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先行ロードを使用してスクリプトを短くまとめよう!
先行ロードの機能を使用すると、すぐ下に記載されたLOAD文の結果をデータソースとして、上のLOAD文で使用することができます。
縦横の集計表であるピボットテーブルでは、複数のデータが表示されています。
そのため、どこを参照しているのかわかりにくくなるため、背景に色をつけることがあります。1行毎や条件によって背景色を変更する方法は「テーブルチャートの背景色を変更する方法」でご紹介しました。
ここでは、ピボットテーブルの合計行に色をつける方法をご紹介します。
※本記事は「2022年12月時点のSaaS」で作成しています。
ピボットテーブルのプロパティにある軸・メジャーそれぞれの「背景カラー表現」に、カラー関数を設定します。
■設定箇所
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■画面イメージ
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カラー関数の詳細は下記ヘルプをご覧ください。
https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/ChartFunctions/ColorFunctions/color-functions-charts.htm
合計行の背景色を設定するには、軸の数を取得するDimensionality関数を利用します。
以下の表でDimensionality関数の返す値を確認しましょう。合計行は0、一つ目の軸「商品大分類」は1、二つ目の軸「商品中分類」は2、という値が返ります。
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このDimensionality関数とIf関数と組み合わせることで、合計行に色をつけることができます。
■数式例
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=if(Dimensionality()=0,RGB(216,220,237))
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■画面イメージ
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IF文の中にIF文を記述することで、合計行と商品大分類の背景色を変更することもできます。
■数式例
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if(Dimensionality()=0,RGB(216,220,237),
if(Dimensionality()=1,RGB(207,218,210) ))
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■画面イメージ
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Dimensionality関数を使いピボットテーブルの合計行の色を設定する方法をご紹介しました。SecondaryDimensionality関数では、列軸の数を取得できますので、列で色設定することができます。
大量のデータを表示する際、少しでも見やすいチャート作成のお助けになれば幸いです。
先行ロードの機能を使用すると、すぐ下に記載されたLOAD文の結果をデータソースとして、上のLOAD文で使用することができます。
テーブルに表示する列や行を、ユーザーが選択できるようにする方法をご紹介します!
Qlik Senseでは運用状況を効率的に把握するための 便利なモニタリングアプリが用意されています。 モニタリングアプリの使い方をご紹介いたします。