonitoring Appsを導入(Installer)
したあと、そのアプリのデータ接続に使われるAPIキーの有効期限を自動で更新(Rotator)してくれます。

Installerテンプレートで導入の手間を削減し、Rotatorテンプレートで運用(キー管理)の手間をゼロにする、
効率的な二刀流を実現するテンプレートです。

テンプレート名 役割
Qlik Cloud Monitoring Apps Installer Monitoring Appsの導入・初期設定を自動化
Qlik Cloud Monitoring Apps API Key Rotator 導入後のAPIキーの自動更新・継続運用を実現

設定手順

1)Qlik Cloudにアクセスし、[分析]画面の[自動化]を開きます。

2)[+新しい自動化を作成]をクリックします。

3)[Tenant Administration]>[Qlik Cloud Monitoring Apps API Key Rotator]の[テンプレートの使用]を
  クリックします。

4)[名前]に任意の名称、[スペース]でMonitoring Appsが配置されたスペースを選択し、
  [作成]をクリックします。

5)テンプレートの画面が表示されるため、[Start]>[Run Mode]で[Scheduled]を設定し、
  Qlik Automateを実行するスケジュールの曜日・時間・タイムゾーンなど任意で設定します。
  ※APIキーの最大有効期限よりもスケジュールの間隔が短くなるように設定します。
  ※Rotatorテンプレートの実行スケジュールは、Monitoring Appsのデータ更新(リロード)と
   重ならないように設定してください。

6)[Variable - dataConnectionSpaceId]ブロックを選択します。
  [Operations on dataConnectionSpaceId]>[Value]にスペースIDを設定します。

※スペースIDの確認方法※
[分析]>[カタログ]で該当スペースを絞り込んだ時のURLで確認できます。
「space_filter=6900・・・95」の「6900・・・95」部分がスペースIDです。

7) [▶Run]で実行します。

8) 処理が始まるため終わるまで待ちます。「Finished」「Success」と表示されたら終了です。

結果確認

[管理]画面から、APIキーの「失効日」が更新されていることを確認します。
※APIキーは「QCMA-<スペースID>」のような名称です。
※APIキーの最大有効期限が10日の場合、「作成日」の10日後に「失効日」が設定されます。

留意点

安定した運用をおこなうため、以下の点に注意してください。

・Installerテンプレートと併用で利用
 「Qlik Cloud Monitoring Apps API Key Rotator」テンプレートは、「Qlik Cloud Monitoring Apps
 Installer」テンプレートで導入されたMonitoring Appsと併用して使用してください。
 Rotatorテンプレートは、Installerテンプレートで作成されたAPIキーやデータ接続を前提としています。

・Installerテンプレートを任意のスペースに配置
 Rotatorテンプレート設定時には、どのスペースにあるAPIキーを更新するかを指定する必要があります。
 そのため、「Qlik Cloud Monitoring Apps Installer」テンプレートを個人スペースで利用している場合は、
 任意のスペースに移動してご利用ください。

・Rotatorテンプレートのスケジュール間隔
 APIキーの最大有効期限を迎える前に、Rotatorテンプレートが実行されるようスケジュールを
 設定してください。
 例:APIキーの最大有効期限よりもスケジュールの間隔が短くなるように設定します。
   APIキーの最大有効期限が10日の場合、スケジュールは週(7日)に1回に設定する、など。
 ※APIキーの最大有効期限は、Qlik Cloudの[管理]画面>[設定]>[機能コントロール]>[API キー]
  より確認できます。

・Rotatorテンプレートの実行時間の調整
 Rotatorテンプレートの実行時間は、Monitoring Appsのデータ更新(リロード)と重ならないように
 設定してください。

さいごに

Qlik Automateのテンプレートを利用することで、Monitoring Appsの簡単な導入と自動での運用が実現
します。これにより、Qlik Cloudの運用状況を効率的に把握するための便利なアプリMonitoring Appsを、
手間なくご活用いただけます!

ぜひ、この「Installer」と「Rotator」の 2 つのテンプレートを活用して、さらなる効率化と安定運用を
進めてください。Qlik Cloud管理の新たなステージの実現につながることを願っています!

参考情報
・本設定についてのメーカーCommunity
 Qlik Cloud Monitoring Apps Workflow Guide
・Monitoring Apps関連ブログ
 モニタリングアプリで現状をチェックしてみよう-Qlik Cloud編
 Qlik Sense SaaSの利用状況を調査しよう!~利用ログ分析アプリ~

執筆者情報:

株式会社アシスト CX本部 サポートサービス技術統括部

Qlik のサポートエンジニアとして、高校野球の聖地からお客様の
『困った』の解決に奮闘中。変化の激しい技術の進化を追いかけ、
楽しみながら知識をアップデートしています!

お客様の『こうしたい』をお届けできるよう努めます!

関連している記事

  • Qlik Sense
  • What′s New
2025.11.20

November 2025がリリースされました!

2025年11月5日、Qlik Senseの新しいバージョン「November 2025」がリリースされました! 今回は「November 2025」で追加された新機能についてご紹介します。

  • Qlik Cloud
  • 運用者
2025.10.20

Qlik Automate活用術#モニターアプリを簡単に導入する方法

本記事では、Qlik Automateの「Qlik Cloud Monitoring Apps Installer」テンプレートを使用した、モニターアプリの簡単な初期導入・更新手順をご紹介します。

  • Qlik Cloud
  • Qlik Sense
  • 開発者
  • 利用者
  • データロード
  • 可視化・分析
2025.09.30

あなたは何個知ってる?Qlik Senseの便利なキーボードショートカット14選

ショートカットを知っているだけで、開発効率はもちろん、アプリの閲覧効率もアップします! 今回は、数あるショートカットの中から「これは覚えておきたい!」というものを厳選して紹介します。

ページの先頭へ戻る